王子と内緒の人魚姫

黒蝶

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○○な2人

親友な2人 ※黒羽が出現しません

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☆「おまえは無理をしすぎだ。倒れたら意味がないとあれほど言ってるだろう?」
▲「ごめん...」
はあ、と息苦しそうに真人が息をはく。
☆「まったく...俺ができる看病はこれくらいしかないというのに」
遥はすっかりぬるくなってしまった濡れタオルを替えてやる。
▲「あの頃と逆になったね」
☆「そうだな」
二人は昔のことを思い出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それはまだ、真人が遥に救ってもらったばかりの頃の話。
授業中から様子がおかしかった遥に、真人は保健室に行くように言っていた。
▲「ダメだよ、ちゃんと休まないと...」
☆「俺は、跡取りだ...っ。この程度で、休むわけには...っ」
次の瞬間、遥は倒れた。
▲「遥!」
真人は血相を変えて叫ぶ。
▲「遥!しっかり!」
☆「はぁ...」
▲「すごい熱だ...」
真人は遥を担ぎ、保健室へと走った。
しかし、この日は運悪く養護教諭がいなかった。
▲「遥、ちょっと横になっててね」
☆「俺は...いい。お、まえは、早く、授業に、」
▲「行けるわけないだろ。すぐに応急処置するから待ってて!」
こうして真人は濡れタオルを遥の頭にのせる。
▲「薬は...これか。遥、飲める?」
☆「んぐ...」
▲「遥、頑張るのを悪いことだとは言わない。でも、それで遥が倒れたら意味がないんだよ」
☆「すま...ない」
▲「ちょっと寝て?俺はここにいるから」
遥はゆっくり瞼を閉じた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆「じゃあ今度は俺の番だな。...寝てろ。俺はここにいるから」
▲「ありがとう...」
真人はそっと目を閉じた。
☆「おまえは俺の最高の親友だ」
遥はぼそりと呟いた。
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