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秋久ルート
第23話
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「お嬢ちゃん、起きてるか?」
「は、はい」
眠れなくて部屋でそわそわしていると、甘栗を抱いた秋久さんが入ってくる。
「悪い。もしかして起こしたか?」
「いえ。あんまり眠くないので…」
「それならいいが、あんまり無理しないように」
「わ、分かりました」
「眠れないなら、少し飲み物でも飲まないか?」
そう話す秋久さんの表情から疲労の色は見えなくて、お言葉に甘えさせてもらうことにした。
「何か淹れてもいいですか?」
「できればこれを飲んでみてほしい。嫌だったら別のを淹れてくれて構わないから、1度試してみてほしいんだ」
「分かりました。いただきます」
一緒に部屋を出ると、テーブルにはもうふたり分のカップが用意されていた。
はじめからそのつもりで誘ってくれたんだと思うと、とても嬉しくなる。
「どうだ?少し苦いか?」
「いえ、飲みやすいです。少しぴりっとしましたが、嫌だとは思いませんでした。
このブレンドティーは秋久さんが作ったんですか?」
「いや、冬真がブレンドしたものなんだ。だから俺も、今から味見することにしてる」
秋久さんは一口飲んで、ゆっくり味わっている様子だった。
もう一口飲んでみると、なんだか喉がすっきりしたような気がする。
「気に入ったならあいつに伝えておく。きっと喜ぶだろう。
俺だけじゃ客観視できないから助かった。ありがとな」
「美味しいお茶が飲めてよかったです」
秋久さんが甘栗を抱いたままでいるのが気になって、つい声をかけてしまう。
「あ、あの…私がだっこしても、いいですか?」
「ん?ああ、こいつもお嬢ちゃんがいいらしい。さっきから部屋に入りたがってたからな」
「そうだったんですね。気づかなくてごめんなさい」
「いや、俺が止めたんだ。寝ているところを起こしたら休めないだろう?」
どうして秋久さんはこんなに優しくしてくれるんだろう。
やっぱり不思議に思うことが多いけれど、彼の優しさは嘘じゃない。
甘栗を抱きしめて話しかけようとした瞬間、玄関が乱暴にたたかれた。
「…悪い、ちょっと見てくる」
途端に殺気がこめられた目を見て、ただ頷くことしかできない。
誰がやってきたのか分からないまま待っていると、大きな音がして勢いよく何かが入ってきた。
「もっと丁寧に入らないと、万が一何かを蹴散らしたら困るだろ?」
「ああ、悪い…あれ、なんか可愛い子がいるんだけど?」
知らない男性たちが近づいてくる。
逃げないといけないのに、怖くて足が動かない。
「俺たちと一緒においで」
「気分よくさせてあげるから…ね?」
立ちあがろうとしたけれど、こんなときに限って足に痛みがはしる。
もう逃げられそうにない…怖くなって目を閉じると、がらがらと大きな音が聞こえた。
「は、はい」
眠れなくて部屋でそわそわしていると、甘栗を抱いた秋久さんが入ってくる。
「悪い。もしかして起こしたか?」
「いえ。あんまり眠くないので…」
「それならいいが、あんまり無理しないように」
「わ、分かりました」
「眠れないなら、少し飲み物でも飲まないか?」
そう話す秋久さんの表情から疲労の色は見えなくて、お言葉に甘えさせてもらうことにした。
「何か淹れてもいいですか?」
「できればこれを飲んでみてほしい。嫌だったら別のを淹れてくれて構わないから、1度試してみてほしいんだ」
「分かりました。いただきます」
一緒に部屋を出ると、テーブルにはもうふたり分のカップが用意されていた。
はじめからそのつもりで誘ってくれたんだと思うと、とても嬉しくなる。
「どうだ?少し苦いか?」
「いえ、飲みやすいです。少しぴりっとしましたが、嫌だとは思いませんでした。
このブレンドティーは秋久さんが作ったんですか?」
「いや、冬真がブレンドしたものなんだ。だから俺も、今から味見することにしてる」
秋久さんは一口飲んで、ゆっくり味わっている様子だった。
もう一口飲んでみると、なんだか喉がすっきりしたような気がする。
「気に入ったならあいつに伝えておく。きっと喜ぶだろう。
俺だけじゃ客観視できないから助かった。ありがとな」
「美味しいお茶が飲めてよかったです」
秋久さんが甘栗を抱いたままでいるのが気になって、つい声をかけてしまう。
「あ、あの…私がだっこしても、いいですか?」
「ん?ああ、こいつもお嬢ちゃんがいいらしい。さっきから部屋に入りたがってたからな」
「そうだったんですね。気づかなくてごめんなさい」
「いや、俺が止めたんだ。寝ているところを起こしたら休めないだろう?」
どうして秋久さんはこんなに優しくしてくれるんだろう。
やっぱり不思議に思うことが多いけれど、彼の優しさは嘘じゃない。
甘栗を抱きしめて話しかけようとした瞬間、玄関が乱暴にたたかれた。
「…悪い、ちょっと見てくる」
途端に殺気がこめられた目を見て、ただ頷くことしかできない。
誰がやってきたのか分からないまま待っていると、大きな音がして勢いよく何かが入ってきた。
「もっと丁寧に入らないと、万が一何かを蹴散らしたら困るだろ?」
「ああ、悪い…あれ、なんか可愛い子がいるんだけど?」
知らない男性たちが近づいてくる。
逃げないといけないのに、怖くて足が動かない。
「俺たちと一緒においで」
「気分よくさせてあげるから…ね?」
立ちあがろうとしたけれど、こんなときに限って足に痛みがはしる。
もう逃げられそうにない…怖くなって目を閉じると、がらがらと大きな音が聞こえた。
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