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王都編
なーんで生きとるんじゃ?
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「全身30箇所にも及ぶ骨折に、4ヶ所の臓器を損傷し、出血も酷い、普通の人間なら疾うに死んでおる。
しかもまだ子供じゃないか、なーんで生きとるんじゃ?
おぅ、『クラーケン』お前がこの少年痛めつけたのか?」
仙人の様な『薬師』は、セレイアと言う人魚の後ろに立つ超巨大モンスター『クラーケン』に問い質す。
「俺の巣に落ちてきた時からボロボロだった。
何があったか知らんが、戦わなきゃこちらもタダでは済まなかった。
現に片眼をヤられたしな。」
そう言って『薬師』にぽっかりと空いた大穴を見せ付ける。
「そちらの『御方』がやったのでは無いのか?」
ノアの元から離れようとしないグリードの方を向く『薬師』。
「ああ、一緒に戦ってはいたが、前に出て来てたのはこの坊主だ。
死に掛けてたが、強ぇぞ、コイツ。」
「ふむ、なる程の。
確かにこの神殿に来る資格はある様じゃ。」
「それで、この少年は大丈夫でしょうか…」
「ワシ特製の薬を使ったんじゃ、骨折や内臓の損傷位朝飯前じゃて。」
現在のノアの体では、折れた骨や逆方向に曲がった足首が逆再生の様な動きで正常な位置に戻って行き、折れた部分が発光しながら再生していく。
内臓も同様に、体内の損傷箇所が発光して再生している。
ただノアの想像以上に症状は酷かった様で、ノアの体が1つの光の塊の様に発光していた。
それを見た『薬師』が先程発したのが「なーんで生きとるんじゃ?」である。
「だが、この少年はかなり鍛えておる様で割と頑丈な体をしとるし、専属の従者でも居るんか知らんが、自然治癒力もかなり高い。
薬の効果で体力も全快じゃからもうすぐ起きるじゃろ…何て話しとったら早速じゃな。」
徐々に光が収まっていき、ノアの目蓋がピクピクと動き出す。
目を開くとガバッと上体を起こした。
「…え?治ってる?」
ノアは自身の腕や足、腹等を触って状態を確かめつつ、驚きの顔を晒す。
「おぅ少年よ、どこも異常は無いハズじゃ。
寧ろ今までよりも爽快じゃと思うぞ?」
仙人の様な『薬師』の言う様に、ノアの体は全快した上に、ヴァンディットからは『硬い岩盤層』と言われた筋肉のコリ等も解消され、気分的に最高の目覚めであった。
「あ、ありがとうございます。
見ず知らずの者にこんな…」
「うむうむ、感謝を言える良い子じゃな。」
と、そこまで話した所でセレイアがノアに近付く。
「色々と事情を聞きたいのだがここでは何なので、中で詳しい事を話して貰って良いかしら?」
「…中で?」
ノアは聳え立つ超巨大な神殿を見た上でセレイアに返答する。
「すいません。
自分はあの場に落ちて来る時に仲間を残してるので心配してると思うのです。
出来れば早めに戻りたいと思うのですが…」
「それなら安心して下さい。
あの場は『建造途中』で空間からして違う場所に存在しています。
この結界内も同様に違いますので、あの場に入った瞬間から外の世界では時が止まっています。」
「えぇ…」
彼らの話を信じるなら、ギルドメンバーらやドゥ、ヴァンディット達と離れ離れになってからまだ数分しか経っていない事になる。
彼らからしても、ノアが何者で、何の事情があってあの場に来たのか知りたいハズ。
だからと言って彼らが嘘を言っている様にも思えなかったし、変に疑われるのもゴメンなので、大人しく従う事にした。
神殿の中へはセレイア、薬師、ノア、2.5メルサイズのグリード、兵士2人の並びで神殿の中を進む。
流石に超巨大モンスターはその場で解散となった。
中ではセレイア同様、多種多様な色の鱗で象られた鎧を纏った人魚や、まんま魚形態の者まで色々といる。
中は普通に呼吸が出来るのだが、魚形態の者は泳ぐ様に建物内を動き回っているので、何とも不思議な光景である。
やはりここに人間が来るのが珍しいのか、一緒にいるグリードが珍しいのか、誰かとすれ違う度にジロジロと見られるのが何とも言えない気分になる。
建物内を暫く歩いているがやはり中々に広い。
建物と言うよりか、彼らの国と考えた方が良いかも知れない。
それにしてもだ。
「こんな事聞いて良いか分かりませんが、ここって何処なんですか?
海の底だと言うのは分かりますが、王都から一番近い海でも国4つは跨ぎますよ?」
「実は私共も最近知った事なのですが、ココ鉱山の真下にあるのです。」
「…は?」
「まぁ確かにそう思われますよね、私共も最初はそう思いましたから。
でも人間がこの地に来るのはまだまだ先の事になるでしょう。
何せココは途轍も無く深い場所にありますから。」
「え?じゃあ、あのダンジョンは…?」
「私共が見付けた時には、既に『レベル25』と言う名前が付いており、下層への掘削が行われておりました。
幾ら人間がこの地に来るのが先になるとは言え、いつ侵攻が来るか分かりませんので、防衛線として私共が手を加えました。」
「…まぁ当分はこの地には来ないんじゃ無いですか?『レベル26』にあんな超巨大モンスターがいれば…」
「あぁ…あそこは『レベル26』じゃありませんよ?」
「え?違うんですか?」
「ええ、あそこは新造中の『レベル158 クラーケンの巣』ですよ。」
「ぶふっ!?」
情報量の多さにむせるノア。
「え?新造中?ひゃ、158!?…と言うか『クラーケン』って言ったらお伽噺でしか聞いた事ありませんよ?」
「まぁ基本的に深海にしか居ませんからね。」
『クラーケン』…海洋系最強種の一角。
竜の様な頭部に、頑強な胴体、一撃で万物を破壊せしめる巨腕、蛸を彷彿とさせる触手を用いてどの様な場所でも戦闘が可能な機動力を誇る。
尚幼体でも全長500メルあり、完全体ともなれば全長は2000メルを超えるとも言われており、討伐は【勇者】でも難しいとか。
「ダンジョンという性質上、勝手に階層が増えていく仕様のようですから、前もって造っていたんです。
一応『レベル26』から下に行けない様に結界は張っていましたが、強力な攻撃でも加えたのですか?」
セレイアがあの場に来た経緯を聞こうとした所で、薬師から声が掛かる。
「セレイア、そこから先は後にしましょう。
もうすぐリヴァイア殿のお部屋ですぞ。」
「あ…申し訳ありません。つい…」
「ふふ、外の世界から来た者だから仕方無いと言えば、仕方無いじゃろうな。
さて…後は頼むぞ。」
薬師は、とある大きな扉の前で立ち止まり、後の事をセレイアに任せ、その場を後にする。
恐らくこの扉の向こうにいる者も交えて話をするのだろうと、ノアも動きを止めて待機する。
「リヴァイア殿、先程新造中の『レベル158』で感知された反応のあった者をお連れしました。」
「はいよー。」
(何か軽いな…)
ガチャ
扉が開かれると、先程の『クラーケン』が丸々収まる程の広さと高さのある部屋が目に入る。
上手く例える事が出来ないが、第一印象は全面ガラス張りの大聖堂、と言った感じである。
ガラスを1枚隔てた外を見ると先程の神殿前で見た、きらびやかな海藻や珊瑚、光る魚やモンスターが優雅に泳ぎ、幻想的な雰囲気を漂わせる。
(…と、景色に見とれていてはダメだ。)
ノア達が部屋に入った時から部屋の中央で立っている、青紫色の鎧を身に纏った20代前半の若い女性と目が合う。
ノアはその場で頭を下げながらお礼を言う。
「この度は危うい所を助けて頂き感謝します。
僕は意図してあの場に入った訳ではありませんし、何を聞かれても答えられる範囲でそちらの質問には答えるつもりです。」
「ご丁寧にどうも。
私はこの『龍宮城』で海洋種の長をやっているリヴァイアと言います。
堅苦しいのはあまり好きじゃないので気軽に接してくれると有り難い。」
しかもまだ子供じゃないか、なーんで生きとるんじゃ?
おぅ、『クラーケン』お前がこの少年痛めつけたのか?」
仙人の様な『薬師』は、セレイアと言う人魚の後ろに立つ超巨大モンスター『クラーケン』に問い質す。
「俺の巣に落ちてきた時からボロボロだった。
何があったか知らんが、戦わなきゃこちらもタダでは済まなかった。
現に片眼をヤられたしな。」
そう言って『薬師』にぽっかりと空いた大穴を見せ付ける。
「そちらの『御方』がやったのでは無いのか?」
ノアの元から離れようとしないグリードの方を向く『薬師』。
「ああ、一緒に戦ってはいたが、前に出て来てたのはこの坊主だ。
死に掛けてたが、強ぇぞ、コイツ。」
「ふむ、なる程の。
確かにこの神殿に来る資格はある様じゃ。」
「それで、この少年は大丈夫でしょうか…」
「ワシ特製の薬を使ったんじゃ、骨折や内臓の損傷位朝飯前じゃて。」
現在のノアの体では、折れた骨や逆方向に曲がった足首が逆再生の様な動きで正常な位置に戻って行き、折れた部分が発光しながら再生していく。
内臓も同様に、体内の損傷箇所が発光して再生している。
ただノアの想像以上に症状は酷かった様で、ノアの体が1つの光の塊の様に発光していた。
それを見た『薬師』が先程発したのが「なーんで生きとるんじゃ?」である。
「だが、この少年はかなり鍛えておる様で割と頑丈な体をしとるし、専属の従者でも居るんか知らんが、自然治癒力もかなり高い。
薬の効果で体力も全快じゃからもうすぐ起きるじゃろ…何て話しとったら早速じゃな。」
徐々に光が収まっていき、ノアの目蓋がピクピクと動き出す。
目を開くとガバッと上体を起こした。
「…え?治ってる?」
ノアは自身の腕や足、腹等を触って状態を確かめつつ、驚きの顔を晒す。
「おぅ少年よ、どこも異常は無いハズじゃ。
寧ろ今までよりも爽快じゃと思うぞ?」
仙人の様な『薬師』の言う様に、ノアの体は全快した上に、ヴァンディットからは『硬い岩盤層』と言われた筋肉のコリ等も解消され、気分的に最高の目覚めであった。
「あ、ありがとうございます。
見ず知らずの者にこんな…」
「うむうむ、感謝を言える良い子じゃな。」
と、そこまで話した所でセレイアがノアに近付く。
「色々と事情を聞きたいのだがここでは何なので、中で詳しい事を話して貰って良いかしら?」
「…中で?」
ノアは聳え立つ超巨大な神殿を見た上でセレイアに返答する。
「すいません。
自分はあの場に落ちて来る時に仲間を残してるので心配してると思うのです。
出来れば早めに戻りたいと思うのですが…」
「それなら安心して下さい。
あの場は『建造途中』で空間からして違う場所に存在しています。
この結界内も同様に違いますので、あの場に入った瞬間から外の世界では時が止まっています。」
「えぇ…」
彼らの話を信じるなら、ギルドメンバーらやドゥ、ヴァンディット達と離れ離れになってからまだ数分しか経っていない事になる。
彼らからしても、ノアが何者で、何の事情があってあの場に来たのか知りたいハズ。
だからと言って彼らが嘘を言っている様にも思えなかったし、変に疑われるのもゴメンなので、大人しく従う事にした。
神殿の中へはセレイア、薬師、ノア、2.5メルサイズのグリード、兵士2人の並びで神殿の中を進む。
流石に超巨大モンスターはその場で解散となった。
中ではセレイア同様、多種多様な色の鱗で象られた鎧を纏った人魚や、まんま魚形態の者まで色々といる。
中は普通に呼吸が出来るのだが、魚形態の者は泳ぐ様に建物内を動き回っているので、何とも不思議な光景である。
やはりここに人間が来るのが珍しいのか、一緒にいるグリードが珍しいのか、誰かとすれ違う度にジロジロと見られるのが何とも言えない気分になる。
建物内を暫く歩いているがやはり中々に広い。
建物と言うよりか、彼らの国と考えた方が良いかも知れない。
それにしてもだ。
「こんな事聞いて良いか分かりませんが、ここって何処なんですか?
海の底だと言うのは分かりますが、王都から一番近い海でも国4つは跨ぎますよ?」
「実は私共も最近知った事なのですが、ココ鉱山の真下にあるのです。」
「…は?」
「まぁ確かにそう思われますよね、私共も最初はそう思いましたから。
でも人間がこの地に来るのはまだまだ先の事になるでしょう。
何せココは途轍も無く深い場所にありますから。」
「え?じゃあ、あのダンジョンは…?」
「私共が見付けた時には、既に『レベル25』と言う名前が付いており、下層への掘削が行われておりました。
幾ら人間がこの地に来るのが先になるとは言え、いつ侵攻が来るか分かりませんので、防衛線として私共が手を加えました。」
「…まぁ当分はこの地には来ないんじゃ無いですか?『レベル26』にあんな超巨大モンスターがいれば…」
「あぁ…あそこは『レベル26』じゃありませんよ?」
「え?違うんですか?」
「ええ、あそこは新造中の『レベル158 クラーケンの巣』ですよ。」
「ぶふっ!?」
情報量の多さにむせるノア。
「え?新造中?ひゃ、158!?…と言うか『クラーケン』って言ったらお伽噺でしか聞いた事ありませんよ?」
「まぁ基本的に深海にしか居ませんからね。」
『クラーケン』…海洋系最強種の一角。
竜の様な頭部に、頑強な胴体、一撃で万物を破壊せしめる巨腕、蛸を彷彿とさせる触手を用いてどの様な場所でも戦闘が可能な機動力を誇る。
尚幼体でも全長500メルあり、完全体ともなれば全長は2000メルを超えるとも言われており、討伐は【勇者】でも難しいとか。
「ダンジョンという性質上、勝手に階層が増えていく仕様のようですから、前もって造っていたんです。
一応『レベル26』から下に行けない様に結界は張っていましたが、強力な攻撃でも加えたのですか?」
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「セレイア、そこから先は後にしましょう。
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「あ…申し訳ありません。つい…」
「ふふ、外の世界から来た者だから仕方無いと言えば、仕方無いじゃろうな。
さて…後は頼むぞ。」
薬師は、とある大きな扉の前で立ち止まり、後の事をセレイアに任せ、その場を後にする。
恐らくこの扉の向こうにいる者も交えて話をするのだろうと、ノアも動きを止めて待機する。
「リヴァイア殿、先程新造中の『レベル158』で感知された反応のあった者をお連れしました。」
「はいよー。」
(何か軽いな…)
ガチャ
扉が開かれると、先程の『クラーケン』が丸々収まる程の広さと高さのある部屋が目に入る。
上手く例える事が出来ないが、第一印象は全面ガラス張りの大聖堂、と言った感じである。
ガラスを1枚隔てた外を見ると先程の神殿前で見た、きらびやかな海藻や珊瑚、光る魚やモンスターが優雅に泳ぎ、幻想的な雰囲気を漂わせる。
(…と、景色に見とれていてはダメだ。)
ノア達が部屋に入った時から部屋の中央で立っている、青紫色の鎧を身に纏った20代前半の若い女性と目が合う。
ノアはその場で頭を下げながらお礼を言う。
「この度は危うい所を助けて頂き感謝します。
僕は意図してあの場に入った訳ではありませんし、何を聞かれても答えられる範囲でそちらの質問には答えるつもりです。」
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堅苦しいのはあまり好きじゃないので気軽に接してくれると有り難い。」
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