物置小屋

１人向け・慰め系

願わくば、あなたの近くに。(慰め系・１人で泣いているあなたへ)

...はい。おい、どうした？
なんでもない奴が泣いてるわけないだろ。...すぐ行くから待ってろ。


おい、いるんだろ。開けろ。...駄目か。仕方ない、強行突破するか。

どうして一人で泣いてるんだよ。
なんでいるのって...合鍵使ったんだよ。
そんな不審者見るような目で見るな。ちゃんとノックもしたしインターホンも鳴らしたのに出てこなかったおまえが悪い。
きた理由なんて一つしかないだろ。おまえが心配だから。...っ、次は俺の質問に答えろ。なんでまた一人で泣いてる？
そんなに俺じゃ頼りないのかよ。
別にこの程度のこと、我儘だなんて思わない。寧ろおまえが一人で困ってるときに呼ばれない方が悲しい。
...昔のことを思い出して、怖くなった？
そういえば、大事に思ってた友人に助けてもらえなかったって言ってたな。
おまえと話したことなら何でも覚えてる。それからおまえが人を信じられなくなったことも、しばらく外を歩くのも怖くなってたことも...今でも時々、俺相手でもまたいなくなるんじゃないかって不安になることも。
おまえが安心するなら、何度だって言ってやるよ。
...大丈夫、俺はおまえを絶対に一人になんかしないから。
他の奴等がどうかなんて知らないけど...俺のことだけは信じてくれないか？
世界中がおまえを否定したとしても、俺だけはおまえを肯定するって誓う。
根本的に間違ってることならばっさり言っちゃうかもしれないけど、それはおまえが嫌いだからとか、そういうのじゃないから。
まあ、おまえのことだから曲がったことなんて絶対しないだろうけど。
何があったかは知らないけど、俺にはおまえだけだから。
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独りで泣いているとき、本当は誰かに助けてほしいとどこかで思っているのかもしれません。
...私は実際そういうときがあります。
現実に期待してはいけないと思いつつ、どこかで助けてほしいと思っているのかもしれません。
素直に助けてなんて言える環境ではないので、やっぱり憧れます。