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冬真ルート
第44話
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いつの間にか眠ってしまっていたらしく、私の体はベッドに横たわっていた。
「おはよう」
「おはようございます…」
ぼんやりしている頭を働かせながら、冬真の方を見つめかえす。
なんだか悲しそうな顔をしている理由を知りたかったけれど、それより気になることがあった。
「寝てないんですか?」
「どうしてそんなことを訊くの?」
「目の下にクマができているので、もしかするとお仕事が忙しくて眠れていないのかなって思ったんです。
ちゃんと休まないと体に障りますよ…。冬真のお仕事は頭を使うだろうし、きっと疲れているはずです」
「僕はそこまで軟じゃないよ」
そう話していた冬真の体が傾くのを私は見逃さなかった。
支えきることができずにベッドに転がってしまったものの、体を強く打ちつけることはなかったみたいだ。
「あの、大丈夫ですか…?」
「ごめん。ありがとう」
「やっぱりちゃんと寝た方がいいです。横になっててください」
「そういうわけにもいかない。もうすぐ事件の核心に近づけそうなのに、僕だけ休んでいられない」
「無理をして解決しても、冬真が倒れてしまったらみんな悲しみます」
なかなか休もうとしてくれない冬真にどんな言葉をかけたらいいのか分からない。
事件を解決することも、彼にとっては大切なんだと知っている。
ただ、それは無理をしない範囲で行動したうえでだったら構わないけれど、頑張り過ぎたらきっと倒れてしまう。
それに、心に罅が入っているのが分かるからできれば止めたい。
「まさか君にそんなこと言われるとは思ってなかった。だけど、それなら君だって休んだ方がいいよ」
「私はちゃんと休憩してますよ?掃除の間もご飯を作ってからも、申し訳なくなるくらい休んでばかりいます」
「僕から見た君はいつも忙しそうにしてる。だから…」
「えっと…お邪魔でしたか?」
どこかから聞こえてきたその声に顔をあげると、春人さんと雪乃が気まずそうにこちらを見ていた。
「ごめん!」
勢いよく体を起こした冬真は顔が赤い。
具合が悪いのか心配になっていると、ふたりは微笑ましそうにこちらに視線を向けた。
「ふたりとも、すごく仲良しなんだね」
「いきなり何を言い出すの?」
「そうですよ、雪乃。僕たちが知らないところでふたりが仲良くなっていることがあっても不思議ではないでしょう?」
「春人さんまでそんなこと言うし…からかわないで」
具合が悪いわけじゃないならいいけど、どうして冬真は恥ずかしそうにしているんだろう。
「ごめん。少しここにいて」
「分かりました」
聞いてはいけない話なのかもしれない。
そう思ってベッドに座りなおすと、なんだか急に恥ずかしくなってくる。
もしかすると、あれは押し倒すという行為になってしまうのでは…そんなことを考えてひとり慌てた。
「おはよう」
「おはようございます…」
ぼんやりしている頭を働かせながら、冬真の方を見つめかえす。
なんだか悲しそうな顔をしている理由を知りたかったけれど、それより気になることがあった。
「寝てないんですか?」
「どうしてそんなことを訊くの?」
「目の下にクマができているので、もしかするとお仕事が忙しくて眠れていないのかなって思ったんです。
ちゃんと休まないと体に障りますよ…。冬真のお仕事は頭を使うだろうし、きっと疲れているはずです」
「僕はそこまで軟じゃないよ」
そう話していた冬真の体が傾くのを私は見逃さなかった。
支えきることができずにベッドに転がってしまったものの、体を強く打ちつけることはなかったみたいだ。
「あの、大丈夫ですか…?」
「ごめん。ありがとう」
「やっぱりちゃんと寝た方がいいです。横になっててください」
「そういうわけにもいかない。もうすぐ事件の核心に近づけそうなのに、僕だけ休んでいられない」
「無理をして解決しても、冬真が倒れてしまったらみんな悲しみます」
なかなか休もうとしてくれない冬真にどんな言葉をかけたらいいのか分からない。
事件を解決することも、彼にとっては大切なんだと知っている。
ただ、それは無理をしない範囲で行動したうえでだったら構わないけれど、頑張り過ぎたらきっと倒れてしまう。
それに、心に罅が入っているのが分かるからできれば止めたい。
「まさか君にそんなこと言われるとは思ってなかった。だけど、それなら君だって休んだ方がいいよ」
「私はちゃんと休憩してますよ?掃除の間もご飯を作ってからも、申し訳なくなるくらい休んでばかりいます」
「僕から見た君はいつも忙しそうにしてる。だから…」
「えっと…お邪魔でしたか?」
どこかから聞こえてきたその声に顔をあげると、春人さんと雪乃が気まずそうにこちらを見ていた。
「ごめん!」
勢いよく体を起こした冬真は顔が赤い。
具合が悪いのか心配になっていると、ふたりは微笑ましそうにこちらに視線を向けた。
「ふたりとも、すごく仲良しなんだね」
「いきなり何を言い出すの?」
「そうですよ、雪乃。僕たちが知らないところでふたりが仲良くなっていることがあっても不思議ではないでしょう?」
「春人さんまでそんなこと言うし…からかわないで」
具合が悪いわけじゃないならいいけど、どうして冬真は恥ずかしそうにしているんだろう。
「ごめん。少しここにいて」
「分かりました」
聞いてはいけない話なのかもしれない。
そう思ってベッドに座りなおすと、なんだか急に恥ずかしくなってくる。
もしかすると、あれは押し倒すという行為になってしまうのでは…そんなことを考えてひとり慌てた。
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