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秋久ルート
第22話
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「お嬢ちゃん、それが終わったら今日の仕事は終わりだ」
「えっと、お疲れ様です」
まさかそんなに時間が経っているなんて思わなかった。
なんとか終わらせた書類をまとめていると、優しく頭を撫でられる。
「お疲れさん。任せて悪かったな」
「いえ。楽しかったので…。私、ちゃんと役に立てましたか?」
そう尋ねると、秋久さんはただ笑っていた。
「ああ。本当に助かった」
「それならよかったです」
ほっとしていると、渋沢さんが話しかけてくれる。
「ボス、すごいんですよお姫様は。計算ミスひとつなく仕事が丁寧で…ひとりでやるよりずっと捗りました」
「そうか。お嬢ちゃんは事務や経理の仕事が向いてるのかもしれないな」
「お仕事、ですか?」
「ああ。これも仕事のひとつなんでな。取り敢えず帰るか」
「あの…色々、ありがとうございました」
「是非また来てください」
渋沢さんも柿田さんもいい人で、私が困っているとすぐに聞きにきてくれた。
もし次があるなら、もう少し手際よくやれるように頑張りたい。
「楽しめたか?」
「はい。柿田さんと渋沢さんが沢山お話を聞かせてくれたので、あまり緊張せずに過ごせました」
「それはよかった。仕事は楽しくするのが第一だからな」
秋久さんはどこに行っていたんだろう。
なかなか戻ってこられなかったみたいだし、とても疲れているように見える。
「…秋久さんは」
「ん?」
「秋久さんは、楽しかったですか?」
そう尋ねてみると、何故か笑われてしまった。
「あの…ごめんなさい」
「お嬢ちゃんが謝る必要はない。そういうことを聞かれたことがなかったから、少し驚いただけだ」
「そう、なんですか…」
秋久さんは考えるような仕草をした後、複雑そうな表情をしながら話してくれた。
「正直、辛いと思ったこともある。もうちょっとやり方があったはずだって後悔したことも少なくない。
だが、それでも俺は今の仕事にやりがいを感じてる。誰かの笑顔を護れるならそれも悪くないって思ってやってる」
「誰かの力になることは大変なはずなのに、秋久さんたちはすごいですね」
「そんなふうに褒められたのも初めてな気がする。…ありがとな」
秋久さんの笑顔を見ると、どうしてが落ち着く。
なんだか安心するし、ずっと見ていたいと思うときもある。
「それに、手伝ってもらえて本当に助かった。ちょっと特殊な職場だから、みんな息が詰まることもあるんだ。
食事だけでも温かいものが食べられれば、多少は安心できる」
「私はただ料理を作っただけなので…」
「実はそれで誰かを救えてるってことを忘れないでほしい」
「が、頑張ります」
こんなふうに話しているだけで楽しい。
またお仕事を手伝わせてもらえないか後で頼んでみようと考えながら、秋久さんの少し後ろを歩いた。
「えっと、お疲れ様です」
まさかそんなに時間が経っているなんて思わなかった。
なんとか終わらせた書類をまとめていると、優しく頭を撫でられる。
「お疲れさん。任せて悪かったな」
「いえ。楽しかったので…。私、ちゃんと役に立てましたか?」
そう尋ねると、秋久さんはただ笑っていた。
「ああ。本当に助かった」
「それならよかったです」
ほっとしていると、渋沢さんが話しかけてくれる。
「ボス、すごいんですよお姫様は。計算ミスひとつなく仕事が丁寧で…ひとりでやるよりずっと捗りました」
「そうか。お嬢ちゃんは事務や経理の仕事が向いてるのかもしれないな」
「お仕事、ですか?」
「ああ。これも仕事のひとつなんでな。取り敢えず帰るか」
「あの…色々、ありがとうございました」
「是非また来てください」
渋沢さんも柿田さんもいい人で、私が困っているとすぐに聞きにきてくれた。
もし次があるなら、もう少し手際よくやれるように頑張りたい。
「楽しめたか?」
「はい。柿田さんと渋沢さんが沢山お話を聞かせてくれたので、あまり緊張せずに過ごせました」
「それはよかった。仕事は楽しくするのが第一だからな」
秋久さんはどこに行っていたんだろう。
なかなか戻ってこられなかったみたいだし、とても疲れているように見える。
「…秋久さんは」
「ん?」
「秋久さんは、楽しかったですか?」
そう尋ねてみると、何故か笑われてしまった。
「あの…ごめんなさい」
「お嬢ちゃんが謝る必要はない。そういうことを聞かれたことがなかったから、少し驚いただけだ」
「そう、なんですか…」
秋久さんは考えるような仕草をした後、複雑そうな表情をしながら話してくれた。
「正直、辛いと思ったこともある。もうちょっとやり方があったはずだって後悔したことも少なくない。
だが、それでも俺は今の仕事にやりがいを感じてる。誰かの笑顔を護れるならそれも悪くないって思ってやってる」
「誰かの力になることは大変なはずなのに、秋久さんたちはすごいですね」
「そんなふうに褒められたのも初めてな気がする。…ありがとな」
秋久さんの笑顔を見ると、どうしてが落ち着く。
なんだか安心するし、ずっと見ていたいと思うときもある。
「それに、手伝ってもらえて本当に助かった。ちょっと特殊な職場だから、みんな息が詰まることもあるんだ。
食事だけでも温かいものが食べられれば、多少は安心できる」
「私はただ料理を作っただけなので…」
「実はそれで誰かを救えてるってことを忘れないでほしい」
「が、頑張ります」
こんなふうに話しているだけで楽しい。
またお仕事を手伝わせてもらえないか後で頼んでみようと考えながら、秋久さんの少し後ろを歩いた。
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