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赤城玲音 篇
第44話
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「わあ...」
私たちは海にきていた。
人は少なく、静かな海。
(今日はいい天気になってよかったな...)
「わっ!?」
パシャリと水がかけられる。
「ゲホゲホ...」
◆「悪い、黒羽!」
♪「大丈夫だった?」
「う、うん。ちょっとびっくりしたけど...」
どうやら、玲音と錬が水をかけあっていたらしい。
錬がかけた水を玲音がよけ、それが運悪く黒羽の顔にかかったのだった。
(海水って、こんなにしょっぱかったっけ?)
海にいた頃は分からなかったことだった。
◇「二人とも、はしゃぐのはいいけど...」
美音が素早く動き、二人に思いきり水をかけた。
◇「黒羽に迷惑はかけないように」
♪◆「すいません...」
「私、気にしてないから!そんなに落ちこまなくて大丈夫だよ。...ね?」
◆「黒羽...」
その時だった。
「きゃあ!」
(身体が、海に引きずられる...?)
「ゲホッ!ガボッ!」
◆「黒羽!」
♪◇「...!」
他のみんなも重大さに気づいたようだ。
(意識が...)
ごめんね、みんな。
私もう、
...ダメみたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆「くっ...」
黒羽の足には、この地域には生えないはずの海草が絡みついていた。
◇「魔女の、力?」
♪「何て酷いことを...」
黒羽は目を開けない。
◆「黒羽、黒羽!」
◇「...気絶してるだけみたい。もう少しで起きるはず」
「ゲホゲホ...」
黒羽は海水を吐きだした。
「...あれ?私...」
黒羽の身体は抱きしめられていた。
◆「よかった、本当によかった...」
「みんなのお陰で助かったよ。...ありがとう」
ふわり。
♪「大丈夫?」
「うん。...っ」
◇「黒羽、腰が抜けてる」
「ごめんなさい...」
◆「じゃあ、しっかり掴まっててな!」
黒羽は軽々と横抱きにされる。
「ま、町のなかじゃ恥ずかしいよ...」
◆「いいからいいから!」
「ありがとう...」
◇「行こう」
♪「そうだね!」
四人はそのまま、帰路についた。
私たちは海にきていた。
人は少なく、静かな海。
(今日はいい天気になってよかったな...)
「わっ!?」
パシャリと水がかけられる。
「ゲホゲホ...」
◆「悪い、黒羽!」
♪「大丈夫だった?」
「う、うん。ちょっとびっくりしたけど...」
どうやら、玲音と錬が水をかけあっていたらしい。
錬がかけた水を玲音がよけ、それが運悪く黒羽の顔にかかったのだった。
(海水って、こんなにしょっぱかったっけ?)
海にいた頃は分からなかったことだった。
◇「二人とも、はしゃぐのはいいけど...」
美音が素早く動き、二人に思いきり水をかけた。
◇「黒羽に迷惑はかけないように」
♪◆「すいません...」
「私、気にしてないから!そんなに落ちこまなくて大丈夫だよ。...ね?」
◆「黒羽...」
その時だった。
「きゃあ!」
(身体が、海に引きずられる...?)
「ゲホッ!ガボッ!」
◆「黒羽!」
♪◇「...!」
他のみんなも重大さに気づいたようだ。
(意識が...)
ごめんね、みんな。
私もう、
...ダメみたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆「くっ...」
黒羽の足には、この地域には生えないはずの海草が絡みついていた。
◇「魔女の、力?」
♪「何て酷いことを...」
黒羽は目を開けない。
◆「黒羽、黒羽!」
◇「...気絶してるだけみたい。もう少しで起きるはず」
「ゲホゲホ...」
黒羽は海水を吐きだした。
「...あれ?私...」
黒羽の身体は抱きしめられていた。
◆「よかった、本当によかった...」
「みんなのお陰で助かったよ。...ありがとう」
ふわり。
♪「大丈夫?」
「うん。...っ」
◇「黒羽、腰が抜けてる」
「ごめんなさい...」
◆「じゃあ、しっかり掴まっててな!」
黒羽は軽々と横抱きにされる。
「ま、町のなかじゃ恥ずかしいよ...」
◆「いいからいいから!」
「ありがとう...」
◇「行こう」
♪「そうだね!」
四人はそのまま、帰路についた。
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