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茶園 渚篇
第44話
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まるで植物園のように伸びた雑草を見て、黒羽は動揺した。
「どうしよう、調子に乗りすぎたみたい。練習するつもりだっただけなのに...」
▼「...♪ー♪♪」
渚は黒羽が歌っていたもののハモりを歌いはじめた。
すると、植物がみるみる元の大きさに戻っていく。
(すごい、いつの間に...。どうして歌詞を知ってるんだろう?)
「渚、やっぱり魔王と会ったの?」
▼「...お前に無茶をさせない」
「え?」
▼「いざとなったら魔王がなんとかしてくれるらしい。その代償がお前に無茶をさせないことだ。だから...歌を覚えた」
「私のために?どうしてそこまでしてくれるの...?」
黒羽は不安で仕方なかった。
(私のせいで死んじゃう人がいたら意味ないのに...)
▼「惚れた女のためなら、男はなんでもできるんだよ」
「え?」
▼「な、なんでもねえよ」
渚は黒羽をきつく抱きしめる。
「渚っ」
▼「大丈夫だ、絶対になんとかするから」
「渚と一緒ならなんだってできる気がする」
▼「なんだってできるんだよ。そのために、まずはあの男を倒す」
黒羽はずっと思っていたことを口にしてみた。
「じゃあ、『現代の麒麟児』さんを倒したら...渚のお店のお手伝いをしたい」
▼「俺の手伝い?」
「海の薬草なら詳しいんだよ、私」
ふわり。
▼「片づいたら考えてやるよ」
「ありがとう」
二人は部屋のなかへ戻った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼「紅茶とココア、どっちがいい?」
「お茶...ううん、紅茶がいい!」
▼「茶を淹れてやるよ。遠慮せずに言え?」
(う...)
渚はニヤリと笑ってお茶を淹れている。
「渚は飲まないの?」
▼「ん?ああ、飲む」
しかし渚はカップを置いたまま、飲もうとしない。
(もしかして)
「渚って猫舌なの?」
▼「...うるせー」
渚は照れくさそうに言う。
「はじめて知ったよ」
ふわり。
▼「いいから飲め」
「うん!」
二人は束の間のやすらぎの時間を過ごしたのだった。
「どうしよう、調子に乗りすぎたみたい。練習するつもりだっただけなのに...」
▼「...♪ー♪♪」
渚は黒羽が歌っていたもののハモりを歌いはじめた。
すると、植物がみるみる元の大きさに戻っていく。
(すごい、いつの間に...。どうして歌詞を知ってるんだろう?)
「渚、やっぱり魔王と会ったの?」
▼「...お前に無茶をさせない」
「え?」
▼「いざとなったら魔王がなんとかしてくれるらしい。その代償がお前に無茶をさせないことだ。だから...歌を覚えた」
「私のために?どうしてそこまでしてくれるの...?」
黒羽は不安で仕方なかった。
(私のせいで死んじゃう人がいたら意味ないのに...)
▼「惚れた女のためなら、男はなんでもできるんだよ」
「え?」
▼「な、なんでもねえよ」
渚は黒羽をきつく抱きしめる。
「渚っ」
▼「大丈夫だ、絶対になんとかするから」
「渚と一緒ならなんだってできる気がする」
▼「なんだってできるんだよ。そのために、まずはあの男を倒す」
黒羽はずっと思っていたことを口にしてみた。
「じゃあ、『現代の麒麟児』さんを倒したら...渚のお店のお手伝いをしたい」
▼「俺の手伝い?」
「海の薬草なら詳しいんだよ、私」
ふわり。
▼「片づいたら考えてやるよ」
「ありがとう」
二人は部屋のなかへ戻った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼「紅茶とココア、どっちがいい?」
「お茶...ううん、紅茶がいい!」
▼「茶を淹れてやるよ。遠慮せずに言え?」
(う...)
渚はニヤリと笑ってお茶を淹れている。
「渚は飲まないの?」
▼「ん?ああ、飲む」
しかし渚はカップを置いたまま、飲もうとしない。
(もしかして)
「渚って猫舌なの?」
▼「...うるせー」
渚は照れくさそうに言う。
「はじめて知ったよ」
ふわり。
▼「いいから飲め」
「うん!」
二人は束の間のやすらぎの時間を過ごしたのだった。
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