【R18】【完結】早逝した薄幸の少女、次の人生ガチムチのオッサンだった。

DAKUNちょめ

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待ち時間長し。心配時間も長くなる。

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侍女が部屋に運んだ朝食を殿下に召し上がって戴いてる間に俺は、自身の着崩した身なりを整えた。

殿下の朝食が済んだ頃を見計らって、着替えの為にリヒャルト殿下の私室に侍女を呼んだ。


殿下が着替えをなさっている間、俺は一旦部屋を出て廊下にて殿下が身なりを整えるのを待った。


一人になり殿下を待つ間、先程までの殿下とのやりとりを反芻するように何度も何度も思い出しては照れ臭さと気恥ずかしさに頬を染めてしまう。



━━食べちゃいたいって…抱くって……

ひとつになろうって言って下さった!

なんて言うか…前途ある若者をたぶらかしたような罪悪感みたいなモンも無くはないが…

それでも俺は……殿下に求められて嬉しい!━━




殿下の私室前の廊下に立つ俺は、ちゃんと近衛騎士らしく毅然たる態度で立っていたのだろうか。

自分では分からないが、もしかしたら鼻の下を伸ばし、いやらしい顔でクネクネしていたかも知れない。

自分ではちゃんとしているつもりでも、思わず口元が緩むのを感じずにはいられない。

確認するように、何度か指先で口角に触れてみた。



「オズワルド。待たせてすまない。」



頭の中が花を背負った殿下でいっぱいになっていた俺の背後で扉が開いた。

ハッと我に返る様に姿勢を正し、一歩下がって殿下の歩く場所を空けて頭を垂れる。




着替えを済ませた殿下が侍女を伴って部屋から出て来たのを迎え、そのまま殿下に付き従い国王陛下の元に向かった。








「早目に父上の所に顔を出しておいて良かった。

あと1時間遅かったら、母上が治療士と薬師を連れて僕の部屋に来る所だったらしいよ。」



「お見舞いには来られていたでしょうね。
王妃殿下は、王子殿下も王女殿下もそれはそれは大事に思ってらっしゃいますし。
…しかしながら、治療士と薬師を伴ってですか…。」



王妃殿下は子煩悩が過ぎて、リヒャルト殿下の兄君の18歳の王太子殿下でさえ子ども扱いをしてしまうのが玉にキズではあるが…。

子ども思いの良き母親である。



「母上は度が過ぎるんだよ。
風邪をひいて少し熱が出ただけで祈祷師だか、まじない師だかを呼んだりした事もあるし。」



「確かに王妃殿下は殿下達の事を大袈裟に捉えたりしますが、それだけ殿下達は深く愛されてらっしゃるのですよ。」



「僕は、母上よりもオズに深く愛されたい。」



「ふぁっ!?ゴホッゴホッ!!」



思わぬ不意打ちを喰らってしまった。

城内の廊下を歩きながら、思わず大きく咳き込んでしまう。

何つー甘い言葉をサラッと流すように口にするのかな。

不意打ちの攻撃力が高過ぎて腰にクる。







国王陛下と王妃殿下に朝のご挨拶を済ませた後、俺と殿下はその足で図書室の方に向かった。


殿下の今日の予定では、午前は図書室にて歴史の授業を受ける事になっている。

図書室での授業がある時は俺も殿下と共に図書室に行き、授業を受ける殿下の姿を警護という形で後ろから見ているのが常である。


今日の座学での殿下は落ち着きが無く、後ろから見ているとそわそわと身体が急くように動いている。

教師との話の間に俺の存在を気にするかの様に、チラッチラッと後ろに目を向ける。


殿下のそんな所は、本当に子供らしくて可愛らしく愛おしい。



━━どこにも行きませんって、ちゃんとここに居ますよ━━



なんて思ったりして、そんな殿下を見ている俺の眉尻が下がってしまう。



そんな俺も
表向きには冷静に殿下の護衛任務を遂行しながら、頭の中は今夜の晩の事でいっぱいだ。

と、言うか………


集中しなさいと教師に注意されながら目の前で授業を受けている子供の殿下。


……本当に?
本当に、こんな可愛らしい殿下がこんなゴッツい俺を抱けるのだろうか?


時間の経過と共に、今夜の約束の信憑性が段々と薄れてくる。


殿下が俺を好きだと言ってくれた気持ちを疑うわけではないが、いざ事に及ぼうとすると性行為自体が未経験の殿下には中々にハードルが高いのではないだろうか。


先ほどまでの様に、気持ちが昂ぶって…その流れでってなら分からなくもないが……

最初から、そういう行為をするつもりで向き合い、いざその時となったら互いに物怖じしそうな気がしなくもない。



━━大人の俺がリードするって言っても……
いや無理だ。

どうやってやったらいいか分からん━━



それなりに歳をとっているので、性行為の経験が全く無いわけではないが……

最後にしたのは何年前だったか…。

それも女性を相手にしているので、受けとめる側での性行為なんてした事がない。



━━こんな事なら、受け入れる側の心構えなど聞いておけば良かった…
って、俺は何をアホな事を思ってんだ

聞けるか、そんな事。━━



若かりし頃の自分はこの先の人生において、自分が幼い少年に抱かれたいと思う日が来る可能性なんて、微塵も考えたりしなかった。

そもそもが、同性を相手に恋をするなんて考えがなかったし、しかもその相手が親子ほど歳の離れた少年だとか。

いまだに自分でも信じられない。



それゆえに今の自分は平静を装いながら、頭の中は実に激しく一人混乱状態が続いている。



「オズ、授業終わったよ?」



「えっ…いつの間に……」



「数分前に。
先生が席を立った時にオズに挨拶したらオズも普通に返事してたじゃない。
それなのに気付いてなかったの?」




「はい、まったく………。」





まったく気付いてなかった。

全て無意識なまま、惰性に近い状態で返事をしていたようだ。



「オズも、今夜の事が気になってる?
ふふっ僕もだよ?楽しみ?」



教室として殿下の授業に使用されていた今の時間、王城の大きな図書室には俺と殿下の二人しか居ない。

本が傷まない様に強い陽射しを遮り外の明かりだけを取り込むため、図書室の中央の窓には薄手のカーテンが重ねて掛かっている。

その窓の前を通路とし、左右に新古様々な本が整然と揃えられた高い本棚が並ぶ。


その様子は思いの外、教会にも似た荘厳さを感じさせ、そんな空間に殿下と二人きりで居ると……

良くも悪くも、何か色々と考えさせられてしまう。





「そうですね…今夜の事が気になって…楽しみと言うよりは、不安だらけです…。

本当に俺が殿下のお相手をして良いのかとか…
上手く殿下を受け入れる事が出来るのかとか…。」



「イヤって訳ではないんでしょ?
…あれこれ考え過ぎて不安になってるの?」



転ばぬ先の杖ではないが、先の事を見据えてあれこれ考えてしまうのは歳のせいかも知れない。

それに加えて、この教会のようにも見える空間に居るだけで、何だか神様に「やめとけ」と責められているような錯覚すら感じでしまう。

上手く行為を出来ないかも知れないという不安は、やめといた方が良いという警告ではないのかとも。





「嫌なワケ無いです…。
ただ…俺、殿下に取り返しのつかない事をさせてしまうんじゃないかと……。」



「不安になんかならないで…オズ…。
ね、この場所…教会みたいにキレイじゃない?
こうやって二人で向かい合ってたら、結婚式みたいだよね。
僕達、神様に祝福されてるみたいでしょ?」



俺の前に立つ殿下が、高い位置にある俺の頬に手の平を当てる。

下から見上げる殿下の顔は優しく、それでいて俺を見詰める瞳は真っ直ぐで揺るぎ無く強く輝き

殿下がとても凛々しく見えた。



「祝福ですか……
俺は、神様に叱られてる様に感じてましたが。」



「神様に叱られる?そんなワケ無いじゃない。
僕達は、互いを愛してる。愛し合ってるんだよ?
祝福してくれてるに決まってるじゃないか。」



おぉ…眩しくなるほどにポジティブ。

何の迷いも無く言い切った殿下に、グダグダとネガティブな事ばかり考えていた俺は苦笑してしまった。


結局は我が身可愛さに、アレコレ理由をつけて傷を浅くするために予防線を張ろうとしていた自分。


答えは至ってシンプルなのに。


誰に咎められても、それこそ神様にだって殿下を好きだって俺のこの気持ちはもう抑える事が出来ない。

だったら、後は殿下の想いを俺が受けとめて、俺の想いを殿下に受けとめて貰う覚悟をすればいいだけの話だ。



えー……と。要するに……

やらしい事をされるのを喜んで受け入れ、されてしまえ。覚悟しろと。

恥ッッず!!




「オズ、またやらしい想像した?
黙りこくって俯いた顔が真っ赤。」


今朝のやりとりを経て俺という人間をひとつ知った殿下は、これからは機嫌が悪くても良くても口数が少なくなってしまう俺の表情を観察する事にした様だ。



「し…ました。少しだけ。
恥ずかしいんで、あんまり顔を見ないで下さい。」



俺はバツが悪そうに小声で呟きつつ、そうか俺の顔は今そんなに赤いのかと気付かされた事で、更に恥ずかしさが募る。



「ふふっ正直なオズって可愛いなぁ。
………愛してるよ。」



俺の頬に触れた殿下の手が俺の首に掛かり、下に引っ張られて上身を屈ませられた。

俺の顔が、低い位置にある殿下の顔に近付く。



「はい…俺も殿下を愛してます…。」



引き寄せ合う様に互いの唇が近付き重なり合う。

吸い付く様に唇を重ねただけのキスは、この教会のような空間では婚礼の誓いの口付けのようで


俺はガラにもなくじーんと感動してしまっていた。



━━まるで殿下と俺の結婚式みてーだな…て事は…
そうか今夜は初夜か……



初夜かっ!!━━







共に図書室を出て殿下を食堂にお連れし、昼食を取って頂いた。

その間に俺は兵舎の食堂に行き、具だくさんのスープでパンをかき込むように腹に入れる。


王城の食堂に戻り殿下をお迎えして、城の裏手にある庭に向かった。


午後からは剣の稽古が殿下の今日の予定となっている。


訓練用の剣を腰に携えて稽古の準備をしながら、ああ俺はこの場所で枯れ枝少女の夢を見て、それがきっかけで自分の胸の奥に仕舞い込んでいた殿下への想いを気付かされたのだったなと思い出した。

いまだ、あの少女の妙ちきりんな転生後願望に影響を受けてるんじゃないかとも思わなくはないが


今はもう、そんな事どうだっていい。


だって好きはもう、好きでしかないんだし!




「オズ、二人でいい汗かこうか。」



剣を構えた殿下がニッと微笑む。

二人でいい汗をかくに、少しばかり夜の事かと思ってしまった事は内緒にしとこう。


殿下は大人しい雰囲気を持っているが剣の稽古は好きな様だ。

それで、急に負けん気の強さを発揮して「隙あらばいつでも攻撃を」と言う俺から一本取ろうとして、不意打ちや体当たりをかましてくる、やんちゃな可愛さも……



「あっ汗!!汗かきますよっ!!汗かいたらっ!
俺っ…!汗臭くなります!!」



そうだ!俺、今汗だくになったら、汗臭いまんまだ!

そんな身体を殿下に委ねるのか!?

殿下は、夕食後に湯浴みの時間があるが、俺は勤務を交替するまで汗を流す事が……!くっ!



「……そんな気にする事じゃ……オズの汗ばんだ時の香り、臭くなんかないよ?
今まで、そんなに気にしてなかったのに…急にどうしたの?」



好きな相手に自分を差し出す側って、きっとこんなモンなんです!

相手に不快な思いをさせたくないとか、万全の態勢で挑みたいとか!

いや、受け入れる側とか関係ないかも知れないが、本気で恋した相手との初めての日だし!



「そ、そんな汗臭い身体を…殿下に抱いて頂くのは……!」



「……あ、なるほど。
まさか、今夜の事を気にして言ってるとは……。
オズは、僕が思っている以上に今夜を楽しみにしてくれてると。」



あああ!楽しみですが、不安もいっぱいなんです!

こんな若くもない俺を、汚れ無き麗しの殿下に愛してもらう覚悟が出来たばかりなのに!

汗臭いって!それは覚悟どうこうじゃないだろ!



俺は剣を握っている腕を顔に当てて顔を隠した。

恥じらいとは別の、恥ずかしさ。



━━殿下、こんな俺で申し訳ない!!━━




「きっ、キレイな身体の俺でなくて…す、すみません…」



何を言っているのか自分でも分からない。
そこに、今夜は諦めて貰おうなんて選択肢が現れない事も、ある意味申し訳無く思ってしまう。



「さっきも言ったけど、僕は汗ばんだオズの香りって結構好きなんだよね。

オズとの初めてはオズの香りも思い切り堪能したいから、むしろそのままのがいいな。

……あー……夜になるまで忘れるようにしてたのに……。」




「……で、殿下……?」



「オズの、やらしい匂いとやらしい姿を想像しちゃった……
どうしよ、待ち切れない……。」




殿下が甘える様に俺の背に腕を回して胸に抱き着いて来た。
スンスンと鼻を鳴らして俺のニオイを嗅いでいる。

……とてつもなく恥ずい。




「ッッ…で、殿下…あ……。」




裏庭には人が少ない。

ピッタリと俺に抱き着く殿下の姿を見られた所で、俺と剣の稽古をしている時の殿下は甘えん坊だったり、体当たりするやんちゃ坊主だったりするので誰も気にはしない。

殿下もそれを知ってらして

見えない位置で、俺の股間をまさぐる様に撫で回す。




「膨らんでるよオズのココ。
オズも待ち切れない?僕と繋がりたい?」



「…は、はい……早く殿下とひとつになりたいです…。」



「素直なオズ、可愛い……じゃあ……
いっぱい汗をかいて、オズの匂いを濃ゆくしよう!」




こ、濃ゆく…?汗臭いほうがお好みだと……


先ほど俺の胸の辺りの匂いを嗅いでらしたが、俺臭さが足りなかったのか。





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