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緑川真人 篇
第48話
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「私、飲み物とってくるね」
ふわり。
黒羽は台所に向かった。
その間に真人は言葉責めにあっていた。
♪「どうやって黒羽の心を手にいれたの?」
▲「なっ...」
○「私も聞きたいですね」
▲「手にいれたとかそういうわけでは...」
☆「ほう...。じゃあまさか、無理矢理なのか?」
▲「そんなわけないだろ...」
▼「顔が赤いぞ、診察してやろうか?」
▲「熱じゃないよ!」
しばらく話していたが、
▼「...ちょっとトイレ借りるな」
渚も出ていってしまった。
▼「...飲み物を取りに行ったにしては遅すぎる」
渚の小さな呟きを雪は聞き逃さなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
黒羽はリビングから離れられなかった。
...いや、動けなかった。
ー「おらっ!」
「きゃあ!」
...家を探り当てた、あの男。
ついにその手が黒羽に迫っていたのだ。
殴られ蹴られ、好き放題される黒羽...。
(みんなのところに行かせるわけにはいかない!)
「離して、くだ、さい...。誰にも、言わない、から...」
黒羽はボロボロで、もう言葉もまともに出てこなかった。
ー「おまえって、いい女だよな。...そうだ、おまえでいいか」
男は変な瓶を出すと、黒羽の口に無理矢理液体を流し込む。
「んんっ...」
(何、身体が熱い、怖い...)
少し肩に触れられただけなのに、
「はぁ...」
甘い声が漏れてしまう。
男はニヤリと笑っていた。
「助けて、真人...!」
黒羽は勇気を振り絞り叫んだ。
▼「...おいあんた、何してる」
「な、ぎ...」
▼「その汚ねえ手をどけろ」
今までに聞いたことがないほど低い声で言う。
ー「ちっ。これからお楽しみだっていうのによ!」
「あっ、んっ!やめ、て...触ら、ないで!」
喘ぎ声が漏れてしまいながら黒羽は必死に抵抗する。
渚は男に刀を向けた。
▼「...あんたの父親の会計不正、証拠は俺が持ってる。親子共々潰してやるよ」
ー「なっ...おまえ、何者だ?」
▼「俺は、何者でもないさ。このままここの床をおまえの血で塗ってやってもいいが...どうする?」
☆「おまえの父親はクビにした。もう後ろ楯はない。諦めろ」
○「あなたはここで逮捕されます。後ろにも気をつけた方がいいですよ...」
ー「貴様ら、何を...ぐはっ!」
▲「二度と近づくなと警告したはずだが...黒羽に手を出しやがって、ただですむと思うな」
♪「現行犯。住居侵入、暴行、性的暴行未遂ね」
いつの間にか大量の警官がきていた。
「みん、な...ありが、とう」
ふわり。
▲☆♪○▼「...」
その場にいた全員が黙りこんだ。
腫れてしまった綺麗な顔、虚ろな瞳、まともに話せていない口、家の包丁で切られた痕、打撲傷だらけの足...黒羽はそんなボロボロな状態で笑っている。
▲「黒羽、泣いていいんだよ。...我慢しないで」
「こ、怖かっ、た...怖かったよ...でも、みんな、無事なら、それで...」
(あれ?)
ポロポロとこぼれ落ちる涙を、抑えることができなかった。
▼「これ、飲め。...おまえが飲まされた媚薬の効果を止められる。...ゆっくりでいいから」
渚は優しく言ってくれる。
黒羽が泣き止むまで、雪・渚は黒羽の手当てをしながら、遥・錬は台所を片付けながら、真人は黒羽の頭を撫でながら...ずっと側にいた。
ふわり。
黒羽は台所に向かった。
その間に真人は言葉責めにあっていた。
♪「どうやって黒羽の心を手にいれたの?」
▲「なっ...」
○「私も聞きたいですね」
▲「手にいれたとかそういうわけでは...」
☆「ほう...。じゃあまさか、無理矢理なのか?」
▲「そんなわけないだろ...」
▼「顔が赤いぞ、診察してやろうか?」
▲「熱じゃないよ!」
しばらく話していたが、
▼「...ちょっとトイレ借りるな」
渚も出ていってしまった。
▼「...飲み物を取りに行ったにしては遅すぎる」
渚の小さな呟きを雪は聞き逃さなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
黒羽はリビングから離れられなかった。
...いや、動けなかった。
ー「おらっ!」
「きゃあ!」
...家を探り当てた、あの男。
ついにその手が黒羽に迫っていたのだ。
殴られ蹴られ、好き放題される黒羽...。
(みんなのところに行かせるわけにはいかない!)
「離して、くだ、さい...。誰にも、言わない、から...」
黒羽はボロボロで、もう言葉もまともに出てこなかった。
ー「おまえって、いい女だよな。...そうだ、おまえでいいか」
男は変な瓶を出すと、黒羽の口に無理矢理液体を流し込む。
「んんっ...」
(何、身体が熱い、怖い...)
少し肩に触れられただけなのに、
「はぁ...」
甘い声が漏れてしまう。
男はニヤリと笑っていた。
「助けて、真人...!」
黒羽は勇気を振り絞り叫んだ。
▼「...おいあんた、何してる」
「な、ぎ...」
▼「その汚ねえ手をどけろ」
今までに聞いたことがないほど低い声で言う。
ー「ちっ。これからお楽しみだっていうのによ!」
「あっ、んっ!やめ、て...触ら、ないで!」
喘ぎ声が漏れてしまいながら黒羽は必死に抵抗する。
渚は男に刀を向けた。
▼「...あんたの父親の会計不正、証拠は俺が持ってる。親子共々潰してやるよ」
ー「なっ...おまえ、何者だ?」
▼「俺は、何者でもないさ。このままここの床をおまえの血で塗ってやってもいいが...どうする?」
☆「おまえの父親はクビにした。もう後ろ楯はない。諦めろ」
○「あなたはここで逮捕されます。後ろにも気をつけた方がいいですよ...」
ー「貴様ら、何を...ぐはっ!」
▲「二度と近づくなと警告したはずだが...黒羽に手を出しやがって、ただですむと思うな」
♪「現行犯。住居侵入、暴行、性的暴行未遂ね」
いつの間にか大量の警官がきていた。
「みん、な...ありが、とう」
ふわり。
▲☆♪○▼「...」
その場にいた全員が黙りこんだ。
腫れてしまった綺麗な顔、虚ろな瞳、まともに話せていない口、家の包丁で切られた痕、打撲傷だらけの足...黒羽はそんなボロボロな状態で笑っている。
▲「黒羽、泣いていいんだよ。...我慢しないで」
「こ、怖かっ、た...怖かったよ...でも、みんな、無事なら、それで...」
(あれ?)
ポロポロとこぼれ落ちる涙を、抑えることができなかった。
▼「これ、飲め。...おまえが飲まされた媚薬の効果を止められる。...ゆっくりでいいから」
渚は優しく言ってくれる。
黒羽が泣き止むまで、雪・渚は黒羽の手当てをしながら、遥・錬は台所を片付けながら、真人は黒羽の頭を撫でながら...ずっと側にいた。
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