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真夜中の告白
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時刻は午前2時。
真夜中の洗面台に立つ男は何かを洗っていた。
手には女性物のパンツ。
水色にレースがあしらわれており、持ち主の女性に似合う可愛いデザインだ。
なぜ男性である彼が女性物の下着を洗っているのか、本人に聞いてみることにしましょう。
やぁ。こんばんは皆さん、瑛一だよ。
俺は今、幸せの最中にいる。
多分世界で一番の幸せ者かもしれない。
好きな女の子のパンツを洗う…こんな幸せな事が他にあるだろうか?
ああ、安心して欲しい。当たり前だが盗んだわけではない。そんな犯罪行為はしない。洗う前に匂いを嗅ぐという変態行為はしたがー。
コホン。
この下着はさっきまで絵莉たんが履いていたものなのだ。
替えが無いから洗うしか無いだろう。
えっ?コンビニでも行って新しいのを買えって?
裸で寝てる無防備な姿の天使を置いて?
ありえないだろう。
服は俺のを貸すとしてーー俺の服を157.3cmの絵莉たんが着る…ぐふぉ。ヤバイな、想像するだけでヤバイ。
ブラジャーはともかく、パンツは濡れていたから同じものを履くわけにはいかないからな。彼女がベッドで寝てる間に洗って乾かすところなのだ。
ははは。何で彼女が俺のベッドに寝てるのかって?何でパンツが濡れてるのかって?なんで彼女の身長をミリ単位で知っているかって?
まて、まて、待て。落ち着くんだ。
二十歳を過ぎた男女がお付き合いをして恋人の部屋に泊まるーー。
決まっているだろ?愛を確かめ合ったのさ。
何?キスだけじゃなかったのかって?
はぁー??
好きな女の子と2人きりの空間でキスして、はい終わり!ってなるわけないだろ!!
止まるわけないだろ!それが男だろ!!
ふっ。そんなに聞きたいなら仕方ない。
俺と絵莉たんのめくるめく愛の行為に至るまでの話をしよう。
まぁ、若干、若干だぞ。ハプニングもあったがな…
では時間を戻そう。
ーーー
ーーーーー
記念すべき2人のファーストキッスをした後、ネット配信で映画を観て、最初の沈黙が嘘のように家デートを楽しんだ。
時刻は午後7時を回り、外食してそのまま駅まで送るという話になり、家を出る前に…と俺はそっと絵莉たんを抱きしめキスをした。
軽く触れた唇を離して、絵莉たんを見れば恥ずかしげに目を伏せる。
照れる絵莉たん可愛すぎる。
「もう一度いい?」
そう問いながらも返事をされる前に、俺は再度唇を重ねた。今度はさっきよりも強く押し付けて、唇の弾力を味わい、角度を変えながら唇を軽く咥えていく。
絵莉たんの唇ーー柔らかい、甘い、気持ちいい。キスってこんなに気持ち良かったっけ?
止まらない俺はおでこに、瞼に、鼻に、頰に…顔中いたるところに唇を押し付ける。
ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ。
「ん…」
止まらない。可愛いピンクの唇を舐め回し、舌を口の中に入れて思う存分絵莉たんを味わう。
あぁ、甘くて美味しい。
もっと味わいたくて舌を吸うと抱きしめている絵莉たんの体がビクッと跳ねる。
「んっ!」
目を開けば絵莉たんが潤んだ瞳で俺を見上げていた。
可愛さの中に艶が加わっている。
はい、尊い!はい、色っぽい!
駄目だ…
「ごめん、我慢できない。このまま離したくないから、今日は泊まっていって欲しい…。」
唇を離した俺は絵莉たんの耳元に口を寄せて懇願する。
本当ね、いい加減にしろですよ。
キスだけとかいいながら我慢出来ないから泊まっていけとか。猿ですよ。ゲスですよ!
今日初めてのキスをしたばかりですよ?
付き合ってまだ2週間ですよ?
分かってます。分かってますけどね、無理でしょ。
こんな色っぽい顔した可愛い子を帰せますか?
外を歩かせられますか?
答えは「否」です。当たり前でしょ。危険ですよ。まぁ、一番危険なのはこの状況では俺なんだけどね。ハハハハハ。
脳内は興奮と混乱でおかしな状態になっている。
絵莉たんはというとーー
大きく見開かれた瞳で涙を溜めて真っ直ぐに俺を見つめている。
あぁ、俺のせいで絵莉たんを驚かせてばかりだな。でも、この見開いた目をした顔も可愛いのだ。色んな表情の絵莉たんの顔を見たいのだ。
そして絵莉たんは困ったように少し眉を寄せて、目を伏せる。
ですよねー。無理ですよねー。
コイツ何言ってんだ?ですよねー。
呆れますよねー。
あ、あの、嫌にはなってないですよ、ね?
このクズとは付き合いきれん。とか思ってないですよ、ね?
恐怖で俺の目にも涙が溜まりかけた頃に、絵莉たんが小さく頷いた。
ん?地震か?今、揺れた?
首が縦に揺れるほどの揺れ?
ふと部屋を見渡せば揺れた形跡はない。
もう一度絵莉たんを見ると、伏せていた目は俺を見上げていて、首まで赤く染めて小さく呟いた。
「あの、と、泊まります。」
ーーーーーーと。
真夜中の洗面台に立つ男は何かを洗っていた。
手には女性物のパンツ。
水色にレースがあしらわれており、持ち主の女性に似合う可愛いデザインだ。
なぜ男性である彼が女性物の下着を洗っているのか、本人に聞いてみることにしましょう。
やぁ。こんばんは皆さん、瑛一だよ。
俺は今、幸せの最中にいる。
多分世界で一番の幸せ者かもしれない。
好きな女の子のパンツを洗う…こんな幸せな事が他にあるだろうか?
ああ、安心して欲しい。当たり前だが盗んだわけではない。そんな犯罪行為はしない。洗う前に匂いを嗅ぐという変態行為はしたがー。
コホン。
この下着はさっきまで絵莉たんが履いていたものなのだ。
替えが無いから洗うしか無いだろう。
えっ?コンビニでも行って新しいのを買えって?
裸で寝てる無防備な姿の天使を置いて?
ありえないだろう。
服は俺のを貸すとしてーー俺の服を157.3cmの絵莉たんが着る…ぐふぉ。ヤバイな、想像するだけでヤバイ。
ブラジャーはともかく、パンツは濡れていたから同じものを履くわけにはいかないからな。彼女がベッドで寝てる間に洗って乾かすところなのだ。
ははは。何で彼女が俺のベッドに寝てるのかって?何でパンツが濡れてるのかって?なんで彼女の身長をミリ単位で知っているかって?
まて、まて、待て。落ち着くんだ。
二十歳を過ぎた男女がお付き合いをして恋人の部屋に泊まるーー。
決まっているだろ?愛を確かめ合ったのさ。
何?キスだけじゃなかったのかって?
はぁー??
好きな女の子と2人きりの空間でキスして、はい終わり!ってなるわけないだろ!!
止まるわけないだろ!それが男だろ!!
ふっ。そんなに聞きたいなら仕方ない。
俺と絵莉たんのめくるめく愛の行為に至るまでの話をしよう。
まぁ、若干、若干だぞ。ハプニングもあったがな…
では時間を戻そう。
ーーー
ーーーーー
記念すべき2人のファーストキッスをした後、ネット配信で映画を観て、最初の沈黙が嘘のように家デートを楽しんだ。
時刻は午後7時を回り、外食してそのまま駅まで送るという話になり、家を出る前に…と俺はそっと絵莉たんを抱きしめキスをした。
軽く触れた唇を離して、絵莉たんを見れば恥ずかしげに目を伏せる。
照れる絵莉たん可愛すぎる。
「もう一度いい?」
そう問いながらも返事をされる前に、俺は再度唇を重ねた。今度はさっきよりも強く押し付けて、唇の弾力を味わい、角度を変えながら唇を軽く咥えていく。
絵莉たんの唇ーー柔らかい、甘い、気持ちいい。キスってこんなに気持ち良かったっけ?
止まらない俺はおでこに、瞼に、鼻に、頰に…顔中いたるところに唇を押し付ける。
ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ。
「ん…」
止まらない。可愛いピンクの唇を舐め回し、舌を口の中に入れて思う存分絵莉たんを味わう。
あぁ、甘くて美味しい。
もっと味わいたくて舌を吸うと抱きしめている絵莉たんの体がビクッと跳ねる。
「んっ!」
目を開けば絵莉たんが潤んだ瞳で俺を見上げていた。
可愛さの中に艶が加わっている。
はい、尊い!はい、色っぽい!
駄目だ…
「ごめん、我慢できない。このまま離したくないから、今日は泊まっていって欲しい…。」
唇を離した俺は絵莉たんの耳元に口を寄せて懇願する。
本当ね、いい加減にしろですよ。
キスだけとかいいながら我慢出来ないから泊まっていけとか。猿ですよ。ゲスですよ!
今日初めてのキスをしたばかりですよ?
付き合ってまだ2週間ですよ?
分かってます。分かってますけどね、無理でしょ。
こんな色っぽい顔した可愛い子を帰せますか?
外を歩かせられますか?
答えは「否」です。当たり前でしょ。危険ですよ。まぁ、一番危険なのはこの状況では俺なんだけどね。ハハハハハ。
脳内は興奮と混乱でおかしな状態になっている。
絵莉たんはというとーー
大きく見開かれた瞳で涙を溜めて真っ直ぐに俺を見つめている。
あぁ、俺のせいで絵莉たんを驚かせてばかりだな。でも、この見開いた目をした顔も可愛いのだ。色んな表情の絵莉たんの顔を見たいのだ。
そして絵莉たんは困ったように少し眉を寄せて、目を伏せる。
ですよねー。無理ですよねー。
コイツ何言ってんだ?ですよねー。
呆れますよねー。
あ、あの、嫌にはなってないですよ、ね?
このクズとは付き合いきれん。とか思ってないですよ、ね?
恐怖で俺の目にも涙が溜まりかけた頃に、絵莉たんが小さく頷いた。
ん?地震か?今、揺れた?
首が縦に揺れるほどの揺れ?
ふと部屋を見渡せば揺れた形跡はない。
もう一度絵莉たんを見ると、伏せていた目は俺を見上げていて、首まで赤く染めて小さく呟いた。
「あの、と、泊まります。」
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