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緑川真人 篇
第22話
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▲「かっこわるいところ見せちゃったね...」
「そんなことないよ!私は、いつもと違う真人を見られて嬉しかったよ?」
▲「あー...恥ずかしい」
そんな会話をしていると、カランと音がした。
▲「いらっしゃい...渚か」
▼「俺で悪かったな」
「渚、どうしたの?」
▼「...雪が、おまえの足の様子がおかしいから診てこいとうるさかったからきた」
▲「やっぱり、調子悪いの?」
(真人に心配をかけたくないのに...)
そんなことを考えていると、黒羽の手を真人がそっと握ってくれた。
▲「黒羽にだって、我慢してほしくない」
(真人...)
「実を言うと、あまり調子はよくないの。でも、前の薬よりは効いてる気がする...」
▼「...そうか」
渚はぽつりと呟いた。
「ごめんね、渚...。何回もきてもらったりして...」
▼「気にするな。俺がやりたいから勝手にやってるだけだ。明日、また新しい薬を作ってくる」
「ありがとう」
ふわり。
▼「...っ、じゃあな」
そう言って渚は帰っていった。
▲「...」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その日の夜。
(あれ?部屋の鍵が壊れてる...?)
▲「黒羽、どうしたの?」
「鍵が壊れてるみたいで...」
▲「明日また渚がくるからその時に直してもらうよ」
(なら、今日は...)
まるで考えを探り当てたように真人が答える。
▲「今日は俺の部屋で寝たらいいよ」
「え...」
▲「いいから、おいで?」
「っ...」
黒羽は少し恥ずかしがりながら、真人の部屋に入っていった...。
「そんなことないよ!私は、いつもと違う真人を見られて嬉しかったよ?」
▲「あー...恥ずかしい」
そんな会話をしていると、カランと音がした。
▲「いらっしゃい...渚か」
▼「俺で悪かったな」
「渚、どうしたの?」
▼「...雪が、おまえの足の様子がおかしいから診てこいとうるさかったからきた」
▲「やっぱり、調子悪いの?」
(真人に心配をかけたくないのに...)
そんなことを考えていると、黒羽の手を真人がそっと握ってくれた。
▲「黒羽にだって、我慢してほしくない」
(真人...)
「実を言うと、あまり調子はよくないの。でも、前の薬よりは効いてる気がする...」
▼「...そうか」
渚はぽつりと呟いた。
「ごめんね、渚...。何回もきてもらったりして...」
▼「気にするな。俺がやりたいから勝手にやってるだけだ。明日、また新しい薬を作ってくる」
「ありがとう」
ふわり。
▼「...っ、じゃあな」
そう言って渚は帰っていった。
▲「...」
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その日の夜。
(あれ?部屋の鍵が壊れてる...?)
▲「黒羽、どうしたの?」
「鍵が壊れてるみたいで...」
▲「明日また渚がくるからその時に直してもらうよ」
(なら、今日は...)
まるで考えを探り当てたように真人が答える。
▲「今日は俺の部屋で寝たらいいよ」
「え...」
▲「いいから、おいで?」
「っ...」
黒羽は少し恥ずかしがりながら、真人の部屋に入っていった...。
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