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第一章 エトランゼ
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「ねえ、カナタ? 痛くて、怖いでしょう? 辛くて、苦しいわよね? ウァラゼル、気になることがあるの。どうして頑張ったの? ウァラゼル、知っているのよ。あなた、ウァラゼルを倒そうとしたのでしょう?」
彼女の言葉一つ一つが、杭となってカナタの身体を縫い止める。
全身が痛い。
息をする度に、壊れた身体の内部が無理を訴えてきて、ありえないほどに苦しい。
そして何よりも、目の前の少女が怖い。
なんで自分がこんな目に合わなければならないのか。エトランゼとしてこの世界にやってきた中で、どうして自分だけが。
「無理よ。無理無理、不可能。だってウァラゼルは御使いだもの。人の力の及ぶものではないの。その意味を理解できないわけではないでしょう? あなた、山が崩せる? 海を消せる? 星を動かせる? できないでしょう? そう言うものよ。御使いは倒せない。だってあなた達は、人間だもの」
「――ああ、そうかい――!」
黒い剣が唸りを上げる。
咄嗟に伸ばした腕に受け止められながらも、全身傷だらけのヴェスターは勝負を諦めてはいなかった。
「獣。生きていたの? ウァラゼルを不機嫌にするためだけにいるのかしら?」
「んなわけねえだろ。いいことも悪いことも、何一つてめぇのためになんざ生きちゃいねえよ!」
ヴェスターの猛攻が、ウァラゼルに防御姿勢を取らせる。
しかし、それでも彼女のセレスティアルは万能だった。防ぎながら、攻撃に転じることも不可能ではない。
先程と同じように背中から伸ばされたその刃がヴェスターへと襲い掛かる。
「ぬかるんじゃねえぞ、小僧!」
「言われなくても……!」
飛んできた炎と、続いて振るわれた斬撃が、それを叩き落とした。
トウヤの手に持つそれは、最早剣ですらない。黒曜石を削り上げて、辛うじて棒状になっているだけの単なる塊だ。
ウァラゼルは、黒曜石、琥珀金など、エイス・ナハルの教典に置いて穢れた金属とされているものに対してのみ、防御行動をとる。
ヴェスターの魔剣にも、恐らくはそれが混ぜられた金属が使われているのだろう。
例えセレスティアルによって護られていたとしても、恐らくは身体にとって何かしらそれが害になることを知っている。だから、本能的に防御してしまう。
「この距離なら、どうだあぁ!」
灼熱を纏った黒曜石の棒が、ウァラゼルを突き差し、
「人間様の底力、受けてみなぁ!」
そこにヴェスターの斬撃が楔を打ち込む。
「ウァラゼルの邪魔をしないで。邪魔をするな、邪魔なのよ、つまらない、面白くない。こんなのウァラゼルは望んでない!」
「カナタ!」
ウァラゼルのセレスティアルに薙ぎ払われ、遠くに弾き飛ばされながら、トウヤはその名を呼んだ。
それが引き金となる。
自分でももう、何をどうしたか判らない。
気付けばカナタは立ち上がっていた。
そしてその手には極光の剣を持ち、ウァラゼルの眼前へと躍り出る。
「カナタ! 怖くないの? 痛くないの? 人間の癖に、どうしてそこまで頑張れるの? ウァラゼルはあなたが嫌いよ、嫌いになったわ! 面白いお人形だと思っていたけど、あなたはウァラゼルの嫌がることばかりをするんだもの!」
「怖いし、痛いのも嫌に決まってるじゃん! ボクだって逃げたいよ、もう帰りたい! ……でも!」
カナタの放つセレスティアルが増大する。
剣はより力強く、両手で持つに相応しいほどの大きさへ。
そしてその余剰エネルギーは、一対の翼となって、カナタの背後からその勢いを後押しした。
「ここで逃げたら、大切なものがなくなっちゃう。この世界で見つけた、ボクの大事なものが!」
「このぉ……! 人間の、分際でぇ!」
「人間で悪い!? いいじゃん別に、こう見えても一生懸命生きてるんだからぁ!」
二つのセレスティアルがぶつかりあう。
カナタの背中から伸びた光の翼は、彼女自身を後押しする役割となり、両手で持った光の剣は徐々にウァラゼルのセレスティアルを浸蝕し、断ち切ろうとする。
対するウァラゼルも苦痛と、恐怖と、そして何よりも怒りに満ちた表情でカナタを睨みつけながら、両手でセレスティアルの壁を厚く、より強固なものへと作り上げていく。
交差する輝きは大きな火花を散らして戦場を染め上げる。炎のように明るく、稲妻のように恐ろしく。
ばちばちとお互いの光が干渉し、弾けあう音を聞きながら、ウァラゼルは内心で自分が酷く焦っていることに気が付いた。
嫌だ。
こんなものは楽しくない。
あってはならないことだ。エイス・イーリーネの使いである御使いが、人間に敗れることなど。
カナタの剣が、浸蝕を深める。
「あああぁぁぁぁぁぁ!」
気合いの叫びと共に光は増大し、ついにはウァラゼルの纏うセレスティアルの守護を突破し始めた。
縦に一閃。
続いて横に、十字を描くように極光の剣が踊る。
それによりウァラゼルを護るセレスティアルは完全に消滅した。
「後は、もう一撃!」
「させないんだから!」
背中から、指先から伸びたセレスティアルが糸のようにカナタを縛り付ける。
それでもなお攻撃を加えようとするが、全身に細い糸が食い込み、鋸のように肌に赤を散らしていく。
「勝ちだよ、ウァラゼルの勝ち! カナタの負け! 負けなんだから、結局人間が御使いに勝つことなんて、できないんだから!」
キンキンと頭に響く歓喜の声と共に、カナタを真似るように、ウァラゼルの手に極光の剣が握られた。
「でも一つだけ。あなたの翼、とっても綺麗。ウァラゼル、それだけは気に入っちゃった! それじゃあ、サヨナ……!」
その剣がカナタに触れる直前。
ウァラゼルが、別れの言葉を終える前に。
その身体に突き刺さるものがあった。
心臓を貫く漆黒の杭。
黒曜石で作られた杭状の弾丸が、悪性の御使いの胸に深々と突き立てられた。
「う、そ……? こんなもの、で?」
その視界は捉える。
ウァラゼル達の戦いの外側にいる、一人の男を。
過剰なまでに長い、二つ折りの砲身を一本に伸ばしたその銃は、真っ直ぐにその先端をウァラゼルへと向けていた。
対御使いのために作り上げた切り札。遠距離からの、オブシディアンの弾丸による超高速の狙撃を可能とした、魔法式リニアライフル。魔法技術により生み出された電磁力で加速された弾丸は、ウァラゼルの認識の外から彼女に防がれるよりも早く、弾丸をその身体に届かせた。
「ヨ、ハン……? 空っぽの、エトランゼの……くせに………凄い」
嗚呼、忌まわしい。忌まわしい。
嫌いだ、本当に嫌いだ。人形の癖にこうして抵抗して、オイタをして、反省一つせずにまた立ち向かってくる。
その意味を理解していない。お馬鹿な生き物だ。人間なんて、人間なんて。
それでも、不思議と彼女は笑っていた。
最後にいいものが見れたから、それでいいと。長い時を越えてこの地に現れた御使いは、そう思った。
「あは……。カナ……タの………翼、も。……とって…も、綺麗……だし。うん……。ウァラ、ゼル。楽しみ……。あなた、達が………この大地を……変えてしまうの……」
ウァラゼルを空に浮かばせていた力が消えて、小さな身体が地面に落ちた。
倒れたまま、空を見上げてウァラゼルは手を伸ばす。
その行動に何の意味があるのか、それはこの場の誰にも、ウァラゼル自身にすらも判らない。
その肉体は残らず、まるで空に還るかのように光になって消えていった。
同時に彼女が生み出した異形達も動きを止めて、セレスティアルへと戻り、やがては消滅していく。
静寂が辺りを包み込む。
果たして何がどうなったのか、自分達が勝ったのか、未だ誰もその真偽を図りかねていた。
誰かが何かを言わねばならない。そしてその期待は、立役者である一人の少女に向けらられるのは当然だった。
「あー……。勝った、の?」
何とも、間抜けな言葉。
カナタのその一言に答えたのは、大地を断ち割るような鬨の声だった。
「なら、よかった。……じゃあ、ボクも……ちょっと寝るね」
ぐらりと、その身体が倒れる。
とてもではないが支えきれないほどの期待をかけられ、見事にそれに答えて見せたのは、一人の少女、小さな英雄。
彼女は今、ようやくその肩の荷を下ろして、深い眠りについた。
彼女の言葉一つ一つが、杭となってカナタの身体を縫い止める。
全身が痛い。
息をする度に、壊れた身体の内部が無理を訴えてきて、ありえないほどに苦しい。
そして何よりも、目の前の少女が怖い。
なんで自分がこんな目に合わなければならないのか。エトランゼとしてこの世界にやってきた中で、どうして自分だけが。
「無理よ。無理無理、不可能。だってウァラゼルは御使いだもの。人の力の及ぶものではないの。その意味を理解できないわけではないでしょう? あなた、山が崩せる? 海を消せる? 星を動かせる? できないでしょう? そう言うものよ。御使いは倒せない。だってあなた達は、人間だもの」
「――ああ、そうかい――!」
黒い剣が唸りを上げる。
咄嗟に伸ばした腕に受け止められながらも、全身傷だらけのヴェスターは勝負を諦めてはいなかった。
「獣。生きていたの? ウァラゼルを不機嫌にするためだけにいるのかしら?」
「んなわけねえだろ。いいことも悪いことも、何一つてめぇのためになんざ生きちゃいねえよ!」
ヴェスターの猛攻が、ウァラゼルに防御姿勢を取らせる。
しかし、それでも彼女のセレスティアルは万能だった。防ぎながら、攻撃に転じることも不可能ではない。
先程と同じように背中から伸ばされたその刃がヴェスターへと襲い掛かる。
「ぬかるんじゃねえぞ、小僧!」
「言われなくても……!」
飛んできた炎と、続いて振るわれた斬撃が、それを叩き落とした。
トウヤの手に持つそれは、最早剣ですらない。黒曜石を削り上げて、辛うじて棒状になっているだけの単なる塊だ。
ウァラゼルは、黒曜石、琥珀金など、エイス・ナハルの教典に置いて穢れた金属とされているものに対してのみ、防御行動をとる。
ヴェスターの魔剣にも、恐らくはそれが混ぜられた金属が使われているのだろう。
例えセレスティアルによって護られていたとしても、恐らくは身体にとって何かしらそれが害になることを知っている。だから、本能的に防御してしまう。
「この距離なら、どうだあぁ!」
灼熱を纏った黒曜石の棒が、ウァラゼルを突き差し、
「人間様の底力、受けてみなぁ!」
そこにヴェスターの斬撃が楔を打ち込む。
「ウァラゼルの邪魔をしないで。邪魔をするな、邪魔なのよ、つまらない、面白くない。こんなのウァラゼルは望んでない!」
「カナタ!」
ウァラゼルのセレスティアルに薙ぎ払われ、遠くに弾き飛ばされながら、トウヤはその名を呼んだ。
それが引き金となる。
自分でももう、何をどうしたか判らない。
気付けばカナタは立ち上がっていた。
そしてその手には極光の剣を持ち、ウァラゼルの眼前へと躍り出る。
「カナタ! 怖くないの? 痛くないの? 人間の癖に、どうしてそこまで頑張れるの? ウァラゼルはあなたが嫌いよ、嫌いになったわ! 面白いお人形だと思っていたけど、あなたはウァラゼルの嫌がることばかりをするんだもの!」
「怖いし、痛いのも嫌に決まってるじゃん! ボクだって逃げたいよ、もう帰りたい! ……でも!」
カナタの放つセレスティアルが増大する。
剣はより力強く、両手で持つに相応しいほどの大きさへ。
そしてその余剰エネルギーは、一対の翼となって、カナタの背後からその勢いを後押しした。
「ここで逃げたら、大切なものがなくなっちゃう。この世界で見つけた、ボクの大事なものが!」
「このぉ……! 人間の、分際でぇ!」
「人間で悪い!? いいじゃん別に、こう見えても一生懸命生きてるんだからぁ!」
二つのセレスティアルがぶつかりあう。
カナタの背中から伸びた光の翼は、彼女自身を後押しする役割となり、両手で持った光の剣は徐々にウァラゼルのセレスティアルを浸蝕し、断ち切ろうとする。
対するウァラゼルも苦痛と、恐怖と、そして何よりも怒りに満ちた表情でカナタを睨みつけながら、両手でセレスティアルの壁を厚く、より強固なものへと作り上げていく。
交差する輝きは大きな火花を散らして戦場を染め上げる。炎のように明るく、稲妻のように恐ろしく。
ばちばちとお互いの光が干渉し、弾けあう音を聞きながら、ウァラゼルは内心で自分が酷く焦っていることに気が付いた。
嫌だ。
こんなものは楽しくない。
あってはならないことだ。エイス・イーリーネの使いである御使いが、人間に敗れることなど。
カナタの剣が、浸蝕を深める。
「あああぁぁぁぁぁぁ!」
気合いの叫びと共に光は増大し、ついにはウァラゼルの纏うセレスティアルの守護を突破し始めた。
縦に一閃。
続いて横に、十字を描くように極光の剣が踊る。
それによりウァラゼルを護るセレスティアルは完全に消滅した。
「後は、もう一撃!」
「させないんだから!」
背中から、指先から伸びたセレスティアルが糸のようにカナタを縛り付ける。
それでもなお攻撃を加えようとするが、全身に細い糸が食い込み、鋸のように肌に赤を散らしていく。
「勝ちだよ、ウァラゼルの勝ち! カナタの負け! 負けなんだから、結局人間が御使いに勝つことなんて、できないんだから!」
キンキンと頭に響く歓喜の声と共に、カナタを真似るように、ウァラゼルの手に極光の剣が握られた。
「でも一つだけ。あなたの翼、とっても綺麗。ウァラゼル、それだけは気に入っちゃった! それじゃあ、サヨナ……!」
その剣がカナタに触れる直前。
ウァラゼルが、別れの言葉を終える前に。
その身体に突き刺さるものがあった。
心臓を貫く漆黒の杭。
黒曜石で作られた杭状の弾丸が、悪性の御使いの胸に深々と突き立てられた。
「う、そ……? こんなもの、で?」
その視界は捉える。
ウァラゼル達の戦いの外側にいる、一人の男を。
過剰なまでに長い、二つ折りの砲身を一本に伸ばしたその銃は、真っ直ぐにその先端をウァラゼルへと向けていた。
対御使いのために作り上げた切り札。遠距離からの、オブシディアンの弾丸による超高速の狙撃を可能とした、魔法式リニアライフル。魔法技術により生み出された電磁力で加速された弾丸は、ウァラゼルの認識の外から彼女に防がれるよりも早く、弾丸をその身体に届かせた。
「ヨ、ハン……? 空っぽの、エトランゼの……くせに………凄い」
嗚呼、忌まわしい。忌まわしい。
嫌いだ、本当に嫌いだ。人形の癖にこうして抵抗して、オイタをして、反省一つせずにまた立ち向かってくる。
その意味を理解していない。お馬鹿な生き物だ。人間なんて、人間なんて。
それでも、不思議と彼女は笑っていた。
最後にいいものが見れたから、それでいいと。長い時を越えてこの地に現れた御使いは、そう思った。
「あは……。カナ……タの………翼、も。……とって…も、綺麗……だし。うん……。ウァラ、ゼル。楽しみ……。あなた、達が………この大地を……変えてしまうの……」
ウァラゼルを空に浮かばせていた力が消えて、小さな身体が地面に落ちた。
倒れたまま、空を見上げてウァラゼルは手を伸ばす。
その行動に何の意味があるのか、それはこの場の誰にも、ウァラゼル自身にすらも判らない。
その肉体は残らず、まるで空に還るかのように光になって消えていった。
同時に彼女が生み出した異形達も動きを止めて、セレスティアルへと戻り、やがては消滅していく。
静寂が辺りを包み込む。
果たして何がどうなったのか、自分達が勝ったのか、未だ誰もその真偽を図りかねていた。
誰かが何かを言わねばならない。そしてその期待は、立役者である一人の少女に向けらられるのは当然だった。
「あー……。勝った、の?」
何とも、間抜けな言葉。
カナタのその一言に答えたのは、大地を断ち割るような鬨の声だった。
「なら、よかった。……じゃあ、ボクも……ちょっと寝るね」
ぐらりと、その身体が倒れる。
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