明日への架け橋~絆~

ひっつー

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エピローグ

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 あれから3年の月日が流れた――。
 私と海斗は無事学校を卒業し、私は会社員として、海斗は大学へ進学し、それぞれの道を歩んだ。
 ただ、お盆、聖耶の誕生日・命日には必ず、聖耶の両親の椿さんと文哉さん、海斗と私の4人でお墓参りに行くようにしている。
 そして、今日はその聖耶の誕生日である。
 いつものように皆、近藤家に集まり、近くの墓地に足を運んだ。

 聖耶の墓石を丹念に洗い、花や線香などをあげて、最後にお供え物を添えて、いつものように1人ずつ拝んで一言をかけていった。
 その帰り際、私は皆と別れ再び、聖耶のお墓の前にやってきて、墓石を撫でながら、
「ねぇ、聖耶。3年前のアレね、どうして聖耶が怒ってたのか理由を後々海斗から聞いたんだけど……」
 実際、あの事が原因でこのような結末を迎えるとは思ってはいなかったよ……。
 あの事故の真相――。
 私たちは聖耶の誕生日が近かったから、その為にいろいろと計画をしていてたんだけど、運命のあの日――。
 聖耶が先に帰ったあの後、私たちは、行動に移ったのだけど……、ふと海斗が、演劇でもやってみないか? なんてことを藪から棒に言うものだから、仕方なくすることになったんだけど……今思うとこれをやったことを深く、深く後悔した。
 それで調子の乗った海斗が無理矢理キスシーンの流れをやり始めて、実際にはしないものの……互いの顔の間隔が凄く近くて、凄く熱くなった。
 そのときに忘れ物を取りに来た聖耶が教室に戻ってきた……。
 それがきっかけで聖耶を失うことになってしまった――。

「私がもっと聖耶の気持ちに気づいていればこんなことにならなかったのに…………ごめんなさい……」
 急に涙がこみ上げてきた。こんなに涙が溢れ出てきたのはきっとあの時以来だろう……。
 暫く、その場に座り込んで声を殺して静かに私は泣いた――。
 気が済むまで一通り泣いたら、気分が少しだけ晴れたような気がした。
「それじゃ、私行くね、またね」
 満面な笑みで別れを告げて、私はこの場を離れた。

 ――まだ先の事かも知れないけど、あっちの世界で一緒になれればいいね、聖耶――。
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