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第54話 大英雄、オークションに参加する
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カルカットのショッピングタワーで開催される月一のオークション。
リタが言っていた通り、きらびやかな宝石をつけた人や、派手なドレスを身につけた人など、見るからに金持ちでごった返していた。
「うん、どいつこいつも見るからに成金ね。これくらいなら、楽勝、楽勝」
開場前のロビーに集まった客たちを見回しながら、パトレシアは余裕の笑みで見回した。
ソファに座って全体を見渡せる位置で、パトレシアはしきりに周囲の客の様子を伺っていた。参加人数はざっと100人くらいで、誰もが澄ました顔で開場するのを待っていた。
「そうか? みんなオーダーメイドのドレスを着ているし、昔からの貴族っぽいけれど」
「甘い、甘い。そういう風に見られたいから、わざわざ貴族御用達のオーダーメイド店でこしらえるのよ。成金にありがちな、見た目から入る。薄っぺらいプライドの塊。割にはこういう流行りの場所に集まってくるってことは、俄か以外の何者でもないわ」
「……随分と口が悪いな。何か恨みでもあるのか?」
「あるよ。だって私がそうだったもの」
テーブルの上に頬づえをつきながら、つまらなそうにパトレシアはつぶやいた。
「プライドなんて膨らめば膨らむほど、持て余すだけなのにね……ま、良いや。レイナちゃんに渡すプレゼントは決まった?」
「おぉ……ちゃんとそれは覚えていてくれたんだな」
「当たり前よ。何しに来たと思っているの。リタの言うことを真に受けないで」
パトレシアは冗談ぽく笑ったが、オークションのカタログを見たときの彼女はどう考えても本気だった。
「……これにしようかなと思うんだけれど」
パラパラとカタログをめくって、目当てのものを指差す。手の届かない宝石とかはスルーして、可愛らしい黄色いワンピースを選んだ。
「限定生産物のワンピースか。アンクにしては狙いどころが良いね。今日の客層的に、狙う人は少なそうだし、値段もそこまで釣り上がらないはずよ」
「いや……そこまでは考えていないけれどな。ただ、普通に良いなと思っただけだ」
「そういう直感が大事なんだよ。うん、レイナちゃんに似合いそうだし。デザインも良いから、特別感もあるよ」
「幾ら位かかるかな」
「希望落札価格は金貨10枚くらいね。私に任せて。なるべく安くで競り落としてあげるから」
「それは助かる」
金銭的には逼迫しているわけではないが、俺の隣でバクバクとお土産の人形焼を食っているサティのせいで、我が家のエンゲル係数は右肩上がりで絶好調状態だ。
「もぐもぐもぐ」
「サティ、おまえ、それ何個目だ?」
「数え切れないけれど、30個目くらい。これ美味しいね、またお金ちょうだい」
「やらん」
左手に人形焼、右手にも人形焼を持って抗議しようとしたサティだったが、突然後ろから伸びてきた脚によってそれは中断された。
ガシャンと大きな音がして、俺たちの前にあったテーブルは激しく床に倒れた。テーブルの上に並べられていた人形焼は無残に床に落下した。
「あら、ごめんなさい。小さすぎて見えなかったわ」
わざとらしいくらいの高飛車な口調。ずいぶんと芝居がかっているというか、鼻に付くような言い回しだった。
「どうも御機嫌よう」
視線をあげると、鮮やかなピンク髪をツインテールにした女が立っていた。眩しいくらいの宝石をつけたドレスを着て、後ろには無表情な執事を引き連れている。
「おい、何が御機嫌よう、だ。人形焼が落ちちゃったじゃないか。どうしてくれるんだよ」
床に転がった人形焼を指差して、サティは抗議の声をあげたが、目の前の女はバカにしたように鼻で笑った。
「あら、ゴミかと思ったわ。失礼。いくら出せば満足かしら、金貨1枚でもあれば十分?」
「……随分と喧嘩越しじゃないか。なんだやる気か?」
「あら、私に喧嘩を売る気?」
「サティちゃんやめて。その子は私の知り合いよ」
一触即発の状態で、パトレシアが毅然とした様子で口を挟んだ。目の前の女を睨み付けると、パトレシアは口を開いた。
「久しぶりね、シュワラ、しばらく見ない間にちょっと化粧濃くなったんじゃない?」
「えぇ、パトレシア、あなたこそすっかり田舎に馴染んだみたいね」
火花が見えるほど2人はにらみ合っていた。
説明がなくても分かった。
どうやらパトレシアとこのシュワラとかいう女は犬猿の中だ。彼女たちの殺気は互いに向けられている。俺たちは眼中にない。
パトレシアがこんなに敵意をむき出しにする人間は初めてだ。
「パトレシア、この娘とはどこで知り合ったんだ?」
「たいしたことないわ。聞くだけがっかりするわよ」
「シュワラ・シャラディよ。シャラディ新聞社と言ったら分かるかしらね」
「シャラディ……」
さすがの俺でも名前くらいは知っている。暗黒の季節の後に現れた財閥シャラディ家。都市の新聞や病院に多く出資、その栄華は未だに健在している。新財閥、いわゆる成金と呼ばれる出自だ。
「ハイエナよ、ハイエナ」
「何ですって!」
シャラディと名乗った女はパトレシアに詰め寄った。
起こった様子のシャラディに対して、パトレシアはほとんど表情を変えずに言葉を続けた。
「そういうところで叫ばないの。だから底が知れるって言ったのよ。本当の貴族の振りをしたいなら、もっとクールでいなきゃ」
「…………!」
「前に教えたでしょ」
「いつまでも年上面して……!」
シュワラは拳を握りしめてパトレシアに詰め寄った。今にも殴りかからんばかりに彼女は怒っている。
だが、当のパトレシアはそんなことを気にせずに、再び挑発するように言った。
「今のあなたは何もかもが中途半端よ。古い友人として見ていられないわ」
「逃げ出した田舎者に何が分かるって言うの?」
「分かるわ。あなたの変わっていなさに驚いた。あなたには……もう少し大人になってほしかった」
パトレシアはわざとらしくため息を着くと、シュワラから視線をそらした。
「どんなひどいことを見ても、見て見ぬ振りを過ごしなさい。それが出来ないなら、早く家を出て自由になりなさい。イラつくのは分かるけれど、それじゃあどこにもいけない。あなたはただの言いなりで動く操り人形よ」
辛辣なパトレシアの言葉に、シュワラは身体を震わせてひたすらに強く唇を噛んでいた。
「あなたに……何が分かるって言うのよ」
「……何も分からない。私はあなたとは違うから。私は逃げた側だから、あなたの気持ちなんて分からない」
「自分勝手……」
「あなたはもっと自分勝手になるべきだった」
強気な態度で返答するパトレシアに、シュワラは唇を噛んだ。
「私をバカにしたこと後悔するわよ。いつまでも自分が優れているなんて思わないで」
カツンとヒールの音を立てて、シュワラは踵を返した。
彼女が立ち去ったあとで、パトレシアはソファに寄りかかって大きく息を吐いた。
「あー、疲れたー!」
「何もあそこまで言うことなくても良かったじゃないか」
「そうね。でも……」
肩を怒らせて去っていくシュワラに目を向けながら、ため息まじりにパトリシアは言った。
「シュワラは古い友人なの。だから、お互い突っかかちゃうのかしらね周りの全てを敵だと思っているところとか。味方が誰もいないところとか、よく似ていたし」
「お前もお前だし、向こうも向こうだよ」
「……私は嫌いじゃないんだけどね。あの娘はどうしても私のことを許せないみたい。当然といえば当然だけど、これもイザーブの時の話だし。終わった話だし」
パトレシアは壁にかかっている時計を見上げると、思いついたように腰をあげた。
「さーて、オークションの下準備でもしようかな。アンク、悪いけれど、ちょっと待っていてくれる? 私1人でやりたいけれど」
「良いのか、1人で?」
「良いのよ、1人で。ここからは女の話」
それだけ言って、パトレシアは人混みを縫うように何処かへと歩いて行った。その後ろ姿を見ながら、サティが言った。
「良いのかい、彼女に任せて?」
「……大丈夫だと思う、多分」
さっきのシュワラとの言い合いはかなりヒートアップしていた。今のパトレシアがどこまで冷静でいるかどうかは検討がつかない。無事にレイナへのプレゼントが買えれば良いだけなのだが、どうも自体はややこしい方向へと向かっている。
そして20分経っても、パトレシアは帰ってこなかった。
「遅いね」
「だな」
サティと2人でぼけっとソファに座りながら、ひたすらに待つ。
開場の時間になってもパトレシアは帰ってこなかった。続々と客たちが入場していっても、彼女の姿は見えずに、あっという間にオークション開始5分前になった。
リタが言っていた通り、きらびやかな宝石をつけた人や、派手なドレスを身につけた人など、見るからに金持ちでごった返していた。
「うん、どいつこいつも見るからに成金ね。これくらいなら、楽勝、楽勝」
開場前のロビーに集まった客たちを見回しながら、パトレシアは余裕の笑みで見回した。
ソファに座って全体を見渡せる位置で、パトレシアはしきりに周囲の客の様子を伺っていた。参加人数はざっと100人くらいで、誰もが澄ました顔で開場するのを待っていた。
「そうか? みんなオーダーメイドのドレスを着ているし、昔からの貴族っぽいけれど」
「甘い、甘い。そういう風に見られたいから、わざわざ貴族御用達のオーダーメイド店でこしらえるのよ。成金にありがちな、見た目から入る。薄っぺらいプライドの塊。割にはこういう流行りの場所に集まってくるってことは、俄か以外の何者でもないわ」
「……随分と口が悪いな。何か恨みでもあるのか?」
「あるよ。だって私がそうだったもの」
テーブルの上に頬づえをつきながら、つまらなそうにパトレシアはつぶやいた。
「プライドなんて膨らめば膨らむほど、持て余すだけなのにね……ま、良いや。レイナちゃんに渡すプレゼントは決まった?」
「おぉ……ちゃんとそれは覚えていてくれたんだな」
「当たり前よ。何しに来たと思っているの。リタの言うことを真に受けないで」
パトレシアは冗談ぽく笑ったが、オークションのカタログを見たときの彼女はどう考えても本気だった。
「……これにしようかなと思うんだけれど」
パラパラとカタログをめくって、目当てのものを指差す。手の届かない宝石とかはスルーして、可愛らしい黄色いワンピースを選んだ。
「限定生産物のワンピースか。アンクにしては狙いどころが良いね。今日の客層的に、狙う人は少なそうだし、値段もそこまで釣り上がらないはずよ」
「いや……そこまでは考えていないけれどな。ただ、普通に良いなと思っただけだ」
「そういう直感が大事なんだよ。うん、レイナちゃんに似合いそうだし。デザインも良いから、特別感もあるよ」
「幾ら位かかるかな」
「希望落札価格は金貨10枚くらいね。私に任せて。なるべく安くで競り落としてあげるから」
「それは助かる」
金銭的には逼迫しているわけではないが、俺の隣でバクバクとお土産の人形焼を食っているサティのせいで、我が家のエンゲル係数は右肩上がりで絶好調状態だ。
「もぐもぐもぐ」
「サティ、おまえ、それ何個目だ?」
「数え切れないけれど、30個目くらい。これ美味しいね、またお金ちょうだい」
「やらん」
左手に人形焼、右手にも人形焼を持って抗議しようとしたサティだったが、突然後ろから伸びてきた脚によってそれは中断された。
ガシャンと大きな音がして、俺たちの前にあったテーブルは激しく床に倒れた。テーブルの上に並べられていた人形焼は無残に床に落下した。
「あら、ごめんなさい。小さすぎて見えなかったわ」
わざとらしいくらいの高飛車な口調。ずいぶんと芝居がかっているというか、鼻に付くような言い回しだった。
「どうも御機嫌よう」
視線をあげると、鮮やかなピンク髪をツインテールにした女が立っていた。眩しいくらいの宝石をつけたドレスを着て、後ろには無表情な執事を引き連れている。
「おい、何が御機嫌よう、だ。人形焼が落ちちゃったじゃないか。どうしてくれるんだよ」
床に転がった人形焼を指差して、サティは抗議の声をあげたが、目の前の女はバカにしたように鼻で笑った。
「あら、ゴミかと思ったわ。失礼。いくら出せば満足かしら、金貨1枚でもあれば十分?」
「……随分と喧嘩越しじゃないか。なんだやる気か?」
「あら、私に喧嘩を売る気?」
「サティちゃんやめて。その子は私の知り合いよ」
一触即発の状態で、パトレシアが毅然とした様子で口を挟んだ。目の前の女を睨み付けると、パトレシアは口を開いた。
「久しぶりね、シュワラ、しばらく見ない間にちょっと化粧濃くなったんじゃない?」
「えぇ、パトレシア、あなたこそすっかり田舎に馴染んだみたいね」
火花が見えるほど2人はにらみ合っていた。
説明がなくても分かった。
どうやらパトレシアとこのシュワラとかいう女は犬猿の中だ。彼女たちの殺気は互いに向けられている。俺たちは眼中にない。
パトレシアがこんなに敵意をむき出しにする人間は初めてだ。
「パトレシア、この娘とはどこで知り合ったんだ?」
「たいしたことないわ。聞くだけがっかりするわよ」
「シュワラ・シャラディよ。シャラディ新聞社と言ったら分かるかしらね」
「シャラディ……」
さすがの俺でも名前くらいは知っている。暗黒の季節の後に現れた財閥シャラディ家。都市の新聞や病院に多く出資、その栄華は未だに健在している。新財閥、いわゆる成金と呼ばれる出自だ。
「ハイエナよ、ハイエナ」
「何ですって!」
シャラディと名乗った女はパトレシアに詰め寄った。
起こった様子のシャラディに対して、パトレシアはほとんど表情を変えずに言葉を続けた。
「そういうところで叫ばないの。だから底が知れるって言ったのよ。本当の貴族の振りをしたいなら、もっとクールでいなきゃ」
「…………!」
「前に教えたでしょ」
「いつまでも年上面して……!」
シュワラは拳を握りしめてパトレシアに詰め寄った。今にも殴りかからんばかりに彼女は怒っている。
だが、当のパトレシアはそんなことを気にせずに、再び挑発するように言った。
「今のあなたは何もかもが中途半端よ。古い友人として見ていられないわ」
「逃げ出した田舎者に何が分かるって言うの?」
「分かるわ。あなたの変わっていなさに驚いた。あなたには……もう少し大人になってほしかった」
パトレシアはわざとらしくため息を着くと、シュワラから視線をそらした。
「どんなひどいことを見ても、見て見ぬ振りを過ごしなさい。それが出来ないなら、早く家を出て自由になりなさい。イラつくのは分かるけれど、それじゃあどこにもいけない。あなたはただの言いなりで動く操り人形よ」
辛辣なパトレシアの言葉に、シュワラは身体を震わせてひたすらに強く唇を噛んでいた。
「あなたに……何が分かるって言うのよ」
「……何も分からない。私はあなたとは違うから。私は逃げた側だから、あなたの気持ちなんて分からない」
「自分勝手……」
「あなたはもっと自分勝手になるべきだった」
強気な態度で返答するパトレシアに、シュワラは唇を噛んだ。
「私をバカにしたこと後悔するわよ。いつまでも自分が優れているなんて思わないで」
カツンとヒールの音を立てて、シュワラは踵を返した。
彼女が立ち去ったあとで、パトレシアはソファに寄りかかって大きく息を吐いた。
「あー、疲れたー!」
「何もあそこまで言うことなくても良かったじゃないか」
「そうね。でも……」
肩を怒らせて去っていくシュワラに目を向けながら、ため息まじりにパトリシアは言った。
「シュワラは古い友人なの。だから、お互い突っかかちゃうのかしらね周りの全てを敵だと思っているところとか。味方が誰もいないところとか、よく似ていたし」
「お前もお前だし、向こうも向こうだよ」
「……私は嫌いじゃないんだけどね。あの娘はどうしても私のことを許せないみたい。当然といえば当然だけど、これもイザーブの時の話だし。終わった話だし」
パトレシアは壁にかかっている時計を見上げると、思いついたように腰をあげた。
「さーて、オークションの下準備でもしようかな。アンク、悪いけれど、ちょっと待っていてくれる? 私1人でやりたいけれど」
「良いのか、1人で?」
「良いのよ、1人で。ここからは女の話」
それだけ言って、パトレシアは人混みを縫うように何処かへと歩いて行った。その後ろ姿を見ながら、サティが言った。
「良いのかい、彼女に任せて?」
「……大丈夫だと思う、多分」
さっきのシュワラとの言い合いはかなりヒートアップしていた。今のパトレシアがどこまで冷静でいるかどうかは検討がつかない。無事にレイナへのプレゼントが買えれば良いだけなのだが、どうも自体はややこしい方向へと向かっている。
そして20分経っても、パトレシアは帰ってこなかった。
「遅いね」
「だな」
サティと2人でぼけっとソファに座りながら、ひたすらに待つ。
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