451 / 732
黄乃本 遥 続篇
第4話
しおりを挟む
★「許さない、絶対に許さない...」
禊は一人で歩いていた。
他のみんなの制止も聞かず、たった一人で立ち向かおうとしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*「いた!」
○「止めます」
雪が近くに車を止めてくれた。
*「徒歩で行っててくれて助かった!でも...」
「私、取り敢えず話してくる」
黒羽は急いで禊に近づく。
「禊ちゃん!」
★「...!お姫様、どうしてここに?」
「禊ちゃんのこと、心配だから」
★「どうして?」
禊は黒羽が心配する理由を本気で分かっていないようだ。
(遥に言われたからというのもあるけど、やっぱり一番は...)
「友だちだから」
ふわり。
★「!」
「だから、どうしても止めたかったんだ。今は取り敢えず落ち着いて。...一緒に帰ろう?」
★「...うん」
禊は黒羽の手を握った。
黒羽はその手をひいて、雪と麻衣が待つ車へと向かう。
(よかった...)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆「心配したんだぞ」
★「ごめんなさい...」
○「遥様」
*「遥、それくらいにしてあげなよ。充分反省してるみたいだし...」
なかなか遥の怒りはおさまらず、周りのみんなで宥めていた。
「...取り敢えずお茶にしよう?ね?」
黒羽は煎餅とほうじ茶をみんなの前に置いた。
しばらく沈黙がながれたあと、麻衣がおかしそうに笑っていた。
「麻衣?私、変なことしたかな?」
*「ごめんごめん、まさかこの状況で落ち着いてお茶を淹れられるなんて、なかなかできるのとじゃないから...ふふっ」
☆「それは俺も同感だな」
遥の口調が柔らかくなった。
他のメンバーもひと安心といったように、ささやかなお茶会がはじまった。
「美味しいね」
★「...うん」
禊が嬉しそうに頷く。
▲「遥、あとで作戦会議しようか」
☆「そうだな」
遥は色々と調べるつもりのようだ。
しかし、いつもより表情が固いような気がする。
笑顔もどこかぎこちない。
(遥、無理してるんじゃないかな...)
みんなが帰ったあと、黒羽は思いきって聞いてみることにした。
「遥、私にできることはない?」
☆「そうだな...」
禊は一人で歩いていた。
他のみんなの制止も聞かず、たった一人で立ち向かおうとしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*「いた!」
○「止めます」
雪が近くに車を止めてくれた。
*「徒歩で行っててくれて助かった!でも...」
「私、取り敢えず話してくる」
黒羽は急いで禊に近づく。
「禊ちゃん!」
★「...!お姫様、どうしてここに?」
「禊ちゃんのこと、心配だから」
★「どうして?」
禊は黒羽が心配する理由を本気で分かっていないようだ。
(遥に言われたからというのもあるけど、やっぱり一番は...)
「友だちだから」
ふわり。
★「!」
「だから、どうしても止めたかったんだ。今は取り敢えず落ち着いて。...一緒に帰ろう?」
★「...うん」
禊は黒羽の手を握った。
黒羽はその手をひいて、雪と麻衣が待つ車へと向かう。
(よかった...)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆「心配したんだぞ」
★「ごめんなさい...」
○「遥様」
*「遥、それくらいにしてあげなよ。充分反省してるみたいだし...」
なかなか遥の怒りはおさまらず、周りのみんなで宥めていた。
「...取り敢えずお茶にしよう?ね?」
黒羽は煎餅とほうじ茶をみんなの前に置いた。
しばらく沈黙がながれたあと、麻衣がおかしそうに笑っていた。
「麻衣?私、変なことしたかな?」
*「ごめんごめん、まさかこの状況で落ち着いてお茶を淹れられるなんて、なかなかできるのとじゃないから...ふふっ」
☆「それは俺も同感だな」
遥の口調が柔らかくなった。
他のメンバーもひと安心といったように、ささやかなお茶会がはじまった。
「美味しいね」
★「...うん」
禊が嬉しそうに頷く。
▲「遥、あとで作戦会議しようか」
☆「そうだな」
遥は色々と調べるつもりのようだ。
しかし、いつもより表情が固いような気がする。
笑顔もどこかぎこちない。
(遥、無理してるんじゃないかな...)
みんなが帰ったあと、黒羽は思いきって聞いてみることにした。
「遥、私にできることはない?」
☆「そうだな...」
0
あなたにおすすめの小説
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
アダルト漫画家とランジェリー娘
茜色
恋愛
21歳の音原珠里(おとはら・じゅり)は14歳年上のいとこでアダルト漫画家の音原誠也(おとはら・せいや)と二人暮らし。誠也は10年以上前、まだ子供だった珠里を引き取り養い続けてくれた「保護者」だ。
今や社会人となった珠里は、誠也への秘めた想いを胸に、いつまでこの平和な暮らしが許されるのか少し心配な日々を送っていて……。
☆全22話です。職業等の設定・描写は非常に大雑把で緩いです。ご了承くださいませ。
☆エピソードによって、ヒロイン視点とヒーロー視点が不定期に入れ替わります。
☆「ムーンライトノベルズ」様にも投稿しております。
皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。
恋に臆病な私と恋を知らなかった御曹司の距離が、ゼロになるまで
夏目萌
恋愛
過去の恋愛が原因で、「女にだらしない男」を何よりも嫌う向坂 来海(29)。
一方、御曹司で誰にでも優しく、来る者拒まず──けれど、誰にも本気になったことのない羽柴 充輝(29)。
本来なら交わるはずのなかった二人は、ある出来事をきっかけに関わるようになる。
他の女性とは違い媚びることも期待することもない来海の態度に、充輝は次第に強く惹かれていく。
「誰にも本気にならない」はずだった彼の、一途すぎる想いに触れ、恋を信じることを避けてきた来海の心は少しずつ揺らぎ始めていき――。
不器用で焦れったくて、簡単には進まない二人の恋の行方は……。
他サイト様にも掲載中
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる