王子と内緒の人魚姫

黒蝶

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黄乃本 遥 続篇

第4話

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★「許さない、絶対に許さない...」
禊は一人で歩いていた。
他のみんなの制止も聞かず、たった一人で立ち向かおうとしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*「いた!」
○「止めます」
雪が近くに車を止めてくれた。
*「徒歩で行っててくれて助かった!でも...」
「私、取り敢えず話してくる」
黒羽は急いで禊に近づく。
「禊ちゃん!」
★「...!お姫様、どうしてここに?」
「禊ちゃんのこと、心配だから」
★「どうして?」
禊は黒羽が心配する理由を本気で分かっていないようだ。
(遥に言われたからというのもあるけど、やっぱり一番は...)
「友だちだから」
ふわり。
★「!」
「だから、どうしても止めたかったんだ。今は取り敢えず落ち着いて。...一緒に帰ろう?」
★「...うん」
禊は黒羽の手を握った。
黒羽はその手をひいて、雪と麻衣が待つ車へと向かう。
(よかった...)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆「心配したんだぞ」
★「ごめんなさい...」
○「遥様」
*「遥、それくらいにしてあげなよ。充分反省してるみたいだし...」
なかなか遥の怒りはおさまらず、周りのみんなで宥めていた。
「...取り敢えずお茶にしよう?ね?」
黒羽は煎餅とほうじ茶をみんなの前に置いた。
しばらく沈黙がながれたあと、麻衣がおかしそうに笑っていた。
「麻衣?私、変なことしたかな?」
*「ごめんごめん、まさかこの状況で落ち着いてお茶を淹れられるなんて、なかなかできるのとじゃないから...ふふっ」
☆「それは俺も同感だな」
遥の口調が柔らかくなった。
他のメンバーもひと安心といったように、ささやかなお茶会がはじまった。
「美味しいね」
★「...うん」
禊が嬉しそうに頷く。
▲「遥、あとで作戦会議しようか」
☆「そうだな」
遥は色々と調べるつもりのようだ。
しかし、いつもより表情が固いような気がする。
笑顔もどこかぎこちない。
(遥、無理してるんじゃないかな...)
みんなが帰ったあと、黒羽は思いきって聞いてみることにした。
「遥、私にできることはない?」
☆「そうだな...」
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