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1章
国分 盛也
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ヴァイツの弾丸を、シールドを貼って逃れた4人は建物の影に隠れる。
成実『刃が通らないのも当然だ。あの圧倒的エネルギー量、身体の周囲に張り巡らされてるエネルギーの密度が刀を上回っているんだ。』
重宗『膨大なエネルギーはそれだけで鎧になるってことか。やつのエネルギーなら、垂れ流してるだけで攻撃が防げるんだ。』
盛也『密度を上げて攻撃を仕掛ける。膨大なエネルギーによる射撃は強力だ。警戒していくぞ。』
成実はヴァイツの様子を見ようと顔を出す。
昭夫『成実!上!危ない!』
成実は通信を聞き、反射的に物陰から通りに転がりでる。さっきまで成実がいた場所に、弾丸が降り注ぐ。
成実『弾丸を曲げて上から放ったのか…。』
弧を描くように弾丸を放つことは魔族でも人間側のエネルギー体でもできる。
しかし、発射前に弾道を決めるため、命中率を下げる上に精密なコントロールが必要になる。ましてや、物陰に隠れて自分から見えない相手に向けて放ってもほとんど命中しない。
しかし、ヴァイツは膨大な魔力で弾数を増やせる。数で命中率の不利を埋めることができる。
ヴァイツ「出てきたな。」
ヴァイツは思い切り屋根を蹴って成実までの距離を詰める。
成実「はや…」
成実の腹部にヴァイツの拳が放たれる。
成実「ぐっ…!!!」
そのまま吹き飛び、50m程の地点に転がる。
成実『膨大な魔力ってことは、身体強化にもエネルギーがまわせる…。気をつけろ。膂力も格段に高い…』
ヴァイツの傍には盛也が斬りかかっていた。
低い姿勢から、ヴァイツの胴体に向けて右上に斬りあげる。
ヴァイツ「通らなかったろ…」
油断いっぱいのヴァイツだったが、何を感じとったか盛也の斬撃を飛び退いて避けた。
盛也が斬りあげた刀には、血が尾を引いていた。ヴァイツに傷を付けたのだ。
ヴァイツの胴体には右の脇腹から左肩にかけて一筋の傷があった。
ヴァイツ「っ…!へぇ…面白くなってきたじゃないか!」
ヴァイツが右の拳を突き出す。その風圧に押され、盛也が塀に激突する。
盛也「ぐっ!はぁ…これなら攻撃が通るぞ…」
重宗『玖重か!ということは、もう一度放てるように時間を稼ぐぞ!』
ヴァイツ「おいおい、俺に傷つけれるんだ。次こいよ。」
盛也は立ち上がり、もう一本の刀に手をかける。右手に刀、左手は鞘に納まった刀を抜けるようにしている。
ヴァイツ「左の刀は抜刀術か?変な構えだな。面白い。」
盛也が地面を蹴ってヴァイツとの距離を詰める。
盛也「焔十字!」
左手の刀は炎をまとって振り上げられ、その軌跡と垂直に交わるように右手の刀が水平に振り払われる。
ヴァイツの分厚いシールドにヒビを入れるに留まった盛也の連撃は、隙が大きく胴体ががら空きになる。
空いた胴体に、ヴァイツがすかさず右手の正拳を繰り出す。
クリティカルヒットすると思われた拳は、左側から衝撃を受け、右に逸れる。脇腹をかすめ、拳を外したヴァイツが前にバランスを崩す。
それに合わせるように盛也はヴァイツの胴体を蹴る。
しかし、体勢を崩したのは盛也だった。
盛也「壁かよ、こいつ!」
盛也はヴァイツの身体を蹴り、距離をとる。
ヴァイツ「右手の刀は斬撃を発射するのか。さっき傷を入れたのはその斬撃か?その割には今の拳に当たったのは傷1つ入ってないが…。」
盛也『やっぱ斬撃の重ねがけしないと通らない。リロードの時間をくれ。』
昭夫『わかってたのに突っ込みやがって。うちの隊は突撃しかないのか』
次の瞬間、弾丸がヴァイツの頭部に向かって突き進む。
しかし、ヴァイツの分厚いシールドと相殺される。
ヴァイツ「狙撃か。速さも威力もあるが、エネルギー不足だ。」
狙撃銃による弾丸は、普通の弾丸に比べ弾速が速い。銃弾を合成し、密度を上げるのは通常の弾丸と同様にできる。
村田隊の隊員、桑折 公長の狙撃は正確で、命中率に定評がある。しかし、ヴァイツを仕留めることは出来なかった。
狙撃があった反対に正輝が刀をヴァイツに向けて構える。突きの構えだ。
正輝「刀に触れる空気にかかる力を、全て鋒に向ける。鋒の空気は、常に中心に向けて力を変化させる。空気に大倶利伽羅を使うとエネルギー使いすぎるんだが、凝縮された空気を解放すると、元に戻ろうとする力で爆弾ができる。」
ヴァイツが狙撃を防ぎ、意識が狙撃があった方向に向いたのを確認し、正輝は凝縮した空気を解放する。
正輝「空気砲ってやつだ。」
凝縮した空気にかかる力を全てヴァイツに向ける。
目に見えない空気砲がヴァイツの左脇腹を貫く。
ヴァイツ「ぐっ…。ほう!」
ヴァイツが正輝の方を向いた瞬間、今度は伊沖隊の亘理 天馬が弾丸を放ち、ヴァイツの周囲に砂煙が上がる。
重宗がヴァイツに詰め寄り、ヴァイツの胸元に人差し指をつける。
重宗「これならどうだ!」
重宗の人差し指から放たれた弾丸が、ヴァイツの胸を貫く。
それは炎を纏い、重宗が一度にリロードできる弾丸全てを1つにした弾丸だ。
ヴァイツ「ぐぅ…!」
ヴァイツは一瞬よろけた後、重宗を殴り飛ばす。重宗はシールドを貼るも、簡単に割られた。
重宗「ぐっ!」
盛也『もう少しだ!』
盛也のリロードが完了する前に、ヴァイツの本領が発揮される。
ヴァイツは地面に両の拳をつける。
ヴァイツ「雷」
ヴァイツの足元に黒い稲妻がはしる。
ヴァイツ「エネルギーを膂力に回すだけで圧倒的な力とスピードを得る。そこに、俺の魔術が加われば目にも止まらない剛拳が完成する。」
顔を上げ、正輝を見据える。
ヴァイツ「雷の速さ、さばけよ。」
ニヤリと笑ったヴァイツは次の瞬間、消えた。
瞬く間に、伊沖隊6人の居場所を周り、全員に致命的な威力の拳を入れた。
伊沖隊6人のエネルギー体が破壊され、生身になる。
ヴァイツ「狙撃してきたやつはどの辺りだ…。場所がわからんと電気を飛ばせんな。」
ヴァイツの足元には盛也がいる。
ヴァイツ「俺に傷をつけたお前たちの連携は褒めてやろう。」
盛也(他のみんなは…飛ばされたか…。なんとか、基地まで逃げてくれ。)
盛也は飛び退いてヴァイツの間合いから距離をとる。
ヴァイツ「そして、生身になっても刀を納めて逃げたりしない貴様の心意気、嫌いじゃないぞ。」
盛也「…約束なんでね。俺は死ぬわけにはいかないんだ。ここで逃げたらお前は追ってきてただろ。」
ヴァイツ「どの道死ぬ運命なら逃げずに戦う道を選ぶ、か。仲間のための時間稼ぎとしても、ますます気に入った。」
ヴァイツは刀を抜いた。
ヴァイツ「全力で殺してやる。」
ヴァイツが地面を蹴る。そのスピードは盛也の目にも止まらず、盛也の脇腹を貫いた。
ヴァイツ「急所は避けたか。」
盛也「これが俺の精一杯だ。」
腹を貫いたヴァイツの右手をがっしり掴み、右手に握った鶴丸国永でヴァイツを斬る。
鶴丸国永は銃弾のように刀から斬撃を発射できる。ただし、斬撃も銃と同様リロード式で、最大9発までしか連続で放つことができない。
しかし、その斬撃を凝縮して1発にできるのも銃と同様。刀に纏わせることでしか凝縮できないが、9発の斬撃を一撃に込めた、玖重は未だ斬れぬものなしの一振となる。
今度はヴァイツの右肩から左脇腹に傷を刻んだ盛也は、エネルギーのほとんどを使い果たし、倒れた。
ヴァイツは半身を引いて致命傷を避けた。
膨大なエネルギーを持つヴァイツは、傷を修復する。
ヴァイツ「悪いな。エネルギーが無くなることがない限り、俺は死なない。見事だったぞ。人間。」
ヴァイツは、盛也の脇腹を貫き血にまみれた刀を振り上げる。
成実『刃が通らないのも当然だ。あの圧倒的エネルギー量、身体の周囲に張り巡らされてるエネルギーの密度が刀を上回っているんだ。』
重宗『膨大なエネルギーはそれだけで鎧になるってことか。やつのエネルギーなら、垂れ流してるだけで攻撃が防げるんだ。』
盛也『密度を上げて攻撃を仕掛ける。膨大なエネルギーによる射撃は強力だ。警戒していくぞ。』
成実はヴァイツの様子を見ようと顔を出す。
昭夫『成実!上!危ない!』
成実は通信を聞き、反射的に物陰から通りに転がりでる。さっきまで成実がいた場所に、弾丸が降り注ぐ。
成実『弾丸を曲げて上から放ったのか…。』
弧を描くように弾丸を放つことは魔族でも人間側のエネルギー体でもできる。
しかし、発射前に弾道を決めるため、命中率を下げる上に精密なコントロールが必要になる。ましてや、物陰に隠れて自分から見えない相手に向けて放ってもほとんど命中しない。
しかし、ヴァイツは膨大な魔力で弾数を増やせる。数で命中率の不利を埋めることができる。
ヴァイツ「出てきたな。」
ヴァイツは思い切り屋根を蹴って成実までの距離を詰める。
成実「はや…」
成実の腹部にヴァイツの拳が放たれる。
成実「ぐっ…!!!」
そのまま吹き飛び、50m程の地点に転がる。
成実『膨大な魔力ってことは、身体強化にもエネルギーがまわせる…。気をつけろ。膂力も格段に高い…』
ヴァイツの傍には盛也が斬りかかっていた。
低い姿勢から、ヴァイツの胴体に向けて右上に斬りあげる。
ヴァイツ「通らなかったろ…」
油断いっぱいのヴァイツだったが、何を感じとったか盛也の斬撃を飛び退いて避けた。
盛也が斬りあげた刀には、血が尾を引いていた。ヴァイツに傷を付けたのだ。
ヴァイツの胴体には右の脇腹から左肩にかけて一筋の傷があった。
ヴァイツ「っ…!へぇ…面白くなってきたじゃないか!」
ヴァイツが右の拳を突き出す。その風圧に押され、盛也が塀に激突する。
盛也「ぐっ!はぁ…これなら攻撃が通るぞ…」
重宗『玖重か!ということは、もう一度放てるように時間を稼ぐぞ!』
ヴァイツ「おいおい、俺に傷つけれるんだ。次こいよ。」
盛也は立ち上がり、もう一本の刀に手をかける。右手に刀、左手は鞘に納まった刀を抜けるようにしている。
ヴァイツ「左の刀は抜刀術か?変な構えだな。面白い。」
盛也が地面を蹴ってヴァイツとの距離を詰める。
盛也「焔十字!」
左手の刀は炎をまとって振り上げられ、その軌跡と垂直に交わるように右手の刀が水平に振り払われる。
ヴァイツの分厚いシールドにヒビを入れるに留まった盛也の連撃は、隙が大きく胴体ががら空きになる。
空いた胴体に、ヴァイツがすかさず右手の正拳を繰り出す。
クリティカルヒットすると思われた拳は、左側から衝撃を受け、右に逸れる。脇腹をかすめ、拳を外したヴァイツが前にバランスを崩す。
それに合わせるように盛也はヴァイツの胴体を蹴る。
しかし、体勢を崩したのは盛也だった。
盛也「壁かよ、こいつ!」
盛也はヴァイツの身体を蹴り、距離をとる。
ヴァイツ「右手の刀は斬撃を発射するのか。さっき傷を入れたのはその斬撃か?その割には今の拳に当たったのは傷1つ入ってないが…。」
盛也『やっぱ斬撃の重ねがけしないと通らない。リロードの時間をくれ。』
昭夫『わかってたのに突っ込みやがって。うちの隊は突撃しかないのか』
次の瞬間、弾丸がヴァイツの頭部に向かって突き進む。
しかし、ヴァイツの分厚いシールドと相殺される。
ヴァイツ「狙撃か。速さも威力もあるが、エネルギー不足だ。」
狙撃銃による弾丸は、普通の弾丸に比べ弾速が速い。銃弾を合成し、密度を上げるのは通常の弾丸と同様にできる。
村田隊の隊員、桑折 公長の狙撃は正確で、命中率に定評がある。しかし、ヴァイツを仕留めることは出来なかった。
狙撃があった反対に正輝が刀をヴァイツに向けて構える。突きの構えだ。
正輝「刀に触れる空気にかかる力を、全て鋒に向ける。鋒の空気は、常に中心に向けて力を変化させる。空気に大倶利伽羅を使うとエネルギー使いすぎるんだが、凝縮された空気を解放すると、元に戻ろうとする力で爆弾ができる。」
ヴァイツが狙撃を防ぎ、意識が狙撃があった方向に向いたのを確認し、正輝は凝縮した空気を解放する。
正輝「空気砲ってやつだ。」
凝縮した空気にかかる力を全てヴァイツに向ける。
目に見えない空気砲がヴァイツの左脇腹を貫く。
ヴァイツ「ぐっ…。ほう!」
ヴァイツが正輝の方を向いた瞬間、今度は伊沖隊の亘理 天馬が弾丸を放ち、ヴァイツの周囲に砂煙が上がる。
重宗がヴァイツに詰め寄り、ヴァイツの胸元に人差し指をつける。
重宗「これならどうだ!」
重宗の人差し指から放たれた弾丸が、ヴァイツの胸を貫く。
それは炎を纏い、重宗が一度にリロードできる弾丸全てを1つにした弾丸だ。
ヴァイツ「ぐぅ…!」
ヴァイツは一瞬よろけた後、重宗を殴り飛ばす。重宗はシールドを貼るも、簡単に割られた。
重宗「ぐっ!」
盛也『もう少しだ!』
盛也のリロードが完了する前に、ヴァイツの本領が発揮される。
ヴァイツは地面に両の拳をつける。
ヴァイツ「雷」
ヴァイツの足元に黒い稲妻がはしる。
ヴァイツ「エネルギーを膂力に回すだけで圧倒的な力とスピードを得る。そこに、俺の魔術が加われば目にも止まらない剛拳が完成する。」
顔を上げ、正輝を見据える。
ヴァイツ「雷の速さ、さばけよ。」
ニヤリと笑ったヴァイツは次の瞬間、消えた。
瞬く間に、伊沖隊6人の居場所を周り、全員に致命的な威力の拳を入れた。
伊沖隊6人のエネルギー体が破壊され、生身になる。
ヴァイツ「狙撃してきたやつはどの辺りだ…。場所がわからんと電気を飛ばせんな。」
ヴァイツの足元には盛也がいる。
ヴァイツ「俺に傷をつけたお前たちの連携は褒めてやろう。」
盛也(他のみんなは…飛ばされたか…。なんとか、基地まで逃げてくれ。)
盛也は飛び退いてヴァイツの間合いから距離をとる。
ヴァイツ「そして、生身になっても刀を納めて逃げたりしない貴様の心意気、嫌いじゃないぞ。」
盛也「…約束なんでね。俺は死ぬわけにはいかないんだ。ここで逃げたらお前は追ってきてただろ。」
ヴァイツ「どの道死ぬ運命なら逃げずに戦う道を選ぶ、か。仲間のための時間稼ぎとしても、ますます気に入った。」
ヴァイツは刀を抜いた。
ヴァイツ「全力で殺してやる。」
ヴァイツが地面を蹴る。そのスピードは盛也の目にも止まらず、盛也の脇腹を貫いた。
ヴァイツ「急所は避けたか。」
盛也「これが俺の精一杯だ。」
腹を貫いたヴァイツの右手をがっしり掴み、右手に握った鶴丸国永でヴァイツを斬る。
鶴丸国永は銃弾のように刀から斬撃を発射できる。ただし、斬撃も銃と同様リロード式で、最大9発までしか連続で放つことができない。
しかし、その斬撃を凝縮して1発にできるのも銃と同様。刀に纏わせることでしか凝縮できないが、9発の斬撃を一撃に込めた、玖重は未だ斬れぬものなしの一振となる。
今度はヴァイツの右肩から左脇腹に傷を刻んだ盛也は、エネルギーのほとんどを使い果たし、倒れた。
ヴァイツは半身を引いて致命傷を避けた。
膨大なエネルギーを持つヴァイツは、傷を修復する。
ヴァイツ「悪いな。エネルギーが無くなることがない限り、俺は死なない。見事だったぞ。人間。」
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