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白鳥 雪 続篇
第4話
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○「黒羽、どこか出掛けたい場所はありますか?」
「え...?」
○「遥様から、暇をいただきました」
「暇...?それなら、明日はお休みなの?」
○「はい」
雪は静かに頷いた。
○「やはり、海がいいですか?」
冬になってからというもの、なかなか海に行くことができなかった。
だが、最近は春が近づき、気候もそれほど悪くはない。
「いいの?雪が行きたいところはないの...?」
○「...特には、ありません」
「そうなんだ...」
黒羽は雪が遠慮しているのではないかと思ったが、雪に直接言うと違うと言われてしまいそうなので、真緒に聞いてみることにした。
《真緒さん
雪が好きそうな場所ってどこか知りませんか?
お休みをもらえたのですが、雪が好きな場所を教えてくれそうにありません。
些細なことでいいので教えてください。
黒羽》
返信はすぐにきた。
《黒羽ちゃん
それなら渚が一番詳しいと思うよ!
私が知らない場所も多いから...》
(渚のアドレス...)
黒羽はこっそりと聞いてみることにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日。
黒羽は雪に連れ出され、海にいた。
○「やはり以前より暖かくはなっていますね」
「そうだね」
ふわり。
黒羽は嬉しくて、ずっと笑っていた。
(このあとは、私が雪を笑顔にする番だ...)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
渚はいつもどおりに店を開け、閉店時間までせっせと働いていた。
▼「そろそろあいつらがくるころか...」
白いもふもふのものを撫でながら、黒羽たちがくるのをじっと待っていた。
○「...渚」
▼「やっときたか」
「ごめんね」
▼「気にするな」
渚は白いものを部屋へとおろし、雪の手をひく。
○「おい...」
▼「いいから黙ってついてこい」
渚が雪の手をひき、黒羽が後ろからついていく。
そうして辿り着いた場所は...
「え...?」
○「遥様から、暇をいただきました」
「暇...?それなら、明日はお休みなの?」
○「はい」
雪は静かに頷いた。
○「やはり、海がいいですか?」
冬になってからというもの、なかなか海に行くことができなかった。
だが、最近は春が近づき、気候もそれほど悪くはない。
「いいの?雪が行きたいところはないの...?」
○「...特には、ありません」
「そうなんだ...」
黒羽は雪が遠慮しているのではないかと思ったが、雪に直接言うと違うと言われてしまいそうなので、真緒に聞いてみることにした。
《真緒さん
雪が好きそうな場所ってどこか知りませんか?
お休みをもらえたのですが、雪が好きな場所を教えてくれそうにありません。
些細なことでいいので教えてください。
黒羽》
返信はすぐにきた。
《黒羽ちゃん
それなら渚が一番詳しいと思うよ!
私が知らない場所も多いから...》
(渚のアドレス...)
黒羽はこっそりと聞いてみることにした。
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翌日。
黒羽は雪に連れ出され、海にいた。
○「やはり以前より暖かくはなっていますね」
「そうだね」
ふわり。
黒羽は嬉しくて、ずっと笑っていた。
(このあとは、私が雪を笑顔にする番だ...)
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渚はいつもどおりに店を開け、閉店時間までせっせと働いていた。
▼「そろそろあいつらがくるころか...」
白いもふもふのものを撫でながら、黒羽たちがくるのをじっと待っていた。
○「...渚」
▼「やっときたか」
「ごめんね」
▼「気にするな」
渚は白いものを部屋へとおろし、雪の手をひく。
○「おい...」
▼「いいから黙ってついてこい」
渚が雪の手をひき、黒羽が後ろからついていく。
そうして辿り着いた場所は...
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