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(5)おかしな優しさ④
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◇◆◇
「侑大、俺の事好き?」
「…好き」
「ほんとに好き?」
「うん、…好き」
ベッドにふたりで座って、侑大を抱き締めてキスを繰り返す。
だけ。
それを三十分以上続けていると侑大はちょっと困ったような顔をした。
「あの、さ」
「何?」
「要のしたい事ってこれ?」
「うん」
ひたすらくっつく。
心地好い。
禁欲でずっとくっつかせてくれなかったし、キスもできなかったから本当に幸せ。
そして禁欲は辛過ぎる。俺はもう二度と嫌だ。
「他には。なんか…ないの?」
「なんかって何?」
もう一度キスをする。
侑大は約束通り何をしても怒らない。
と言っても抱き締めてキスをするしかしていないけれど。
「……」
「なんかって何? 侑大」
「…っ、知らない」
真っ赤になって視線を逸らす侑大が可愛い。
頬や唇にキスを続ける。
正直なところを言うなら、他にしたい事はもちろんある。
でもなんだかそれを侑大から欲しがらせたい。
そんな気分。
「知らないって事ないんじゃないの」
「…わかってんなら、はやく」
「だから何を?」
「~~~っ」
侑大はこんなに恥ずかしがりやだったか。
結構さらっとなんでも言っちゃうタイプだったはずだけど。
でも頬を真っ赤にしている侑大が可愛いからいいか。
「…ナミは」
「彼女んとこ泊まるって」
俺が泊まれって言ったんだけど。
ほなみも嫌々泊まりに行ったわけではないからそれは侑大には秘密。
「ほなみがいたら困るの?」
じっと見つめて聞くと、また目を逸らす。
「…要、今日すごい意地悪」
「なんで? 抱き締めたりキスすんの嫌?」
「そうじゃなくて…」
「じゃあ何?」
「………」
「言ってくんなきゃわかんない」
時間はたっぷりあるからいくらでも待てる。
俺はただ侑大の言葉を待つ。
「…うそ、わかってる」
「だから何を?」
「………」
「言って、侑大」
また顔が赤くなった。
可愛い。
「…………ぃて」
「聞こえない」
「うそ、聞こえてるだろ」
「んーん、全然聞こえない。もっと大きい声で言って」
聞こえたけど。
でももっとはっきり言って欲しい。
「っ……………抱いて」
「…よくできました」
これ以上ないくらいに真っ赤になった侑大に唇を重ねる。
舌を軽く吸うと侑大の指先がぴくんと震えた。
「侑大、そんな恥ずかしがりやだったっけ」
「だって、久しぶりだし…」
「うん、侑大が禁欲しろって言ったから」
侑大のスウェットを脱がせて肌に直接触れると、肌がほんのり染まっていく。
「あ、…そ、だけど…っ」
「まさか、自分で弄ったりしてなかったよな?」
「してな…っ」
「ん、じゃあほんとに久しぶりだ」
ベッドに侑大を寝かせ、うつ伏せにする。
腰を上げさせると恥ずかしさからか、侑大の身体にぎゅっと力がこもった。
「なんでそんなかたくなってんの」
「だって、恥ずかしいし、なんか緊張する…」
蕾に舌を這わせるとびくんと身体を震わせる。
「あ…あ、やだ、だめ」
舌が蕾に触れる度に侑大の身体が震える。
侑大の昂りに触れると蜜を零していて、その蜜が俺の手を濡らす。
蕾を舌でなぞったり軽く吸ったり、舌でぐっと押したりと刺激をすると昂りから溢れる蜜が増えていく。
指を挿れると侑大の腰が震える。
ゆっくり奥へと進めていくが、侑大が身体に力をいれていてうまく先に進まない。
「侑大、力抜いて」
「っむり…」
「深呼吸してみて」
「ん…」
侑大が大きく息を吸い、吐き出す。
少し力が抜けたのを感じ、指を進ませて腹側の感触の違う部分に触れながら臀部にキスを繰り返す。
「っかなめ、まって…!」
「どうした?」
「なんか変、だから」
「どう変なの? 痛い?」
「…っちが、くて、きもちよすぎて、怖い…」
「そう…」
弱い部分を軽く押すと侑大は大きく喘ぎながら達する。
そのまま刺激を繰り返しながら臀部へキスを続ける。
「やだ! だめ、むり…もうそこ、やだ!」
「怖いから?」
侑大がこくこくと頷く。
でもその表情は恐怖より快楽を感じ取っているようにしか見えない。
指を増やして更に同じ場所を刺激すると、侑大は今までに見た事のないような乱れ方をする。
ぞくぞくして、更に追い詰めたくなる。
「あっ! も、やめ…っ、だめ!」
力の入らない手で俺の手に触れて制止しようとする。
それが更に俺の欲に火をつける。
その場所に触れながら侑大の昂りを扱く。
「ああっ! っ…だめ! あ、あ…ぁ…」
脳を震わせる甘い喘ぎ。びくびくと身体を震わせてシーツを握り締めている。
「かなめ、ぇ…ほんと、むり、だから…!」
「何してもいいって約束したの侑大だからやめない」
「っ、あ、あっ!!」
刺激を繰り返して侑大の昂りを扱くと、侑大は一際大きく声を上げる。
昂りから噴き出たものが俺の手を濡らし、シーツへ落ちてしみ込む。
「かな…も、むり…」
ぽーっとした表情で俺を捕まえる。
その蕩け方にぞくりとする。
「…まさか笹倉さんに抱かれてないよな?」
「…? ささくらさん?」
「今日、俺が見た事ない侑大ばっかりだから、変なクセ身体に覚え込まされてきたんじゃないかってちょっと思った」
「………」
「侑大、俺の事好き?」
「…好き」
「ほんとに好き?」
「うん、…好き」
ベッドにふたりで座って、侑大を抱き締めてキスを繰り返す。
だけ。
それを三十分以上続けていると侑大はちょっと困ったような顔をした。
「あの、さ」
「何?」
「要のしたい事ってこれ?」
「うん」
ひたすらくっつく。
心地好い。
禁欲でずっとくっつかせてくれなかったし、キスもできなかったから本当に幸せ。
そして禁欲は辛過ぎる。俺はもう二度と嫌だ。
「他には。なんか…ないの?」
「なんかって何?」
もう一度キスをする。
侑大は約束通り何をしても怒らない。
と言っても抱き締めてキスをするしかしていないけれど。
「……」
「なんかって何? 侑大」
「…っ、知らない」
真っ赤になって視線を逸らす侑大が可愛い。
頬や唇にキスを続ける。
正直なところを言うなら、他にしたい事はもちろんある。
でもなんだかそれを侑大から欲しがらせたい。
そんな気分。
「知らないって事ないんじゃないの」
「…わかってんなら、はやく」
「だから何を?」
「~~~っ」
侑大はこんなに恥ずかしがりやだったか。
結構さらっとなんでも言っちゃうタイプだったはずだけど。
でも頬を真っ赤にしている侑大が可愛いからいいか。
「…ナミは」
「彼女んとこ泊まるって」
俺が泊まれって言ったんだけど。
ほなみも嫌々泊まりに行ったわけではないからそれは侑大には秘密。
「ほなみがいたら困るの?」
じっと見つめて聞くと、また目を逸らす。
「…要、今日すごい意地悪」
「なんで? 抱き締めたりキスすんの嫌?」
「そうじゃなくて…」
「じゃあ何?」
「………」
「言ってくんなきゃわかんない」
時間はたっぷりあるからいくらでも待てる。
俺はただ侑大の言葉を待つ。
「…うそ、わかってる」
「だから何を?」
「………」
「言って、侑大」
また顔が赤くなった。
可愛い。
「…………ぃて」
「聞こえない」
「うそ、聞こえてるだろ」
「んーん、全然聞こえない。もっと大きい声で言って」
聞こえたけど。
でももっとはっきり言って欲しい。
「っ……………抱いて」
「…よくできました」
これ以上ないくらいに真っ赤になった侑大に唇を重ねる。
舌を軽く吸うと侑大の指先がぴくんと震えた。
「侑大、そんな恥ずかしがりやだったっけ」
「だって、久しぶりだし…」
「うん、侑大が禁欲しろって言ったから」
侑大のスウェットを脱がせて肌に直接触れると、肌がほんのり染まっていく。
「あ、…そ、だけど…っ」
「まさか、自分で弄ったりしてなかったよな?」
「してな…っ」
「ん、じゃあほんとに久しぶりだ」
ベッドに侑大を寝かせ、うつ伏せにする。
腰を上げさせると恥ずかしさからか、侑大の身体にぎゅっと力がこもった。
「なんでそんなかたくなってんの」
「だって、恥ずかしいし、なんか緊張する…」
蕾に舌を這わせるとびくんと身体を震わせる。
「あ…あ、やだ、だめ」
舌が蕾に触れる度に侑大の身体が震える。
侑大の昂りに触れると蜜を零していて、その蜜が俺の手を濡らす。
蕾を舌でなぞったり軽く吸ったり、舌でぐっと押したりと刺激をすると昂りから溢れる蜜が増えていく。
指を挿れると侑大の腰が震える。
ゆっくり奥へと進めていくが、侑大が身体に力をいれていてうまく先に進まない。
「侑大、力抜いて」
「っむり…」
「深呼吸してみて」
「ん…」
侑大が大きく息を吸い、吐き出す。
少し力が抜けたのを感じ、指を進ませて腹側の感触の違う部分に触れながら臀部にキスを繰り返す。
「っかなめ、まって…!」
「どうした?」
「なんか変、だから」
「どう変なの? 痛い?」
「…っちが、くて、きもちよすぎて、怖い…」
「そう…」
弱い部分を軽く押すと侑大は大きく喘ぎながら達する。
そのまま刺激を繰り返しながら臀部へキスを続ける。
「やだ! だめ、むり…もうそこ、やだ!」
「怖いから?」
侑大がこくこくと頷く。
でもその表情は恐怖より快楽を感じ取っているようにしか見えない。
指を増やして更に同じ場所を刺激すると、侑大は今までに見た事のないような乱れ方をする。
ぞくぞくして、更に追い詰めたくなる。
「あっ! も、やめ…っ、だめ!」
力の入らない手で俺の手に触れて制止しようとする。
それが更に俺の欲に火をつける。
その場所に触れながら侑大の昂りを扱く。
「ああっ! っ…だめ! あ、あ…ぁ…」
脳を震わせる甘い喘ぎ。びくびくと身体を震わせてシーツを握り締めている。
「かなめ、ぇ…ほんと、むり、だから…!」
「何してもいいって約束したの侑大だからやめない」
「っ、あ、あっ!!」
刺激を繰り返して侑大の昂りを扱くと、侑大は一際大きく声を上げる。
昂りから噴き出たものが俺の手を濡らし、シーツへ落ちてしみ込む。
「かな…も、むり…」
ぽーっとした表情で俺を捕まえる。
その蕩け方にぞくりとする。
「…まさか笹倉さんに抱かれてないよな?」
「…? ささくらさん?」
「今日、俺が見た事ない侑大ばっかりだから、変なクセ身体に覚え込まされてきたんじゃないかってちょっと思った」
「………」
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