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この偶然を運命に⑤
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◇◆◇◆◇
「あれ、修平さん?」
「え?」
苦しい夢から一週間ほど経った日、仕事帰りの俺を呼ぶ声があった見ると純佳さんが微笑みながら近付いてくるので逃げる。
「修平さん!?」
「っ…」
スーツに革靴だから走りにくいけど自宅まで走る。けど、すぐ捕まった。
手首を掴まれて顔を覗き込まれる。
「どうしたんですか?」
「……」
ぜえはあしている俺に対して、純佳さんはなんでもない顔をしている。普段から身体を動かしている人に敵うわけないじゃん…。それもわからないくらい混乱していた。
「修平さん?」
「……離してください」
「だって逃げるでしょう。逃げたいって顔しています」
「………」
しょうがないだろ、逃げたいのは本当なんだから。なにも答えないでいると、俺の手を引いて純佳さんが歩き始める。
「…あの」
「うちに来てください。すぐそこですから」
嫌と答えても離してもえなさそうなので、仕方なく言うとおりにする。あんなにわかりやすく逃げなければよかった。さりげなくにすれば逃げられたかもしれないのに、馬鹿な俺。
すぐ近くのマンションの一室が純佳さんの部屋。ブルーのものが多くて、好きなのかなと思った。
「適当に座ってください」
「………」
「なに飲みますか? ビールもありますよ」
「………」
俯いたまま動けない。
「修平さん?」
「!」
下から顔を覗き込まれてびくっとする。純佳さんは俺の反応に不思議そうにしている。
「…なにか、ありましたか?」
「………」
「今日の修平さんは、なにも答えてくれないんですね」
苦笑する表情が優しい。困った人だな、と言いながら缶ビールを差し出してくれるのを首を横に振って断る。
「どうしたんですか?」
「……純佳さんが、俺に惹かれた理由がわかったので」
「それはよかった。答え合わせしましょうか?」
本当に嬉しそうにしている。そういう笑顔、俺以外に見せていたかもしれないのに。
「…偶然、ですよね?」
「はい?」
「偶然会ったのが俺だったからで、別に俺がよかったわけじゃない」
言葉にしたら苦しくて胸と喉がぐっと苦しくなった。純佳さんが俺の手を取る
「違いますよ。俺は」
「なにも違いません!」
その手を振り払ってしまった。傷付いた瞳。あ、と思ったら視界がゆらゆらして涙が零れた。
「修平さん…?」
「…俺じゃなくてもよかったのに、そうやって優しくするから…俺は勘違いして…」
苦しい。こんなことを口にするのも嫌だ。
「………俺じゃなきゃだめだって、思って欲しかった…」
ああ、言ってしまった。
涙を手の甲で乱暴に拭って、固まっている純佳さんを置いて玄関に向かおうと横を通る。
「もう、会いたくないです」
すれ違うところで肩をぐっと掴まれ、身体の向きが変わって唇が重なった。食べられるかと思うようなキスに力が抜けていく。純佳さんのシャツの胸元をぎゅっと握ったら、そのままきつく抱き締められた
頭がぼぅっとしてくる。絡む舌が熱くて、呼吸も不満も切なさも呑み込まれる。唇が離れて、純佳さんの胸を押して身体を離そうとしたけど、できなかった。
「もう会いたくないってなんですか?」
「……」
「俺は修平さんともっと一緒にいたいです」
「……俺でなくてもいいくせに」
言葉を吐き出すと、腕の力が強くなった。ちょっと苦しい。
「それもなんなんですか? 俺は修平さんがいいんですけど」
「偶然会ったのが俺じゃなかったら、その人にそう言ってたんでしょう?」
もう一度もがいて腕の中から出ようとするけどだめだった。純佳さんが俺の顔を見る。
「なにを言ってるんですか?」
本当にわからないっていう顔をしている。そんな顔をしたって、俺はわかっているんだ。純佳さんが、他の人でもよかったってことを。
「純佳さんが俺に惹かれた理由は、偶然会ったから。だから俺じゃなくてもよかった」
「違いますよ」
え?
「違う?」
「はい」
「じゃあなんで…?」
俺なんかに惹かれたんだ。そんな魅力的な人間じゃないのは自分でよくわかる。
「それが修平さんが考えた答えですか?」
頷くと、困ったような顔をされた。その表情の意味がわからない。
「全然違います。確かにきっかけは偶然会ったことですけど」
「じゃあ、正解は…?」
「会う度に警戒を緩めていくのが丸わかりで、すごく素直だなぁって可愛くて」
「………」
「一回目の居酒屋でお伝えしたとおり、話してみて楽しかったし付き合ってみたいなと思っていましたが、二回目のとき、俺に会えなかったからと探して居酒屋に来て俺を見つけたときの嬉しそうな表情に完全に落ちました」
なにそれ。俺が考えていたのと全然違う。力が抜けてきてそのままへたり込む俺の両手を純佳さんが握る。
「誤解は解けましたか?」
「……はい」
「ひどいな、修平さん。誰でもよかったなんて、俺をそんな風に見ていたんですね」
「すみません…」
他になにも言えない。だって本当にそう思っていたから。
「そんなに適当に人を好きになったりしませんよ」
「……すみません」
本当に申し訳ない。謝って済むことじゃないけど、でも謝る。
「で、俺は修平さんじゃなきゃだめだって思っています」
「?」
「修平さんはどうしますか?」
「俺?」
「修平さんじゃなきゃだめだって思って欲しかったんでしょう?」
あ。
『………俺じゃなきゃだめだって、思って欲しかった…』
俺がそう言った。顔がどんどん熱くなってくる。純佳さんはそんな俺の頬に触れた。
「好きです。修平さんだから好きです」
「……俺でいいんですか?」
「さっきも言ったでしょう。修平さんじゃなきゃだめなんですよ」
純佳さんもしゃがんで俺と目線を合わせてくれる。優しい瞳。
「俺も、純佳さんが好きです…だから付き合ってください」
顔がすごく熱い。どきどきしながら言葉を紡ぐと、純佳さんは今までで一番綺麗な笑みを見せてくれた。
「もちろんです。それで早速ですが、お仕置き、してもいいですか?」
「え?」
「ひどい誤解をしてくれたので、そのお仕置きです」
ちょっと意地悪に微笑んだ純佳さんが俺を軽々抱き上げる。慌てる間もなく寝室に連れて行かれた。
「あれ、修平さん?」
「え?」
苦しい夢から一週間ほど経った日、仕事帰りの俺を呼ぶ声があった見ると純佳さんが微笑みながら近付いてくるので逃げる。
「修平さん!?」
「っ…」
スーツに革靴だから走りにくいけど自宅まで走る。けど、すぐ捕まった。
手首を掴まれて顔を覗き込まれる。
「どうしたんですか?」
「……」
ぜえはあしている俺に対して、純佳さんはなんでもない顔をしている。普段から身体を動かしている人に敵うわけないじゃん…。それもわからないくらい混乱していた。
「修平さん?」
「……離してください」
「だって逃げるでしょう。逃げたいって顔しています」
「………」
しょうがないだろ、逃げたいのは本当なんだから。なにも答えないでいると、俺の手を引いて純佳さんが歩き始める。
「…あの」
「うちに来てください。すぐそこですから」
嫌と答えても離してもえなさそうなので、仕方なく言うとおりにする。あんなにわかりやすく逃げなければよかった。さりげなくにすれば逃げられたかもしれないのに、馬鹿な俺。
すぐ近くのマンションの一室が純佳さんの部屋。ブルーのものが多くて、好きなのかなと思った。
「適当に座ってください」
「………」
「なに飲みますか? ビールもありますよ」
「………」
俯いたまま動けない。
「修平さん?」
「!」
下から顔を覗き込まれてびくっとする。純佳さんは俺の反応に不思議そうにしている。
「…なにか、ありましたか?」
「………」
「今日の修平さんは、なにも答えてくれないんですね」
苦笑する表情が優しい。困った人だな、と言いながら缶ビールを差し出してくれるのを首を横に振って断る。
「どうしたんですか?」
「……純佳さんが、俺に惹かれた理由がわかったので」
「それはよかった。答え合わせしましょうか?」
本当に嬉しそうにしている。そういう笑顔、俺以外に見せていたかもしれないのに。
「…偶然、ですよね?」
「はい?」
「偶然会ったのが俺だったからで、別に俺がよかったわけじゃない」
言葉にしたら苦しくて胸と喉がぐっと苦しくなった。純佳さんが俺の手を取る
「違いますよ。俺は」
「なにも違いません!」
その手を振り払ってしまった。傷付いた瞳。あ、と思ったら視界がゆらゆらして涙が零れた。
「修平さん…?」
「…俺じゃなくてもよかったのに、そうやって優しくするから…俺は勘違いして…」
苦しい。こんなことを口にするのも嫌だ。
「………俺じゃなきゃだめだって、思って欲しかった…」
ああ、言ってしまった。
涙を手の甲で乱暴に拭って、固まっている純佳さんを置いて玄関に向かおうと横を通る。
「もう、会いたくないです」
すれ違うところで肩をぐっと掴まれ、身体の向きが変わって唇が重なった。食べられるかと思うようなキスに力が抜けていく。純佳さんのシャツの胸元をぎゅっと握ったら、そのままきつく抱き締められた
頭がぼぅっとしてくる。絡む舌が熱くて、呼吸も不満も切なさも呑み込まれる。唇が離れて、純佳さんの胸を押して身体を離そうとしたけど、できなかった。
「もう会いたくないってなんですか?」
「……」
「俺は修平さんともっと一緒にいたいです」
「……俺でなくてもいいくせに」
言葉を吐き出すと、腕の力が強くなった。ちょっと苦しい。
「それもなんなんですか? 俺は修平さんがいいんですけど」
「偶然会ったのが俺じゃなかったら、その人にそう言ってたんでしょう?」
もう一度もがいて腕の中から出ようとするけどだめだった。純佳さんが俺の顔を見る。
「なにを言ってるんですか?」
本当にわからないっていう顔をしている。そんな顔をしたって、俺はわかっているんだ。純佳さんが、他の人でもよかったってことを。
「純佳さんが俺に惹かれた理由は、偶然会ったから。だから俺じゃなくてもよかった」
「違いますよ」
え?
「違う?」
「はい」
「じゃあなんで…?」
俺なんかに惹かれたんだ。そんな魅力的な人間じゃないのは自分でよくわかる。
「それが修平さんが考えた答えですか?」
頷くと、困ったような顔をされた。その表情の意味がわからない。
「全然違います。確かにきっかけは偶然会ったことですけど」
「じゃあ、正解は…?」
「会う度に警戒を緩めていくのが丸わかりで、すごく素直だなぁって可愛くて」
「………」
「一回目の居酒屋でお伝えしたとおり、話してみて楽しかったし付き合ってみたいなと思っていましたが、二回目のとき、俺に会えなかったからと探して居酒屋に来て俺を見つけたときの嬉しそうな表情に完全に落ちました」
なにそれ。俺が考えていたのと全然違う。力が抜けてきてそのままへたり込む俺の両手を純佳さんが握る。
「誤解は解けましたか?」
「……はい」
「ひどいな、修平さん。誰でもよかったなんて、俺をそんな風に見ていたんですね」
「すみません…」
他になにも言えない。だって本当にそう思っていたから。
「そんなに適当に人を好きになったりしませんよ」
「……すみません」
本当に申し訳ない。謝って済むことじゃないけど、でも謝る。
「で、俺は修平さんじゃなきゃだめだって思っています」
「?」
「修平さんはどうしますか?」
「俺?」
「修平さんじゃなきゃだめだって思って欲しかったんでしょう?」
あ。
『………俺じゃなきゃだめだって、思って欲しかった…』
俺がそう言った。顔がどんどん熱くなってくる。純佳さんはそんな俺の頬に触れた。
「好きです。修平さんだから好きです」
「……俺でいいんですか?」
「さっきも言ったでしょう。修平さんじゃなきゃだめなんですよ」
純佳さんもしゃがんで俺と目線を合わせてくれる。優しい瞳。
「俺も、純佳さんが好きです…だから付き合ってください」
顔がすごく熱い。どきどきしながら言葉を紡ぐと、純佳さんは今までで一番綺麗な笑みを見せてくれた。
「もちろんです。それで早速ですが、お仕置き、してもいいですか?」
「え?」
「ひどい誤解をしてくれたので、そのお仕置きです」
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