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番外編2 会長は悪趣味? ~組員~
しおりを挟む組員side。短めです。
エロなし。事後を匂わせているだけ。
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会長が刑事を愛人にした。
例の沢渡組による輪姦事件があってから刑事を辞めたらしいから、もと・・・が付くが。
黄龍会の内部では当然反対意見が出て大騒ぎだった。
だが会長はそれを押し切り、愛人にマンションまで与えた。
しかも他の愛人や情人と全て手を切ったのだ。
正直そこまでする価値があるとは思えない。
容姿は目つきの悪い刑事そのもので可愛げがあるように見えないし、口も悪く会長をよく罵っている。
俺はその愛人付きのボディガードの一人になった。
愛人に宛がわれたマンションは広く、主寝室は主に会長と愛人が使用し、他のゲストルームに俺たち組員が交代で寝泊まりする。
このマンションに愛人を囲ってからは、会長はほぼ毎日来るようになった。
そしてここで寝泊まりし、朝食を食べてから組事務所へ出かける。
この辺りも今までの愛人と対応が違う。
今まで二日続けて同じ愛人のもとへ通うことなどなかったし、愛人宅に泊まることもなかった。
会長が来ている間は会長付きの組員と共にリビングで待つのだが、落ち着かない。
隣の主寝室から喘ぎ声がひっきりなしに聞こえてくるからだ。
会長はかなりの絶倫らしく、明け方まで続くことも珍しくない。
毎朝、スッキリした顔で出てくる会長はご機嫌だ。
朝食はたいてい愛人と共に寝室でとる。
といっても、愛人の方は殆ど食べられないらしいが。
朝食を伸せたワゴンを押して寝室へ入ると、会長は寝室に備え付けられたテーブルを前に椅子に座り、新聞を読んでいる。
「正輝、食べれるか?」
「・・・・ムリ。そもそも、起きれねぇし」
「少しでも食べて体重を戻せ。もう少し抱き心地が欲しい」
「・・・あんたがヤリ過ぎ何だろうが! ちったぁ加減しろよ。こっちは体力がた落ちしてんだから」
愛人は少しだけ頭を上げて会長に怒鳴っていたが、疲れたのかまたベッドに落ち込んだ。
「お前が可愛い顔で強請ってくるからな」
「かわ・・・っ」
会長の甘さダダ漏れの台詞に愛人が真っ赤になっている。
その首筋にはキスマークの痕が見える。(一つではない)
会長・・・痘痕も靨ですかい?
最初の内は愛人も大人しくマンションにいた(単に会長に抱き潰されて動けなかったのと、見える場所にキスマークを付けられて出られなかっただけらしい)が、体力が戻ってきたころにはやたらとマンションを抜け出すようになった。
まあ、元刑事がヤクザとよろしくも出来ないだろう。
俺たちだってどう接すればいいか戸惑っている。
一応俺たちは護衛なので後をつけるのだが、さすがは元プロ。簡単に撒かれてしまう。
携帯のGPSで位置を把握するしかない。
ときおり刑事らしい男と会っているので、会長に報告したが、放っておけとのことだった。
会長がマンションに戻ってくるまでに彼が帰ってこないと捕獲命令が下りる。
会長の指示通り大柄な男たちで追い込んで取り囲むと、怯えたように竦むので、なんとか連れ帰ることが出来た。
どうやら、輪姦事件がトラウマになっているらしく、大柄な男に取り囲まれるのが苦手なようだ。
愛人も携帯のGPSで位置把握されていることは解っているようで、時々わざと忘れたふりをしてマンションをでる。
そうなると俺たちでは追いきれない。
だが会長はどんな手を使っているのか、見つけ出しては連れ帰ってくる。
そして次の日は愛人が寝室から出てくることはない。
その時は食事だけは寝室に運び入れているが、彼は頭から布団をかぶって決して出てこない。
会長の所有痕だらけなのだろう。
俺達には、なんで会長がそこまで執着するのか解らん。
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