檻から抜け出せない

かえねこ

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後日談1 トレーニングマシーン

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「・・・なあ、トレーニングマシーン置いてくんねぇ?」
 朝、正輝は海棠の腕の中で言ってみた。

「愛人からの初めてのお強請ねだりがそれとは、随分と色気がないな」
 男は面白げに正輝の眼を覗き込む。

「ダメか? 筋力落ちまくってるから、鍛えなおしたいんだけどさ」
 自分の柔らかくなった腕を触りながら正輝はいう。

 ジムに行こうにもあんたがキスマーク付けまくるから行けねぇし・・・。
 と一人ごちる。

「まあ、構わん」
 海棠にとっても正輝がマンションから出かけるのを減らせるし、組員たちを鍛えるのにも丁度いい。
 ということで、余っていた部屋がトレーニングルームになった。


「うわ、すげぇ。言ってみるもんだなー」
 ジムには劣るが、それでも個人宅に置くことを思えば十分すぎるものが置かれていた。

 正輝は早速一通り試したのだが、つい嬉しくて自分の体力が落ちていることを考えなかった結果、やり過ぎた。

 一応、護衛の組員たちは忠告はしたのだ。
 後で会長に叱られるのは怖かったので。
 なので、会長にはしっかり正輝が熟したメニューを報告する。


「馬鹿か、お前は。最初は少しずつ様子を見ながらするのがセオリーだろうが」
 ベッドに撃沈している正輝を見て、海棠は呆れた声を出す。

「う~だってさ、家にあんなもんがあったら、つい・・・」
「・・子供か。まあいい。風呂でマッサージしてやる」
「・・・え゛」

 海棠は正輝をお姫様抱っこすると、バスルームへ向かった。
 まだ筋肉痛とまではいかないが、怠さを感じてる正輝は無駄な抵抗はしない。
 何故なら、毎日経験済みだからだ。それに、ここなら他の誰にも見られないので抵抗する意味もない。

 だってさー。いっつもヘロヘロの状態で運ばれてんだもんなー
 などと、遠い目をしながら自分に言い訳をしている。


「まだまだ細いな」
 海棠は正輝の腕をマッサージしながら言った。

 湯船の中で正輝は海棠の足の間に座り、海棠の胸を背もたれにしている状態だ。
 これもいつものことなので、正輝は最早諦めている。
 情事の後はもうぶっ飛んでる状態なので男のなすがままなのだが、正気でこれをやられると居たたまれない。

 海棠は腕が終わると、正輝の足の脹脛ふくらはぎから太腿まで片方ずつじっくりと揉んでいく。

「あ、それ・・・気持ちいい・・」
 海棠のマッサージが心地よく、正輝はうとうととしていた。

 が、男がただのマッサージで終わるはずもなく・・・

 やがて尻を揉みはじめ、首筋を舐めあげ強く吸い上げながら後ろの窄まりに指を潜らせる。

 毎日のように慣らされた後ろの蕾は簡単に男の指を奥まで咥えこむ。
「んん、は・・・あん」
 正輝の意識は半分眠りに落ちているが、身体は男の愛撫に素直に反応している。

 男は指を二本三本と増やして後ろを寛げると、己を正輝の中に埋め込んでゆく。
 正輝の自重もあってずるんと簡単に根元まで埋まった。

「あぁ・・・ん」
 正輝は夢うつつで飲み込んだ男を食み始める。

 男が下から突き上げると、正輝の足が湯船の上に跳ねた。
「うぅん・・・ふ、ぁ、は・・・あん」

 ピチャン・・・ビチャン
 水音が激しくなり、やがて男が正輝の中で逐情する。

「ふうぅぅぅん・・・」
 半分夢の中の正輝の喘ぎは鼻声になっている。

 海棠は苦笑すると正輝を抱えて湯船から出た。

 男はまだまだ物足りないが、寝ている正輝を犯しても面白くない。

 この付けはしっかり払ってもらうぞ、と寝てしまっている正輝に告げる。


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海棠が激甘。
本格的なエロに突入する前に正輝が寝てしまったというオチ。
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