18 / 20
後日談1 トレーニングマシーン
しおりを挟む「・・・なあ、トレーニングマシーン置いてくんねぇ?」
朝、正輝は海棠の腕の中で言ってみた。
「愛人からの初めてのお強請がそれとは、随分と色気がないな」
男は面白げに正輝の眼を覗き込む。
「ダメか? 筋力落ちまくってるから、鍛えなおしたいんだけどさ」
自分の柔らかくなった腕を触りながら正輝はいう。
ジムに行こうにもあんたがキスマーク付けまくるから行けねぇし・・・。
と一人ごちる。
「まあ、構わん」
海棠にとっても正輝がマンションから出かけるのを減らせるし、組員たちを鍛えるのにも丁度いい。
ということで、余っていた部屋がトレーニングルームになった。
「うわ、すげぇ。言ってみるもんだなー」
ジムには劣るが、それでも個人宅に置くことを思えば十分すぎるものが置かれていた。
正輝は早速一通り試したのだが、つい嬉しくて自分の体力が落ちていることを考えなかった結果、やり過ぎた。
一応、護衛の組員たちは忠告はしたのだ。
後で会長に叱られるのは怖かったので。
なので、会長にはしっかり正輝が熟したメニューを報告する。
「馬鹿か、お前は。最初は少しずつ様子を見ながらするのがセオリーだろうが」
ベッドに撃沈している正輝を見て、海棠は呆れた声を出す。
「う~だってさ、家にあんなもんがあったら、つい・・・」
「・・子供か。まあいい。風呂でマッサージしてやる」
「・・・え゛」
海棠は正輝をお姫様抱っこすると、バスルームへ向かった。
まだ筋肉痛とまではいかないが、怠さを感じてる正輝は無駄な抵抗はしない。
何故なら、毎日経験済みだからだ。それに、ここなら他の誰にも見られないので抵抗する意味もない。
だってさー。いっつもヘロヘロの状態で運ばれてんだもんなー
などと、遠い目をしながら自分に言い訳をしている。
「まだまだ細いな」
海棠は正輝の腕をマッサージしながら言った。
湯船の中で正輝は海棠の足の間に座り、海棠の胸を背もたれにしている状態だ。
これもいつものことなので、正輝は最早諦めている。
情事の後はもうぶっ飛んでる状態なので男のなすがままなのだが、正気でこれをやられると居たたまれない。
海棠は腕が終わると、正輝の足の脹脛から太腿まで片方ずつじっくりと揉んでいく。
「あ、それ・・・気持ちいい・・」
海棠のマッサージが心地よく、正輝はうとうととしていた。
が、男がただのマッサージで終わるはずもなく・・・
やがて尻を揉みはじめ、首筋を舐めあげ強く吸い上げながら後ろの窄まりに指を潜らせる。
毎日のように慣らされた後ろの蕾は簡単に男の指を奥まで咥えこむ。
「んん、は・・・あん」
正輝の意識は半分眠りに落ちているが、身体は男の愛撫に素直に反応している。
男は指を二本三本と増やして後ろを寛げると、己を正輝の中に埋め込んでゆく。
正輝の自重もあってずるんと簡単に根元まで埋まった。
「あぁ・・・ん」
正輝は夢うつつで飲み込んだ男を食み始める。
男が下から突き上げると、正輝の足が湯船の上に跳ねた。
「うぅん・・・ふ、ぁ、は・・・あん」
ピチャン・・・ビチャン
水音が激しくなり、やがて男が正輝の中で逐情する。
「ふうぅぅぅん・・・」
半分夢の中の正輝の喘ぎは鼻声になっている。
海棠は苦笑すると正輝を抱えて湯船から出た。
男はまだまだ物足りないが、寝ている正輝を犯しても面白くない。
この付けはしっかり払ってもらうぞ、と寝てしまっている正輝に告げる。
==================================
海棠が激甘。
本格的なエロに突入する前に正輝が寝てしまったというオチ。
12
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
美しき父親の誘惑に、今宵も息子は抗えない
すいかちゃん
BL
大学生の数馬には、人には言えない秘密があった。それは、実の父親から身体の関係を強いられている事だ。次第に心まで父親に取り込まれそうになった数馬は、彼女を作り父親との関係にピリオドを打とうとする。だが、父の誘惑は止まる事はなかった。
実の親子による禁断の関係です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる