629 / 732
緑川真人 篇
第39話
しおりを挟む
しばらくして真人の頭の傷が治ったとき、みんなで集まることになった。
黒羽はまだ歩くことができず、車椅子だ。
真人がおしてやってくる。
▲「お待たせ。...じゃあ、はじめようか」
中庭のテーブルを囲んで話し合いがはじまった。
☆「まず...錬」
♪「あの日のことを近所の人に聞いてみて、不審者がいなかったか聞き込みをしたんだけど...不審なマントを羽織った女がいたらしい」
○「マント、ですか...」
雪が丁寧にメモをとっていく。
「いつも思っていたけど、錬って一体...」
♪「簡単に言うと、お巡りさんかな」
「お巡りさん!?初めて知ったよ...」
♪「黙っててごめんね」
☆「話を元に戻すぞ」
▲「あの...実は、犯人に心当たりがあるんだ」
▼「なんだと...」
▲「実は...店に嫌がらせを仕掛けそうな人がいる。お客さんとしてきたんだけど...」
(もしかして)
「真人、それって...」
▲「うん、あのお客さんだ。街の噂で少し聞いたんだけど...」
真人が聞いた話によると、プロポーズは無事に成功したらしい。
しかし、あの男の横暴な性格により、結婚生活は長く続かなかったそうだ。
▲「ブーケに不満を持っていたし、あんまり疑いたくはないんだけど...意識が飛ぶ前に、声を聞いたんだ。...『あの花さえなければ』って」
「そんな、だって真人は必死に作っていたのに」
▲「本当は...黒羽が狙われているのかもしれない」
☆「どういうことだ?」
真人はみんなに説明した。
自分が作ったブーケを散々バカにされたこと。あの男が真人が作ったブーケを悪く言わないでほしい、真人の努力を無駄にするような言い方はしないでほしいと言った黒羽を殴ったこと。
その時の男がすごい形相だったこと。そのあと真人が適当に法律用語を並べて追い返したこと...。
♪「その男の人相、覚えてる?」
☆「待て、真人に絵を描かせるのは...」
(...そうだ)
「あの、私にできるか分からないけれど...私も、あの人の絵を描いてみてもいいかな?」
黒羽はまだ歩くことができず、車椅子だ。
真人がおしてやってくる。
▲「お待たせ。...じゃあ、はじめようか」
中庭のテーブルを囲んで話し合いがはじまった。
☆「まず...錬」
♪「あの日のことを近所の人に聞いてみて、不審者がいなかったか聞き込みをしたんだけど...不審なマントを羽織った女がいたらしい」
○「マント、ですか...」
雪が丁寧にメモをとっていく。
「いつも思っていたけど、錬って一体...」
♪「簡単に言うと、お巡りさんかな」
「お巡りさん!?初めて知ったよ...」
♪「黙っててごめんね」
☆「話を元に戻すぞ」
▲「あの...実は、犯人に心当たりがあるんだ」
▼「なんだと...」
▲「実は...店に嫌がらせを仕掛けそうな人がいる。お客さんとしてきたんだけど...」
(もしかして)
「真人、それって...」
▲「うん、あのお客さんだ。街の噂で少し聞いたんだけど...」
真人が聞いた話によると、プロポーズは無事に成功したらしい。
しかし、あの男の横暴な性格により、結婚生活は長く続かなかったそうだ。
▲「ブーケに不満を持っていたし、あんまり疑いたくはないんだけど...意識が飛ぶ前に、声を聞いたんだ。...『あの花さえなければ』って」
「そんな、だって真人は必死に作っていたのに」
▲「本当は...黒羽が狙われているのかもしれない」
☆「どういうことだ?」
真人はみんなに説明した。
自分が作ったブーケを散々バカにされたこと。あの男が真人が作ったブーケを悪く言わないでほしい、真人の努力を無駄にするような言い方はしないでほしいと言った黒羽を殴ったこと。
その時の男がすごい形相だったこと。そのあと真人が適当に法律用語を並べて追い返したこと...。
♪「その男の人相、覚えてる?」
☆「待て、真人に絵を描かせるのは...」
(...そうだ)
「あの、私にできるか分からないけれど...私も、あの人の絵を描いてみてもいいかな?」
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
押しつけられた身代わり婚のはずが、最上級の溺愛生活が待っていました
cheeery
恋愛
名家・御堂家の次女・澪は、一卵性双生の双子の姉・零と常に比較され、冷遇されて育った。社交界で華やかに振る舞う姉とは対照的に、澪は人前に出されることもなく、ひっそりと生きてきた。
そんなある日、姉の零のもとに日本有数の財閥・凰条一真との縁談が舞い込む。しかし凰条一真の悪いウワサを聞きつけた零は、「ブサイクとの結婚なんて嫌」と当日に逃亡。
双子の妹、澪に縁談を押し付ける。
両親はこんな機会を逃すわけにはいかないと、顔が同じ澪に姉の代わりになるよう言って送り出す。
「はじめまして」
そうして出会った凰条一真は、冷徹で金に汚いという噂とは異なり、端正な顔立ちで品位のある落ち着いた物腰の男性だった。
なんてカッコイイ人なの……。
戸惑いながらも、澪は姉の零として振る舞うが……澪は一真を好きになってしまって──。
「澪、キミを探していたんだ」
「キミ以外はいらない」
魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる