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秋久ルート
第17話
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「お嬢ちゃん、悪いんだが今日は事務所に一緒に来てもらっていいか?」
「わ、分かりました」
それからすぐ出かける用意をして、秋久さんの後ろをついていく。
「あの、」
「甘栗は留守番だ。あいつは時々悪戯するが、それ以外は比較的いい子だから心配しなくていい」
「それなら私は、悪い子でしょうか?」
私の言葉に秋久さんが足を止めてこちらをふりかえる。
何か言ってはいけないことを言ってしまっただろうか…そんなふうに考えていると、彼はただ楽しそうに笑い出した。
「私、何か変なことをいいましたか…?」
「悪い、まさかそうくるとは思わなくてな。お嬢ちゃんが悪い子なはずないだろう?
ただ、今日はちょっと一緒に来てほしいと思っただけだ」
「そうなんですね」
「あと、はぐれないようにしておかないとな」
「え?」
ぐっと腕をひかれて、優しく手を繋がれる。
隣にいると、さっきよりゆっくり歩いてくれているのがすぐ分かった。
「ありがとうございます」
「何のことだかな」
秋久さんの笑顔は優しくて、心が少しぽかぽかした。
「先輩、おはようござ…月見!」
「えっと、こんにちは」
「花菜、お嬢ちゃんを困らせるな」
「ごめんなさい!いつもの癖で、つい…」
「いえ、私は大丈夫です」
たしかに吃驚してしまうことはあるけれど、誰との会話もなかったあの場所よりずっといい。
「ボス、おはようございます」
「おはよう。柿田、渋沢、早速で悪いんだが調べものを頼む」
全然知らない男の人たちが小走りで秋久さんに駆け寄る。
その光景をただ呆然と見ていると、花菜がぐいぐい手を引っ張って歩き出した。
「月見はこっち」
「あの、私は何をすれば…」
「何かしないと気がすまないって考えてる?」
「ごめんなさい。じっとしているよりは動きたいです」
「肩、怪我してるんだよね?だったらあんまり無理しない方がいいよ。
先輩が月見をここに連れてきたのは、無茶なことをさせる為じゃないだろうから」
そんなふうに言われてしまうと、上手く答えることができない。
分かりましたと引き下がった方がいいのか、やらせてほしいとねばるのがいいのか。
よく分からなくて困っていると、秋久さんが部屋に入ってきた。
「お嬢ちゃんが納得できないなら、この本でも読んでてくれないか?」
「…?分かりました」
本を読むことに意味があるのかなんて分からないけれど、秋久さんにお願いされたらどんなことだってやりたいと思ってしまう。
それに、ここからなら誰にも見られずに蕀さんたちを出してみられるかもしれない。
ふたりが部屋を出た後本を開くと、そこには知らない言語で書かれている文章があった。
読み方なんて全然分からなくて、もしかすると渡す本が間違っているんじゃないかと秋久さんを探すことにする。
ドアを開けた直後、誰かのうめき声が聞こえて倒れる音がした。
「え…?」
慌てて近づいてみると、その人はさっきまで秋久さんと話していた人だった。
「わ、分かりました」
それからすぐ出かける用意をして、秋久さんの後ろをついていく。
「あの、」
「甘栗は留守番だ。あいつは時々悪戯するが、それ以外は比較的いい子だから心配しなくていい」
「それなら私は、悪い子でしょうか?」
私の言葉に秋久さんが足を止めてこちらをふりかえる。
何か言ってはいけないことを言ってしまっただろうか…そんなふうに考えていると、彼はただ楽しそうに笑い出した。
「私、何か変なことをいいましたか…?」
「悪い、まさかそうくるとは思わなくてな。お嬢ちゃんが悪い子なはずないだろう?
ただ、今日はちょっと一緒に来てほしいと思っただけだ」
「そうなんですね」
「あと、はぐれないようにしておかないとな」
「え?」
ぐっと腕をひかれて、優しく手を繋がれる。
隣にいると、さっきよりゆっくり歩いてくれているのがすぐ分かった。
「ありがとうございます」
「何のことだかな」
秋久さんの笑顔は優しくて、心が少しぽかぽかした。
「先輩、おはようござ…月見!」
「えっと、こんにちは」
「花菜、お嬢ちゃんを困らせるな」
「ごめんなさい!いつもの癖で、つい…」
「いえ、私は大丈夫です」
たしかに吃驚してしまうことはあるけれど、誰との会話もなかったあの場所よりずっといい。
「ボス、おはようございます」
「おはよう。柿田、渋沢、早速で悪いんだが調べものを頼む」
全然知らない男の人たちが小走りで秋久さんに駆け寄る。
その光景をただ呆然と見ていると、花菜がぐいぐい手を引っ張って歩き出した。
「月見はこっち」
「あの、私は何をすれば…」
「何かしないと気がすまないって考えてる?」
「ごめんなさい。じっとしているよりは動きたいです」
「肩、怪我してるんだよね?だったらあんまり無理しない方がいいよ。
先輩が月見をここに連れてきたのは、無茶なことをさせる為じゃないだろうから」
そんなふうに言われてしまうと、上手く答えることができない。
分かりましたと引き下がった方がいいのか、やらせてほしいとねばるのがいいのか。
よく分からなくて困っていると、秋久さんが部屋に入ってきた。
「お嬢ちゃんが納得できないなら、この本でも読んでてくれないか?」
「…?分かりました」
本を読むことに意味があるのかなんて分からないけれど、秋久さんにお願いされたらどんなことだってやりたいと思ってしまう。
それに、ここからなら誰にも見られずに蕀さんたちを出してみられるかもしれない。
ふたりが部屋を出た後本を開くと、そこには知らない言語で書かれている文章があった。
読み方なんて全然分からなくて、もしかすると渡す本が間違っているんじゃないかと秋久さんを探すことにする。
ドアを開けた直後、誰かのうめき声が聞こえて倒れる音がした。
「え…?」
慌てて近づいてみると、その人はさっきまで秋久さんと話していた人だった。
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