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ヴァリエンテ領・大規模氾濫掃討戦編~街(前哨基地)建設~
戦闘狂の相手
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~街建設地から500メル程離れた未開拓地~
「ここなら良いでしょ。
開けてはいるけど適度に木々が生えて障害物もあるし、皆さんが得意としていそうな空中へも容易に行けますからね。」
〔お、良いの?
君にとっては不利になるんじゃないの?(ヤンチャラット)〕
「羽を持つ人に地上戦持ち込んで勝ってもこちらとしても嬉しくないですからね。」
〔ほーん、既に勝つ気ではいると言う訳ね?(シッチャカ)〕
「そりゃね。」
〔〔うふふ、良いね良いね♪〕〕
ノアとハーピー族5人(チュルチーとチャチャ、ゴチは見学。)は、カルルからの指示で街から離れた場所へとやって来ていた。
ちなみに街の建設が急務である為、技術職らは残って貰い、この場には少人数だけ集まっている。
外に居るのは、戦闘で被害が出ない様に監視する目的で居る四季龍インヴェルノとレドリック(肩にステラ)。
レドリックの足下の影には、観戦目的のルルイエやカルル、いつものメンバーに加えてサキュバス3人組も潜んでいる。
理由としては、離れているとはいえ、戦闘時のノアの気配に当てられたら堪ったモノでは無いとのミダレからの助言があったからである。
(ふむ、煽って反応を見るつもりだったけど、何と清々しい顔をしている事やら。
これは裏表無く戦闘狂って感じだな…)
(『っつー事は自分が満足するまで終わんねぇぞ?
下手すりゃ長丁場になるだろうな。
面倒だから心へし折ってやったら良いんじゃねぇか?』)
(まぁ状況次第だね。)
ハーピー…顔と身体は人間の物でありながら、腕は翼、鳥の様に強靭な脚を持つ奇妙な生物。
個体によっては羽毛の生え具合で目のやり場に困る者も居る。
標高の高い山々に生息している事は分かっているが発見例は非常に少ない為、風と氷に適正がある事以外詳しい事は分かっていない。
〔なぁー、場所を用意してくれたんだからやろーぜー!(ヤンチャラット)〕
〔こっちはいつでもいけるわよ?(シッチャカ)〕
「はいはい、ちょっと待っててね。」
〈何か良く分からないけど頑張ってねー、坊や~。〉
「はいはーい。」
対面で腕組み待機しているヤンチャラットとシッチャカは、既に臨戦態勢となり戦闘開始を今か今かと待ち侘びている。
ステラは何でハーピー族とノアが戦う事になったかはいまいちピンと来ていないが、一先ずノアへ声援を送っていた。
『『ヒュンヒュン!』』『『パシッ。』』(アイテムボックスからガントンファー2本。)
「よし。」
〔おいおい、腰の得物は使わずにそんな棒っきれでやるのかー?(ヤンチャラット)〕
〔私達は鉤爪使うのよ?
君もその刀剣使っても良いのよ?(シッチャカ)〕
ノアは防具に蓄積された衝撃をエネルギーへと変換し射出する非殺傷武器、特製ガントンファーを取り出して腕の側面へと配置。
腰の荒鬼神ノ化身は使わないのかと問われたノアだが
「危ないですからね、これで大丈夫です。
さ、始めましょうか。」
〔〔…ふーん…〕〕
2人を気遣って言った台詞であったが、図らずもコレが本日最大の煽り文句となってしまったのであった。
《それでは開始するぞ。
勝敗はどちらかが負けを認めるまで。良いな?》
〔〔もち。〕〕
「はい。」(あーこりゃ長くなるわ。)
《それでは、始め!》
四季龍インヴェルノから勝敗条件を告げられると、2人は言葉短に返答し、ノアは長くなると腹を括る。
その後開始の合図と共にまず動いたのは勿論ハーピーの2人であった。
『『ビュゴォオオオッ!』』(2人の全身に風が纏われ、一塊の暴風となってノアを目指す。)
(おー、風を操れるんだ。)
(『空間が揺らいでるな、見た目以上に暴風の様だな。』)
〔喰らいな!『羽嵐(ウアラシ)』!(ヤンチャラット)〕
『『『ドシュシュシュッ!』』』(翼から無数の風の刃。)
〔『鉤爪閃刃(カギヅメセンジン)』!(シッチャカ)〕
『『『ボボボボボッ!』』』(無数の爪の刃。)
『『『『チュドドドドドドドドドドドドドドッ!』』』』(無数の刃がノアの下に所に着弾。
地面と平行に飛行しながら無数の刃を飛ばす両者。
着弾地点なは瞬く間に砂埃が上がり、視界が埋め尽くされていった。
バサァッ!(翼を羽ばたかせて急停止。)
〔へへん♪余裕ぶっこいて『ガッ!』るか『グンッ!』r『ドゴッ!』ぷぎゅっ!?(ヤンチャラット)〕
〔え!?ヤン『ガッ!』ぐぇっ!?
っ、『ガギッ!』『ズダァンッ!』(シッチャカ)〕
先制攻撃が上手くいって笑みを浮かべるヤンチャラットの脚首にガントンファーの柄が絡み、そのまま地面に叩き付けられる。
直ぐ隣に居たシッチャカがヤンチャラットの方を見るが、直ぐに自身の首にガントンファーの柄が絡み後ろに引っ張られる。
自前の反射神経で首を振り、脱出しようと試みるも、今度はノアの後ろ回し蹴りが翼に絡み付き、そのまま引き倒された。
チャキ。(シッチャカの目の前にガントンファー。)
〔っ…!(シッチャカ)〕
「取り敢えず1本ね。」
翼に掛けた脚を抜きつつガントンファーの射出口をシッチャカに突き付けるノア。
ヤンチャラットは地面に四つん這いの状態で固まり、シッチャカは仰向けの状態でポカンと口を開け、何が起こったのか分からないと言った表情であった。
が
〔ふ…ぅううううっ!(ヤンチャラット)〕
『『『『ゴォッ!』』』』(ヤンチャラットを中心に突風が発生。)
ボフッ!「ぅおっ!?」
〔っし!(シッチャカ)〕ボッ!
ヤンチャラットが唸り声と共に突風を発見させ、ノアが煽られて思わず体勢が崩れる。
するとシッチャカは起き上がりつつ鉤爪で攻撃を仕掛けようとする。
ドッ!ガガンッ!(翼の根元を足で抑えつつシッチャカの顎にガントンファーの衝撃波を2発叩き込む。)
〔『ガンッ!』ほ『ゴンッ!』べっ!(シッチャカ)〕
バヒュンッ!(ヤンチャラットが高速で飛行。)
〔っらぁっ!(ヤンチャラット)〕
ガガギッ!『『ズガガッ!』』(鉤爪を構えて突進、ノアは迎撃&押し込まれる。)
ガクン…ッ!(突進の力をやや下に流す。)
〔っぇ!?『『ベシャッ!』』(地面に大の字になるヤンチャラット。)
闇雲に押し込もうとしたヤンチャラットの勢いを利用してそのまま地面に叩き付ける。
〔こン『ガンッ!』へぶっ!?(シッチャカ)〕
〔ちょこま『ゴンッ!』『ゴ『ゴンッ!』』(ヤンチャラット)〕
加勢しようとしたシッチャカに1発、起き上がろうとしたヤンチャラットの顎、肩に3発撃ち込み、双方起き上がれない状態が続いた。
チャキ。チャキ!(両者の眼前にガントンファーを突き付ける。)
「まだやる?」
〔っ…当たり前だ!(笑顔のヤンチャラット)〕
〔っ…まだ始まったばかりでしょ!(笑顔のシッチャカ)〕
(あー…長くなるぞこれぇ…)
「ここなら良いでしょ。
開けてはいるけど適度に木々が生えて障害物もあるし、皆さんが得意としていそうな空中へも容易に行けますからね。」
〔お、良いの?
君にとっては不利になるんじゃないの?(ヤンチャラット)〕
「羽を持つ人に地上戦持ち込んで勝ってもこちらとしても嬉しくないですからね。」
〔ほーん、既に勝つ気ではいると言う訳ね?(シッチャカ)〕
「そりゃね。」
〔〔うふふ、良いね良いね♪〕〕
ノアとハーピー族5人(チュルチーとチャチャ、ゴチは見学。)は、カルルからの指示で街から離れた場所へとやって来ていた。
ちなみに街の建設が急務である為、技術職らは残って貰い、この場には少人数だけ集まっている。
外に居るのは、戦闘で被害が出ない様に監視する目的で居る四季龍インヴェルノとレドリック(肩にステラ)。
レドリックの足下の影には、観戦目的のルルイエやカルル、いつものメンバーに加えてサキュバス3人組も潜んでいる。
理由としては、離れているとはいえ、戦闘時のノアの気配に当てられたら堪ったモノでは無いとのミダレからの助言があったからである。
(ふむ、煽って反応を見るつもりだったけど、何と清々しい顔をしている事やら。
これは裏表無く戦闘狂って感じだな…)
(『っつー事は自分が満足するまで終わんねぇぞ?
下手すりゃ長丁場になるだろうな。
面倒だから心へし折ってやったら良いんじゃねぇか?』)
(まぁ状況次第だね。)
ハーピー…顔と身体は人間の物でありながら、腕は翼、鳥の様に強靭な脚を持つ奇妙な生物。
個体によっては羽毛の生え具合で目のやり場に困る者も居る。
標高の高い山々に生息している事は分かっているが発見例は非常に少ない為、風と氷に適正がある事以外詳しい事は分かっていない。
〔なぁー、場所を用意してくれたんだからやろーぜー!(ヤンチャラット)〕
〔こっちはいつでもいけるわよ?(シッチャカ)〕
「はいはい、ちょっと待っててね。」
〈何か良く分からないけど頑張ってねー、坊や~。〉
「はいはーい。」
対面で腕組み待機しているヤンチャラットとシッチャカは、既に臨戦態勢となり戦闘開始を今か今かと待ち侘びている。
ステラは何でハーピー族とノアが戦う事になったかはいまいちピンと来ていないが、一先ずノアへ声援を送っていた。
『『ヒュンヒュン!』』『『パシッ。』』(アイテムボックスからガントンファー2本。)
「よし。」
〔おいおい、腰の得物は使わずにそんな棒っきれでやるのかー?(ヤンチャラット)〕
〔私達は鉤爪使うのよ?
君もその刀剣使っても良いのよ?(シッチャカ)〕
ノアは防具に蓄積された衝撃をエネルギーへと変換し射出する非殺傷武器、特製ガントンファーを取り出して腕の側面へと配置。
腰の荒鬼神ノ化身は使わないのかと問われたノアだが
「危ないですからね、これで大丈夫です。
さ、始めましょうか。」
〔〔…ふーん…〕〕
2人を気遣って言った台詞であったが、図らずもコレが本日最大の煽り文句となってしまったのであった。
《それでは開始するぞ。
勝敗はどちらかが負けを認めるまで。良いな?》
〔〔もち。〕〕
「はい。」(あーこりゃ長くなるわ。)
《それでは、始め!》
四季龍インヴェルノから勝敗条件を告げられると、2人は言葉短に返答し、ノアは長くなると腹を括る。
その後開始の合図と共にまず動いたのは勿論ハーピーの2人であった。
『『ビュゴォオオオッ!』』(2人の全身に風が纏われ、一塊の暴風となってノアを目指す。)
(おー、風を操れるんだ。)
(『空間が揺らいでるな、見た目以上に暴風の様だな。』)
〔喰らいな!『羽嵐(ウアラシ)』!(ヤンチャラット)〕
『『『ドシュシュシュッ!』』』(翼から無数の風の刃。)
〔『鉤爪閃刃(カギヅメセンジン)』!(シッチャカ)〕
『『『ボボボボボッ!』』』(無数の爪の刃。)
『『『『チュドドドドドドドドドドドドドドッ!』』』』(無数の刃がノアの下に所に着弾。
地面と平行に飛行しながら無数の刃を飛ばす両者。
着弾地点なは瞬く間に砂埃が上がり、視界が埋め尽くされていった。
バサァッ!(翼を羽ばたかせて急停止。)
〔へへん♪余裕ぶっこいて『ガッ!』るか『グンッ!』r『ドゴッ!』ぷぎゅっ!?(ヤンチャラット)〕
〔え!?ヤン『ガッ!』ぐぇっ!?
っ、『ガギッ!』『ズダァンッ!』(シッチャカ)〕
先制攻撃が上手くいって笑みを浮かべるヤンチャラットの脚首にガントンファーの柄が絡み、そのまま地面に叩き付けられる。
直ぐ隣に居たシッチャカがヤンチャラットの方を見るが、直ぐに自身の首にガントンファーの柄が絡み後ろに引っ張られる。
自前の反射神経で首を振り、脱出しようと試みるも、今度はノアの後ろ回し蹴りが翼に絡み付き、そのまま引き倒された。
チャキ。(シッチャカの目の前にガントンファー。)
〔っ…!(シッチャカ)〕
「取り敢えず1本ね。」
翼に掛けた脚を抜きつつガントンファーの射出口をシッチャカに突き付けるノア。
ヤンチャラットは地面に四つん這いの状態で固まり、シッチャカは仰向けの状態でポカンと口を開け、何が起こったのか分からないと言った表情であった。
が
〔ふ…ぅううううっ!(ヤンチャラット)〕
『『『『ゴォッ!』』』』(ヤンチャラットを中心に突風が発生。)
ボフッ!「ぅおっ!?」
〔っし!(シッチャカ)〕ボッ!
ヤンチャラットが唸り声と共に突風を発見させ、ノアが煽られて思わず体勢が崩れる。
するとシッチャカは起き上がりつつ鉤爪で攻撃を仕掛けようとする。
ドッ!ガガンッ!(翼の根元を足で抑えつつシッチャカの顎にガントンファーの衝撃波を2発叩き込む。)
〔『ガンッ!』ほ『ゴンッ!』べっ!(シッチャカ)〕
バヒュンッ!(ヤンチャラットが高速で飛行。)
〔っらぁっ!(ヤンチャラット)〕
ガガギッ!『『ズガガッ!』』(鉤爪を構えて突進、ノアは迎撃&押し込まれる。)
ガクン…ッ!(突進の力をやや下に流す。)
〔っぇ!?『『ベシャッ!』』(地面に大の字になるヤンチャラット。)
闇雲に押し込もうとしたヤンチャラットの勢いを利用してそのまま地面に叩き付ける。
〔こン『ガンッ!』へぶっ!?(シッチャカ)〕
〔ちょこま『ゴンッ!』『ゴ『ゴンッ!』』(ヤンチャラット)〕
加勢しようとしたシッチャカに1発、起き上がろうとしたヤンチャラットの顎、肩に3発撃ち込み、双方起き上がれない状態が続いた。
チャキ。チャキ!(両者の眼前にガントンファーを突き付ける。)
「まだやる?」
〔っ…当たり前だ!(笑顔のヤンチャラット)〕
〔っ…まだ始まったばかりでしょ!(笑顔のシッチャカ)〕
(あー…長くなるぞこれぇ…)
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