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第四章 空と大地の交差
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アーデルハイトはむすっとしていた。
マルクの屋敷には使われていない地下室がある。
そもそもこの屋敷は大昔に建てられ、家主がいなくなっていたものをマルクが買い上げて修繕した家で、地下には当時まだあった奴隷制度により買われてきた奴隷達が生活していた部屋がある。
勿論しっかりと掃除されているため当時の面影などは何も残ってはいないのだが、地上部分だけで事足りてしまっていたので今日まで何にも使われていなかった。
ヨハンはそこを借り受けて、短い間の自分の工房とした。
木造りの地下室は複数人が一緒に生活することを想定していたらしくそれなりの広さがあり、そこに並べられた道具制作のための設備はアーデルハイトからすれば何処か懐かしいものがある。
薬品調合用のガラス瓶に細かく粉にするための薬研。それから視線を移せば武器制作用の工具の数々もある。
ヨハンは道具作成のために工具も使えば調合もするし、アーデルハイトのローブのように裁縫までこなす。ギフトのあるなしに関わらずそれは立派な特技だ。
それはいい。それは別に問題ない。
目下アーデルハイトにとって問題なのは、何故かそのヨハンに対してクラウディアが妙に引っ付いていることだった。
「よっちゃん! これ本当!? 本当にできんの!?」
「設計図はあるし、原理もなんとなくは理解できる。後は材料だが」
「あるよ! 材料あるって! 多分!」
ヨハンがテーブルの上に広げている本は、アーデルハイトの祖父が彼に託したと言われている魔導書だ。そこには魔法の技術だけではなく様々な道具についての知識も載せられていると聞く。
ヨハンはそれを見ながら手持ちの材料と相談して武器を作るのだろう。そしてそこに、クラウディアが気に入りそうなものがあったと。
「これ絶対凄いじゃん! なんか連射とかできそうだし!」
「魔導書に載っているだけあって、火薬ではなくて魔法力を使って弾を撃ち出すみたいだが、当てはあるのか?」
「へ? アーちゃんに入れてもらえばいいんじゃないの?」
視線がアーデルハイトに向けられる。
「嫌よ」
「えー」
「魔力は無尽蔵にあるわけではないの」
「そうなんだ。アタシは魔法って全く使えないから、全然判らなかったよ。ゴメンね」
「…………」
そう素直に謝られると、これ以上言及することもできない。
ちなみに現在の位置関係は入り口近くの椅子にアーデルハイトとカナタが並んで座っており、そこに並べられた材料を手持無沙汰に弄っている。
そしてヨハンの横にはクラウディアがいて、その少し後ろでラニーニャがにこにこしながら二人の様子を眺めている。
「何かしらの魔力を貯蔵する物があれば何とかなるか。確か昼間のうちに買っておいたものが幾つか」
「これ?」
目の前に積まれた材料の山から、小さな水晶を手に取る。
「ああ、それだ。そこに魔力を溜めて、回路に流して弾を発射できるようにしよう。だが問題は」
それからヨハンは聞かれてもいないのに新武器の機構の説明を始めている。
クラウディアが興味があるのは具体的にいつできるのか、それがどのぐらいの性能を持っているのかだけで、中身に関しては全くと言っていいほど興味を示していない。
やがて制作を始めると言った段階で、部屋の中の空気が変わる。
それは恐らく、アーデルハイトにしか感知できないほどの小さな変化。魔法でもなく、未知なる力による領域の書き換え、それこそがヨハンの中に残されたギフトだった。
工房化。
仮にそう呼称しておく彼のギフトによって、この狭い地下室は独自の法則によって動き始める。
その中でヨハンは全能――には程遠いが、自らの中にある法則に従って魔法の力が宿った道具を操ることができる。
「ヨハンさんのギフト初めてみた。……地味だね」
「ええ、地味ね」
だが、その価値は計り知れない。
それによって本来はこの世界に在り得ない力を生み出すことすら不可能ではないのだから。
「あのさ、ボク全然判んないんだけど。ヨハンさんの工房って、要は珍しい道具を作れる力ってことでいいんだよね?」
「……厳密には少し違うわ。早い話が道具の作り方を書き変えてしまう力よ」
首を傾げるカナタ。
アーデルハイトは溜息をついて、改めて彼女に向き直る。
目の前に積まれたガラクタにしか見えない材料の山から、適当な薬草を取り出して彼女の目の前に差し出した。
「これがなんだか判る?」
「薬草しょ? 傷薬の材料だよね。集めてくる仕事したことあるし」
一本につき、極めて足元を見られた値段で買い叩かれていたのだが、イシュトナルでは冒険者ギルドが機能しているためそこそこの収入にはなる。
「そう。これを使った傷薬の作り方は?」
「判るわけないじゃん」
「……エトランゼの冒険者は自分で調合することもできないの?」
居なくはないが、多くはない。市販品を買った方が手間もないし、何よりもそれを学べる場所も多くはないからだ。時折この世界の魔法使いに気に入られて弟子になったエトランゼが薬品を調合し安く売ることもあるが、お目にかかる機会は決して多くはない。
「……それで、本来はこれと他の材料を幾つか調合することで貴方達の手元に来る傷薬を作るの。それが彼のギフトなら、異なる素材で作ることができるようになる」
「うんうん」
「例えば本来傷薬を作るのにこの薬草一つと、こっちの根っこが二つ必要だっとするでしょう? でも、彼の力なら各一つずつで作れる」
これは実際のところではなく、あくまでも一例として紹介しただけだ。
「……地味」
「もし半分のコストでそれよりも効果が高いものが作れるようになるとしたらどう?」
「……地味」
目を眇めてカナタを睨む。
カナタも流石に拙いと理解したが、何せそれ以外の答えが出てこないというのも事実だった。
「貴方が貰った道具も、わたしのローブも、本来ならばただで人にあげるなんて考えつかないようなほどの高価な代物なの。それを低価格で高品質に作り出せることがどれだけ優れたことか……」
「あ、ちょっと判ったかも。タダだもんね」
「そこで凄さを理解するのはどうなのかしら……」
「でも多分、タダな理由ってコストとかが安いからじゃないと思うんだよね」
カナタが視線を逸らす。
彼女の目線を追って行くと、作業に取り掛かったヨハンにじゃれついているクラウディアの姿があった。
「え、よっちゃん、タダでいいの!? 本当!? 凄い、よっちゃん大好き!」
どうやら値段の話になったようで、クラウディアはヨハンの腕にしがみついて、その豊かな双丘を惜しげもなく押し付けている。
「よっちゃんさん、よっちゃんさん。ついでと言っては何ですがこのラニーニャさんにも新しく素敵な道具の一つでも……」
言いながらラニーニャはもう片方の手を握って、上目遣いにおねだりしていた。クラウディアにインパクトでは勝てないことを知っての、自らの武器を上手に使った戦術と言えるだろう。
「女の子に弱いだけじゃないかな……。むっつりすけべだし」
「脛を蹴ってくるわ」
立ち上がってヨハンの元に歩いていくアーデルハイト。
その直前カナタが言った一言に、これまでの彼女にはなかった感情が込められていることに気付くことはなかった。
マルクの屋敷には使われていない地下室がある。
そもそもこの屋敷は大昔に建てられ、家主がいなくなっていたものをマルクが買い上げて修繕した家で、地下には当時まだあった奴隷制度により買われてきた奴隷達が生活していた部屋がある。
勿論しっかりと掃除されているため当時の面影などは何も残ってはいないのだが、地上部分だけで事足りてしまっていたので今日まで何にも使われていなかった。
ヨハンはそこを借り受けて、短い間の自分の工房とした。
木造りの地下室は複数人が一緒に生活することを想定していたらしくそれなりの広さがあり、そこに並べられた道具制作のための設備はアーデルハイトからすれば何処か懐かしいものがある。
薬品調合用のガラス瓶に細かく粉にするための薬研。それから視線を移せば武器制作用の工具の数々もある。
ヨハンは道具作成のために工具も使えば調合もするし、アーデルハイトのローブのように裁縫までこなす。ギフトのあるなしに関わらずそれは立派な特技だ。
それはいい。それは別に問題ない。
目下アーデルハイトにとって問題なのは、何故かそのヨハンに対してクラウディアが妙に引っ付いていることだった。
「よっちゃん! これ本当!? 本当にできんの!?」
「設計図はあるし、原理もなんとなくは理解できる。後は材料だが」
「あるよ! 材料あるって! 多分!」
ヨハンがテーブルの上に広げている本は、アーデルハイトの祖父が彼に託したと言われている魔導書だ。そこには魔法の技術だけではなく様々な道具についての知識も載せられていると聞く。
ヨハンはそれを見ながら手持ちの材料と相談して武器を作るのだろう。そしてそこに、クラウディアが気に入りそうなものがあったと。
「これ絶対凄いじゃん! なんか連射とかできそうだし!」
「魔導書に載っているだけあって、火薬ではなくて魔法力を使って弾を撃ち出すみたいだが、当てはあるのか?」
「へ? アーちゃんに入れてもらえばいいんじゃないの?」
視線がアーデルハイトに向けられる。
「嫌よ」
「えー」
「魔力は無尽蔵にあるわけではないの」
「そうなんだ。アタシは魔法って全く使えないから、全然判らなかったよ。ゴメンね」
「…………」
そう素直に謝られると、これ以上言及することもできない。
ちなみに現在の位置関係は入り口近くの椅子にアーデルハイトとカナタが並んで座っており、そこに並べられた材料を手持無沙汰に弄っている。
そしてヨハンの横にはクラウディアがいて、その少し後ろでラニーニャがにこにこしながら二人の様子を眺めている。
「何かしらの魔力を貯蔵する物があれば何とかなるか。確か昼間のうちに買っておいたものが幾つか」
「これ?」
目の前に積まれた材料の山から、小さな水晶を手に取る。
「ああ、それだ。そこに魔力を溜めて、回路に流して弾を発射できるようにしよう。だが問題は」
それからヨハンは聞かれてもいないのに新武器の機構の説明を始めている。
クラウディアが興味があるのは具体的にいつできるのか、それがどのぐらいの性能を持っているのかだけで、中身に関しては全くと言っていいほど興味を示していない。
やがて制作を始めると言った段階で、部屋の中の空気が変わる。
それは恐らく、アーデルハイトにしか感知できないほどの小さな変化。魔法でもなく、未知なる力による領域の書き換え、それこそがヨハンの中に残されたギフトだった。
工房化。
仮にそう呼称しておく彼のギフトによって、この狭い地下室は独自の法則によって動き始める。
その中でヨハンは全能――には程遠いが、自らの中にある法則に従って魔法の力が宿った道具を操ることができる。
「ヨハンさんのギフト初めてみた。……地味だね」
「ええ、地味ね」
だが、その価値は計り知れない。
それによって本来はこの世界に在り得ない力を生み出すことすら不可能ではないのだから。
「あのさ、ボク全然判んないんだけど。ヨハンさんの工房って、要は珍しい道具を作れる力ってことでいいんだよね?」
「……厳密には少し違うわ。早い話が道具の作り方を書き変えてしまう力よ」
首を傾げるカナタ。
アーデルハイトは溜息をついて、改めて彼女に向き直る。
目の前に積まれたガラクタにしか見えない材料の山から、適当な薬草を取り出して彼女の目の前に差し出した。
「これがなんだか判る?」
「薬草しょ? 傷薬の材料だよね。集めてくる仕事したことあるし」
一本につき、極めて足元を見られた値段で買い叩かれていたのだが、イシュトナルでは冒険者ギルドが機能しているためそこそこの収入にはなる。
「そう。これを使った傷薬の作り方は?」
「判るわけないじゃん」
「……エトランゼの冒険者は自分で調合することもできないの?」
居なくはないが、多くはない。市販品を買った方が手間もないし、何よりもそれを学べる場所も多くはないからだ。時折この世界の魔法使いに気に入られて弟子になったエトランゼが薬品を調合し安く売ることもあるが、お目にかかる機会は決して多くはない。
「……それで、本来はこれと他の材料を幾つか調合することで貴方達の手元に来る傷薬を作るの。それが彼のギフトなら、異なる素材で作ることができるようになる」
「うんうん」
「例えば本来傷薬を作るのにこの薬草一つと、こっちの根っこが二つ必要だっとするでしょう? でも、彼の力なら各一つずつで作れる」
これは実際のところではなく、あくまでも一例として紹介しただけだ。
「……地味」
「もし半分のコストでそれよりも効果が高いものが作れるようになるとしたらどう?」
「……地味」
目を眇めてカナタを睨む。
カナタも流石に拙いと理解したが、何せそれ以外の答えが出てこないというのも事実だった。
「貴方が貰った道具も、わたしのローブも、本来ならばただで人にあげるなんて考えつかないようなほどの高価な代物なの。それを低価格で高品質に作り出せることがどれだけ優れたことか……」
「あ、ちょっと判ったかも。タダだもんね」
「そこで凄さを理解するのはどうなのかしら……」
「でも多分、タダな理由ってコストとかが安いからじゃないと思うんだよね」
カナタが視線を逸らす。
彼女の目線を追って行くと、作業に取り掛かったヨハンにじゃれついているクラウディアの姿があった。
「え、よっちゃん、タダでいいの!? 本当!? 凄い、よっちゃん大好き!」
どうやら値段の話になったようで、クラウディアはヨハンの腕にしがみついて、その豊かな双丘を惜しげもなく押し付けている。
「よっちゃんさん、よっちゃんさん。ついでと言っては何ですがこのラニーニャさんにも新しく素敵な道具の一つでも……」
言いながらラニーニャはもう片方の手を握って、上目遣いにおねだりしていた。クラウディアにインパクトでは勝てないことを知っての、自らの武器を上手に使った戦術と言えるだろう。
「女の子に弱いだけじゃないかな……。むっつりすけべだし」
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立ち上がってヨハンの元に歩いていくアーデルハイト。
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