ノラリーマン

ノラリーマン １話 作品が俺にポイントをよこせと言っている。

ノラゴエモンは困っていた。
格好はだるまさんみたいな男、明らかに人間ではない。
タイムマシンが壊れ、河原のどこかにたどり着いた。
周りを見回しても、川、道路、車、何があるかわからない。
ノラゴエモンは近くに落ちていた雑誌を見る。
「これがこの時代の服装か」
本、下半身がジーパン、上半身が赤い服に胸元を出したジャンパーを着ている。
無駄にかっこいいポーズで、「これが聖騎士、太陽の戦士」と書かれている。
「とりあえず人間の格好でもするか」


ふわーあ。
入間満（イルマミチル）は目覚めた、時計をみたら７時半。
休日だけど、うちの家は規律がキッリツしてる、なんつって。
休日だろうが、平日だろうが、うちの母は早起きしてトースターと目玉焼きを作る。
そろそろ母が目覚めて、トースターを作るころだろう。
服を着替えて、下に降りて、今日の悟飯は何かなと１Ｆの台所に行く。
机の食器をならべる母親……

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そして謎の男が椅子に座っている。
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満は目を疑った。
しかもその男、格好が普通じゃない。
黒色のジーパン、長袖の薄手の赤いシャツのうえに、胸元が大きく開いたジャンパー。
頭も黒いのに、重力を無視したかのごとく真上に髪の毛がたっている。
変な男は話しかけた。
「よぅ、満君。今日はアルエッセンの目玉焼きだってな、よかったな」
満は叫んだ、「母さん誰コイツ！！」って。
母は不思議そうな顔をして「あら、遠い親戚のゴエモンさんじゃない」。
「知らないよ！そんな大泥棒とそっくりな名前の人の親戚何て！！」
ゴエモンは「若いなぁ」と言いながら、食器と料理を並べ終わった机の上のアルエッセンの乗った目玉焼きを食べている。

２０分後、ゴエモンは自分の部屋にやってきた。
「よぅ、満。ガルガルマンの７巻どこかにないか」
「あんたが自分の正体教えてくれたらね」
「そうか、あの装置効かない体質何だな。」

ゴエモンは「よっこらしょ」といいながら、満の部屋の胡坐をかく。
そして、背中に背負っているリュックサックから何かを取り出す。
何か不自然だ、リュックサックの５ばいくらいの大きな何かがでてきた。
縦1m、横2mの長方形ぐらいの大きさに巨大なアンテナが付いているシンプルなものだ。
「……何ですか」
「洗脳装置ﾊﾁﾊﾁﾊﾁ」
「何でもってるんだよ！！」
「いやさ、未来からきたロボットだし」
「未来からって……ロボット」
「犬型ロボットRY-37ていうロボット」

満は切れた。
「電源切れよ！」
「電源切っても、洗脳されたときにできた記憶は残るよ、そもそも規制事実を作る機械だし」
「何であんたそんなのもってるんだ！」
「タイムマシンが壊れて住むところないしなぁ、タイムパトロールに捕まると大変だし、この街を隠れ蓑にするわ頼むわ」
「いや、そんな買い物気分で言われても」
「頼むぜ満君」

そんな会話をして、もう一か月たった。
結局何も変わらなかった。
ゴエモンは別の余った部屋で暮らしている。
異次元装置を連れてきて、部屋を５０畳ぐらいにしてる。
満は部屋をノックして五右衛門の部屋に入った、タンスと机という殺風景のへや、そして不自然に壁にへばりついた鏡。
満は迷わず鏡を開くと、大きな部屋に入った。

そこは、研究室のようなところだ。
たくさんのモニターがあり、たくさんの椅子がある。
（何で椅子がたくさんあるんだ？）

「よう満、暇か？」
椅子に座っていたゴエモンは、椅子をぐるりを回して満に話しかけた。
「ぼちぼちだな、前にあんたが強盗をレーザーガンで撃破しかねない以外はな」
前にゴエモンは近くに強盗した相手をレーザーガンで撃破しようとした。
レーザーガンの威力は未来からきた兵器らしく、戦艦など戦車など一撃で簡単に破壊できる代物である。
そんなものを強盗相手にぶっぱなつゴエモンはいかれている。