王子と内緒の人魚姫

黒蝶

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緑川真人 篇

第47話

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真人は全員それぞれに部屋を用意したが、結局大部屋に集まってしまっている。
♪「修学旅行みたいで楽しいね」
「修学旅行?」
黒羽が人魚だったことは真人しか知らないのですかさずフォローする。
▲「修学旅行は、学生がみんなで旅行に行くんだ。大体こんな大きな部屋でみんなで寝るんだよ」
「そうなんだ...」
▼「修学旅行、行ったことないのか?」
「...うん」
♪「折角だし、枕投げしようよ」
「枕投げ?」
黒羽は知らない言葉ばかり出てくるのに戸惑っている。
○「枕を投げ合うんです。確かチームに分かれて...」
雪が丁寧にルール説明をしてくれる。
▲「試しにやってみようか」
こうして、渚・真人・黒羽のチーム、錬・雪のチームに分かれてやってみることになった。
♪「じゃあ...スタート!」
枕が宙を飛び交う。
雪が投げた枕が見事に黒羽の顔に命中した。
○「すいません!渚に当てるつもりだったのに...」
▼「相変わらずコントロール悪いなおまえ」
▲「黒羽も投げてみなよ」
「えっと...えい」
黒羽が投げた枕はあさっての方向に飛んでいき、襖の方に...
☆「ぐはっ!」
(え...)
全員がそちらの方を向くと、お風呂から出てきた遥の顔に枕が命中していた。
☆「...ほう、俺抜きでこんなに楽しんでいるとはな」
○「遥様...」
▲「...はははははは!黒羽、ある意味、ミラクルショットだよ...はは」
真人は笑いころげている。
♪「じゃあ遥はこっちのチームね」
☆「...覚悟しろ、真人」
▲「え、え、」
真人の悲鳴が聞こえるのにそう時間はかからなかった。



こうして、和やかな時間は過ぎていった...。
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