27 / 93
第27話
しおりを挟む
ギルドへ向かう道すがら、ライトは歩きながら自分の身体の感覚を何度も確かめていた。
筋肉が張っているわけでも、極端に疲れているわけでもない。だが、剣を振ったときの感触や踏み込みの安定感が、昨日までとは明らかに違っている。
(……慣れてきた、ってだけじゃないな)
成長。
その言葉が、頭の中で静かに形を持ち始めていた。
肩に乗ったミリュウが、風に揺られながら小さく鳴く。
「ミリュ」
「分かってる。お前も感じてるんだろ」
ミリュウは返事をするように「リュリュ」と喉を鳴らした。
スラッグウルフとの戦いは短かった。それでも、剣を振るたびに身体が覚えていく感覚があった。無理に力を入れなくても、自然と正しい動きが選ばれる。
それが、《成長》の効果なのだと、今ははっきり分かる。
(努力が、ちゃんと積み重なっていく)
それは、ライトがずっと欲しかったものだった。
才能ではなく、奇跡でもなく。
積み重ねた分だけ、前に進めるという実感。
ギルドの建物が見えてくると、自然と足取りが軽くなる。討伐証を提出し、報告を済ませるだけのはずなのに、胸の奥に小さな期待が生まれていた。
扉を開けると、いつもの喧騒が迎えてくれる。
ミィナはすぐにライトに気づき、笑顔で手を振った。
「ライトさん、おかえりなさい」
「ただいま戻りました。討伐、完了しています」
「早かったですね。何事もなく?」
「はい。問題ありませんでした」
淡々と答えながら、ライトは討伐証を差し出す。
ミィナは確認しながら、ふとミリュウに視線を向けた。
「ミリュウちゃん、今日も一緒だったんですね」
「はい。……邪魔にはなっていません」
「そんなことないですよ。むしろ、すごく落ち着いて見えます」
その言葉に、ライトは一瞬だけ言葉に詰まった。
落ち着いて見える。
以前なら、そんな評価を受けることはなかった。
「ありがとうございます」
短く答えると、ミィナは少しだけ声を落とした。
「実は……ギルドマスターが、戻ったら声をかけるようにと」
「グランさんが?」
「はい。急ぎではないそうですが」
「分かりました。今、行きます」
ギルドマスター室の前で、ライトは一度だけ深呼吸をした。
ノックをすると、すぐに返事が返ってくる。
「入れ」
中に入ると、グランは書類から顔を上げ、ライトを一瞥したあと、ミリュウに目を向けた。
「……なるほど。落ち着いているな」
「分かるんですか?」
「魔力の流れが安定している。昨日より、さらにだ」
グランは椅子から立ち上がり、ライトの前に立つ。
「今日、戦ったな」
「はい。軽い討伐を一件」
「感触はどうだった?」
少し考えてから、ライトは正直に答えた。
「……自分でも、驚くくらい動きやすかったです。無理をしている感じがありませんでした」
グランは静かにうなずく。
「それが《成長》だ。即効性のある力じゃないが、積み上げたものを裏切らない」
ライトは拳を軽く握った。
「俺は……まだ強くなれますか」
「なれるかどうかじゃない。すでに、なっている」
その言葉は、重くもあり、温かくもあった。
「ただし」
グランの声が少し低くなる。
「目立ち始めるということでもある。お前の戦い方、魔力の質、そして……その竜」
ミリュウが「ミュー」と小さく鳴く。
「狙う者は必ず出てくる」
「……はい」
「だからこそ、無茶はするな。力に振り回されるな。成長とは、制御でもある」
「分かりました」
グランはそれ以上何も言わず、書類に視線を戻した。
「今日はそれだけだ。下がれ」
「ありがとうございました」
部屋を出た瞬間、張りつめていたものがふっと緩む。
廊下を歩きながら、ライトは小さく息を吐いた。
(認められた、って思っていいのかな)
自惚れではない。
だが、確実に前に進んでいる。
ギルドを出ると、夕方の光が街を包んでいた。
宿へ向かう途中、ミリュウが急に肩から飛び降り、地面に着地する。
「どうした?」
ミリュウはくるりと振り返り、ライトを見上げた。
「ミリュ!」
まるで、ついてこいと言っているようだった。
少し迷ってから、ライトは後を追う。
街外れの空き地。
人の気配はなく、風だけが草を揺らしている。
ミリュウは中央に立ち、小さく翼を広げた。
「練習、か?」
「リュリュ」
ライトは剣を抜かず、ただ構えだけを取る。
「じゃあ……軽くだ」
ミリュウが小さな火花のような魔力を放つ。
その瞬間、ライトの身体が自然と反応した。
避ける。踏み込む。距離を詰める。
剣を振らなくても、動きが整っている。
(これが……積み重なった結果)
ミリュウは満足そうに頷き、ライトの肩へ戻る。
「ありがとう」
「ミュー」
短いやり取り。
だが、そこには確かな信頼があった。
宿に戻り、ベッドに腰を下ろす。
ミリュウは丸くなり、ライトの膝の上で目を閉じた。
(守るものができた)
それは重荷ではない。
前に進む理由だ。
ライトは静かに目を閉じる。
明日も、きっと強くなれる。
そう確信しながら、夜の静けさに身を委ねた。
筋肉が張っているわけでも、極端に疲れているわけでもない。だが、剣を振ったときの感触や踏み込みの安定感が、昨日までとは明らかに違っている。
(……慣れてきた、ってだけじゃないな)
成長。
その言葉が、頭の中で静かに形を持ち始めていた。
肩に乗ったミリュウが、風に揺られながら小さく鳴く。
「ミリュ」
「分かってる。お前も感じてるんだろ」
ミリュウは返事をするように「リュリュ」と喉を鳴らした。
スラッグウルフとの戦いは短かった。それでも、剣を振るたびに身体が覚えていく感覚があった。無理に力を入れなくても、自然と正しい動きが選ばれる。
それが、《成長》の効果なのだと、今ははっきり分かる。
(努力が、ちゃんと積み重なっていく)
それは、ライトがずっと欲しかったものだった。
才能ではなく、奇跡でもなく。
積み重ねた分だけ、前に進めるという実感。
ギルドの建物が見えてくると、自然と足取りが軽くなる。討伐証を提出し、報告を済ませるだけのはずなのに、胸の奥に小さな期待が生まれていた。
扉を開けると、いつもの喧騒が迎えてくれる。
ミィナはすぐにライトに気づき、笑顔で手を振った。
「ライトさん、おかえりなさい」
「ただいま戻りました。討伐、完了しています」
「早かったですね。何事もなく?」
「はい。問題ありませんでした」
淡々と答えながら、ライトは討伐証を差し出す。
ミィナは確認しながら、ふとミリュウに視線を向けた。
「ミリュウちゃん、今日も一緒だったんですね」
「はい。……邪魔にはなっていません」
「そんなことないですよ。むしろ、すごく落ち着いて見えます」
その言葉に、ライトは一瞬だけ言葉に詰まった。
落ち着いて見える。
以前なら、そんな評価を受けることはなかった。
「ありがとうございます」
短く答えると、ミィナは少しだけ声を落とした。
「実は……ギルドマスターが、戻ったら声をかけるようにと」
「グランさんが?」
「はい。急ぎではないそうですが」
「分かりました。今、行きます」
ギルドマスター室の前で、ライトは一度だけ深呼吸をした。
ノックをすると、すぐに返事が返ってくる。
「入れ」
中に入ると、グランは書類から顔を上げ、ライトを一瞥したあと、ミリュウに目を向けた。
「……なるほど。落ち着いているな」
「分かるんですか?」
「魔力の流れが安定している。昨日より、さらにだ」
グランは椅子から立ち上がり、ライトの前に立つ。
「今日、戦ったな」
「はい。軽い討伐を一件」
「感触はどうだった?」
少し考えてから、ライトは正直に答えた。
「……自分でも、驚くくらい動きやすかったです。無理をしている感じがありませんでした」
グランは静かにうなずく。
「それが《成長》だ。即効性のある力じゃないが、積み上げたものを裏切らない」
ライトは拳を軽く握った。
「俺は……まだ強くなれますか」
「なれるかどうかじゃない。すでに、なっている」
その言葉は、重くもあり、温かくもあった。
「ただし」
グランの声が少し低くなる。
「目立ち始めるということでもある。お前の戦い方、魔力の質、そして……その竜」
ミリュウが「ミュー」と小さく鳴く。
「狙う者は必ず出てくる」
「……はい」
「だからこそ、無茶はするな。力に振り回されるな。成長とは、制御でもある」
「分かりました」
グランはそれ以上何も言わず、書類に視線を戻した。
「今日はそれだけだ。下がれ」
「ありがとうございました」
部屋を出た瞬間、張りつめていたものがふっと緩む。
廊下を歩きながら、ライトは小さく息を吐いた。
(認められた、って思っていいのかな)
自惚れではない。
だが、確実に前に進んでいる。
ギルドを出ると、夕方の光が街を包んでいた。
宿へ向かう途中、ミリュウが急に肩から飛び降り、地面に着地する。
「どうした?」
ミリュウはくるりと振り返り、ライトを見上げた。
「ミリュ!」
まるで、ついてこいと言っているようだった。
少し迷ってから、ライトは後を追う。
街外れの空き地。
人の気配はなく、風だけが草を揺らしている。
ミリュウは中央に立ち、小さく翼を広げた。
「練習、か?」
「リュリュ」
ライトは剣を抜かず、ただ構えだけを取る。
「じゃあ……軽くだ」
ミリュウが小さな火花のような魔力を放つ。
その瞬間、ライトの身体が自然と反応した。
避ける。踏み込む。距離を詰める。
剣を振らなくても、動きが整っている。
(これが……積み重なった結果)
ミリュウは満足そうに頷き、ライトの肩へ戻る。
「ありがとう」
「ミュー」
短いやり取り。
だが、そこには確かな信頼があった。
宿に戻り、ベッドに腰を下ろす。
ミリュウは丸くなり、ライトの膝の上で目を閉じた。
(守るものができた)
それは重荷ではない。
前に進む理由だ。
ライトは静かに目を閉じる。
明日も、きっと強くなれる。
そう確信しながら、夜の静けさに身を委ねた。
68
あなたにおすすめの小説
最弱スライムに転生した俺、捕食スキルで無限進化していたら魔王軍すら支配してました
チー牛Y
ファンタジー
残業中に倒れた俺が次に目を覚ました時、なぜか異世界で最弱モンスターのスライムになっていた。
完全に詰んだ、戦う力もない。そう思っていた時、俺には一つだけ、とんでもないスキルがあった。
【捕食】
それは、倒した相手を取り込み、能力・スキル・力のすべてを奪うチート能力だった。
ゴブリンを食べれば腕力を獲得。
魔物を食べれば新スキルを習得。
レベルは爆速で上がり、進化は止まらない。
森の魔物を支配し、ダンジョンを制圧し、気づけば俺は魔物たちの王になっていた。
やがてその力は魔王軍すら飲み込み、世界の勢力図を塗り替えていく。
これは――
最弱スライムから始まる、無限進化の成り上がり無双譚。
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
家の庭にダンジョンができたので、会社辞めました。
希羽
ファンタジー
都内のブラックIT企業で働く社畜・佐藤健太(27歳)。
手取り18万、残業100時間。唯一の資産は、亡き祖母から相続した郊外のボロ戸建てだけ。
「このまま死ぬのかな……」
そう絶望していたある夜、庭の物置の裏に謎の穴が出現する。
そこは、なぜか最弱モンスターしか出ないのに、ドロップアイテムだけは最高ランクという、奇跡のボーナスダンジョンだった。
試しにスライムを叩いたら、出てきた宝石の査定額はなんと――【1,000,000円】。
「……え、これ一個で、俺の年収の3分の1?」
スマホアプリで即換金、ドローン配送で手間いらず。
たった10分の庭仕事で5000万円を稼ぎ出した健太は、翌朝、上司に辞表を叩きつけることを決意する。
※本作は小説家になろうでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる