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One Room-white-
act.2『好きな食べ物』(黒羽・渚・白玉)Guest メル・カムイ
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《黒羽目線》
「好きな食べ物、か...」
「林檎かな」
▼「林檎」
私たちは同時に言った。
ー*ー「お二人とも、林檎がお好きなんですね...」
ー**ー「息ぴったりでしたね」
私はなんだか恥ずかしくなってしまい、視線を白玉に向けた。
『なぎ くれは いちゃいちゃ らぶらぶ』
「...!」
私は更に恥ずかしくなって、どうすればいいか分からなくなってしまった。
▼「...それ以上書いたらおまえの飯作ってやらないからな」
『ごめんなさい』
ー**ー「白玉は賢いんだね」
カムイくんが白玉をそっと撫でると、白玉はとても気持ちよさそうにしていた。
ー*ー「あの、カムイ...」
ー**ー「どうしたの?」
ー*ー「いちゃいちゃってなんですか?」
(メルちゃんって、純真無垢なのかな...)
《渚目線》
全く恥じらう様子もなく聞いているあたり、本当に意味が分かっていないようだ。
ー**ー「メル、それは...『恋人同士が物凄く仲良くしていること』だよ」
ー*ー「じゃあ、私たちも、その...いちゃいちゃというものになるのですか?」
ー**ー「場合によってはね。...さて、料理の話に戻しましょうか」
話の切り返しが上手い。
恐らく、カムイは同業者だ。
▼「林檎だけではまずいな。...俺は主食を作る」
冷蔵庫には、これでもかというほどの種類の食材が入っていた。
(炊飯器のなかには既に炊けた白米...あれでいいか)
俺はさっさと野菜等を選び、細かく刻んでいく。
ー*ー「渚さん、早いです...!」
ー**ー「俺もあんなに早く作れないよ」
▼「そうか?」
俺にとっては普通なのだが。
《黒羽目線》
「林檎を使った料理...うーん」
私は何を作るか悩んでいた。
ー*ー「あ、あの...」
「...?どうしたの?」
ー*ー「もしよかったら、アップルパイを焼きましょうか?」
「いいの?私、あまり作ったことがなくて...」
ー**ー「俺たちで作ります。黒羽さんには、白玉のご飯をお願いできますか?何を作ればいいのか分からなくて...」
「うん、勿論」
私はいつものように人参を花形に切ることにした。
ー*ー「黒羽さんの人参の切り方、とっても可愛いです」
「そうかな?」
白玉の顔に近づけると、鼻をふんふんとさせて、いつものように食べはじめた。
ー*ー「わあ...!」
メルちゃんはオーブンにパイを入れたあとこちらを見て、目をキラキラさせている。
「メルちゃんもやってみる?」
ー*ー「いいんですか...?」
「うん」
ふわり。
ー*ー「ありがとうございます」
メルちゃんはそっと林檎をあげていた。
それを白玉は、黙々と食べていた。
(メルちゃんたちと、もっと仲良くなれるといいな...)
《渚目線》
▼「一つ聞いてもいいか?」
俺は隣で食材を切るのを手伝ってくれている少年に声をかけた。
ー**ー「俺に答えられるものなら」
▼「仕事は何をしている?」
ー**ー「医者です」
▼「...裏では?」
ー**ー「...どうして分かったんですか?」
腰に仕こまれているであろうナイフ、初めて会った時の警戒心...。
それらが普通と違っていることに俺は気づいたのだ。
▼「俺も、裏の仕事を請け負っている。...まあ、人殺しはしたことないが」
ー**ー「俺だってありませんよ。それなら、その腰につけている武器が渚さんの仕事道具なんですね」
俺は具材と白米を炒めながら、腰につけている刀をそっと指でなぞった。
▼「表はちゃんとした薬屋だがな」
ー**ー「...お互い大変ですね」
カムイが少し辛そうに笑っていた。
俺はその間に具材と白米を炒め終え、炒飯を完成させた。
《黒羽目線》
▼「できたぞ」
「炒飯だ...!」
ー*ーー**ー「「炒飯...?」」
どうやら二人は知らないようだ。
そもそも白米を食べるのが初めてらしく、そこから説明した。
ー*ー「美味しいです...!」
ー**ー「実際に食べたのは初めてなので、なんだか新鮮です」
「渚が作ったものは美味しいからね...」
ふわり。
▼「は、恥ずかしいことを言うな」
渚は耳まで赤くなっていた。
メルちゃんが立ちあがり、キッチンの方へと歩いていく。
(アップルパイが焼けたのかな?)
そのとき、白玉がメルちゃんに飛びついた。
その拍子、メルがつけている眼帯が外れた。
「メルちゃん大丈...」
そこまで言って、言葉が止まった。
メルちゃんの左眼の色は、右目と同じ黒ではなく...深いアイスブルーだった。
《渚目線》
(成程、それが隠していた理由か)
ー*ー「あ...あ...」
メルがカタカタと震えている。
ー**ー「メル、落ち着いて」
ー*ー「ごめ、なさいっごめっ、ごめんなさい...!」
▼「何を謝る必要がある?普通に綺麗な瞳だと俺は思うが」
「私も見惚れちゃった」
ふわり。
「もしよかったら、教えてくれないかな?メルちゃんの眼のこと」
ー*ー「これは、生まれつきで。知っている人たちは少なくて...『ーー』という能力があるみたいで...」
メルは全てを話してくれた。
そのせいで苦労してきたことも。
▼「嫌な思いをさせて、悪かったな」
ー*ー「いえ...」
▼「白玉」
俺が名前を呼ぶと、白玉は紙に書きはじめた。
『ごめんなさい』
ー**ー「わざとじゃないのは、メルも分かってるから」
ー*ー「気にしないでください」
「...メルちゃんのアップルパイ、食べたいな。もう出来てた?」
ー*ー「...!はい!」
黒羽のこういう所が俺は羨ましい。
瞬時に場の空気を変えるのは容易ではない。
(流石だな)
メルは幸せそうににこにこしていた。
《黒羽目線》
「メルちゃんのアップルパイ、とっても美味しかったよ!」
ー*ー「お二人も、私を気味悪がらないんですね」
メルちゃんが泣きそうになっている。
ー**ー「言ったでしょ、メルの瞳は綺麗だって...」
ー*ー「...っ」
カムイくんがそっと背中を撫でて、メルちゃんは安心したように眠っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼「すまない、白玉が...」
ー**ー「俺は、メルに両目で歩いてほしいんです。でも、メルは色々あって左眼を隠したがって...。だから、お二人の言葉はメルにはとても温かかったんだと思います。ありがとうございます」
その一言で、カムイくんがどれだけメルちゃんのことを大切に思っているか、よく分かった。
部屋の砂時計が終わりを告げる。
ー**ー「こんな俺たちですが、また会っていただけますか?」
私はすぐに答えた。
「勿論だよ!またね」
▼「...約束だ」
渚が不器用な言葉で伝えた。
カムイくんたちが帰っていく...。
▼「...ここにくれば、また会えるだろ」
「そうだね」
私たちの胸には、二人との約束がずっと残っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
読者様方、こんばんは。
思いの外また料理のシーンが書けませんでした。
ごめんなさい。
ここで、『路地裏のマッチ売りの少女』のストーリーを今回はものすごく簡単に紹介しておこうと思います。
『マッチ売りの少女』であるメルと、『諸事情ある少年』カムイの恋物語です。
メルの左眼にはある秘密がありますが、『ーー』という伏せ字をさせていただきました。
もしよろしければ読んでみてください。
プロフィールにほしい内容等ありましたら教えてください。
「好きな食べ物、か...」
「林檎かな」
▼「林檎」
私たちは同時に言った。
ー*ー「お二人とも、林檎がお好きなんですね...」
ー**ー「息ぴったりでしたね」
私はなんだか恥ずかしくなってしまい、視線を白玉に向けた。
『なぎ くれは いちゃいちゃ らぶらぶ』
「...!」
私は更に恥ずかしくなって、どうすればいいか分からなくなってしまった。
▼「...それ以上書いたらおまえの飯作ってやらないからな」
『ごめんなさい』
ー**ー「白玉は賢いんだね」
カムイくんが白玉をそっと撫でると、白玉はとても気持ちよさそうにしていた。
ー*ー「あの、カムイ...」
ー**ー「どうしたの?」
ー*ー「いちゃいちゃってなんですか?」
(メルちゃんって、純真無垢なのかな...)
《渚目線》
全く恥じらう様子もなく聞いているあたり、本当に意味が分かっていないようだ。
ー**ー「メル、それは...『恋人同士が物凄く仲良くしていること』だよ」
ー*ー「じゃあ、私たちも、その...いちゃいちゃというものになるのですか?」
ー**ー「場合によってはね。...さて、料理の話に戻しましょうか」
話の切り返しが上手い。
恐らく、カムイは同業者だ。
▼「林檎だけではまずいな。...俺は主食を作る」
冷蔵庫には、これでもかというほどの種類の食材が入っていた。
(炊飯器のなかには既に炊けた白米...あれでいいか)
俺はさっさと野菜等を選び、細かく刻んでいく。
ー*ー「渚さん、早いです...!」
ー**ー「俺もあんなに早く作れないよ」
▼「そうか?」
俺にとっては普通なのだが。
《黒羽目線》
「林檎を使った料理...うーん」
私は何を作るか悩んでいた。
ー*ー「あ、あの...」
「...?どうしたの?」
ー*ー「もしよかったら、アップルパイを焼きましょうか?」
「いいの?私、あまり作ったことがなくて...」
ー**ー「俺たちで作ります。黒羽さんには、白玉のご飯をお願いできますか?何を作ればいいのか分からなくて...」
「うん、勿論」
私はいつものように人参を花形に切ることにした。
ー*ー「黒羽さんの人参の切り方、とっても可愛いです」
「そうかな?」
白玉の顔に近づけると、鼻をふんふんとさせて、いつものように食べはじめた。
ー*ー「わあ...!」
メルちゃんはオーブンにパイを入れたあとこちらを見て、目をキラキラさせている。
「メルちゃんもやってみる?」
ー*ー「いいんですか...?」
「うん」
ふわり。
ー*ー「ありがとうございます」
メルちゃんはそっと林檎をあげていた。
それを白玉は、黙々と食べていた。
(メルちゃんたちと、もっと仲良くなれるといいな...)
《渚目線》
▼「一つ聞いてもいいか?」
俺は隣で食材を切るのを手伝ってくれている少年に声をかけた。
ー**ー「俺に答えられるものなら」
▼「仕事は何をしている?」
ー**ー「医者です」
▼「...裏では?」
ー**ー「...どうして分かったんですか?」
腰に仕こまれているであろうナイフ、初めて会った時の警戒心...。
それらが普通と違っていることに俺は気づいたのだ。
▼「俺も、裏の仕事を請け負っている。...まあ、人殺しはしたことないが」
ー**ー「俺だってありませんよ。それなら、その腰につけている武器が渚さんの仕事道具なんですね」
俺は具材と白米を炒めながら、腰につけている刀をそっと指でなぞった。
▼「表はちゃんとした薬屋だがな」
ー**ー「...お互い大変ですね」
カムイが少し辛そうに笑っていた。
俺はその間に具材と白米を炒め終え、炒飯を完成させた。
《黒羽目線》
▼「できたぞ」
「炒飯だ...!」
ー*ーー**ー「「炒飯...?」」
どうやら二人は知らないようだ。
そもそも白米を食べるのが初めてらしく、そこから説明した。
ー*ー「美味しいです...!」
ー**ー「実際に食べたのは初めてなので、なんだか新鮮です」
「渚が作ったものは美味しいからね...」
ふわり。
▼「は、恥ずかしいことを言うな」
渚は耳まで赤くなっていた。
メルちゃんが立ちあがり、キッチンの方へと歩いていく。
(アップルパイが焼けたのかな?)
そのとき、白玉がメルちゃんに飛びついた。
その拍子、メルがつけている眼帯が外れた。
「メルちゃん大丈...」
そこまで言って、言葉が止まった。
メルちゃんの左眼の色は、右目と同じ黒ではなく...深いアイスブルーだった。
《渚目線》
(成程、それが隠していた理由か)
ー*ー「あ...あ...」
メルがカタカタと震えている。
ー**ー「メル、落ち着いて」
ー*ー「ごめ、なさいっごめっ、ごめんなさい...!」
▼「何を謝る必要がある?普通に綺麗な瞳だと俺は思うが」
「私も見惚れちゃった」
ふわり。
「もしよかったら、教えてくれないかな?メルちゃんの眼のこと」
ー*ー「これは、生まれつきで。知っている人たちは少なくて...『ーー』という能力があるみたいで...」
メルは全てを話してくれた。
そのせいで苦労してきたことも。
▼「嫌な思いをさせて、悪かったな」
ー*ー「いえ...」
▼「白玉」
俺が名前を呼ぶと、白玉は紙に書きはじめた。
『ごめんなさい』
ー**ー「わざとじゃないのは、メルも分かってるから」
ー*ー「気にしないでください」
「...メルちゃんのアップルパイ、食べたいな。もう出来てた?」
ー*ー「...!はい!」
黒羽のこういう所が俺は羨ましい。
瞬時に場の空気を変えるのは容易ではない。
(流石だな)
メルは幸せそうににこにこしていた。
《黒羽目線》
「メルちゃんのアップルパイ、とっても美味しかったよ!」
ー*ー「お二人も、私を気味悪がらないんですね」
メルちゃんが泣きそうになっている。
ー**ー「言ったでしょ、メルの瞳は綺麗だって...」
ー*ー「...っ」
カムイくんがそっと背中を撫でて、メルちゃんは安心したように眠っていた。
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▼「すまない、白玉が...」
ー**ー「俺は、メルに両目で歩いてほしいんです。でも、メルは色々あって左眼を隠したがって...。だから、お二人の言葉はメルにはとても温かかったんだと思います。ありがとうございます」
その一言で、カムイくんがどれだけメルちゃんのことを大切に思っているか、よく分かった。
部屋の砂時計が終わりを告げる。
ー**ー「こんな俺たちですが、また会っていただけますか?」
私はすぐに答えた。
「勿論だよ!またね」
▼「...約束だ」
渚が不器用な言葉で伝えた。
カムイくんたちが帰っていく...。
▼「...ここにくれば、また会えるだろ」
「そうだね」
私たちの胸には、二人との約束がずっと残っていた。
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読者様方、こんばんは。
思いの外また料理のシーンが書けませんでした。
ごめんなさい。
ここで、『路地裏のマッチ売りの少女』のストーリーを今回はものすごく簡単に紹介しておこうと思います。
『マッチ売りの少女』であるメルと、『諸事情ある少年』カムイの恋物語です。
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