12 / 29
1章
防衛の果て
しおりを挟む
エヴィデンスの隊員は、鎧モンスターを狙撃するが、銃弾が通らない。
狙撃隊『なんだよあれ!どんだけ硬いんだ。』
信行『俺がいきます。』
渡辺隊の熊谷 信行が駆け出す。
信行はモンスターの背後から膝裏に飛びかかり、切りつけた。
モンスターの膝から下が切り落とされる。エヴィデンスの隊員はモンスターの上半身に集中砲火を浴びせ、傷をつけることはできないが、地面に倒すことに成功する。
信行『鎧の弱点、関節の裏側は共通してた!そこなら切れる!』
エヴィデンスの近接武器隊員が、両腕の関節に切りかかる。
隊員『これで立てない!』
モンスターは両腕と片足を失い、立つこともできない。
信行は、モンスターの足を切り落とした刀で、傷口を突き刺した。
信行『これでこいつの魔力を奪って、機能停止にする。戦力は他に割いてくれ。』
信行の右手に握る刀が、モンスターの魔力を吸い上げて信行に流す。
信行『膨大な量なんで、国行抜きます。』
信行は右手の刀で突き刺したまま、左手でもう一本の刀を抜いた。妖しく光る刀、新身国行は次の瞬間振り抜かれ、モンスターを切りつける。
森野『残り、重視する戦力は3つだ!
1つ目は基地南西にて猛威を振るうヴァイツ。扱う魔力量が桁違いだ。エネルギー濃度を高められる隊や、吸収ができる隊員でたたかうこと。
2つ目は生身の隊員の保護だ。戦力の追加投入がある可能性もある!慎重に行動するように。
3つ目は、避難区域外に出た可能性のあるフード付きの捜索。ゲートを作らずに魔族を侵入させることができているため、人数の把握は不可能だ!区域外でゲートを作り、レーダーに補足されずに魔界へ戻っている可能性もある!とにかく、時間の許す限り捜索を行う!』
ビー玉サイズにされた成実と茂庭隊、伊沖隊は基地へと戻っていた。そして同時に、岩橋隊の1人のビー玉を持った隊員が、通りの奥から走ってくるのが見えた。
奈実『こっち!急いで!』
奈実は伊沖隊を基地に入れる。そして、岩橋を持った隊員を護衛しようと振り返ったとき、そこには違う人影があった。
奈実「…うそ…」
ヴァイツが隊員を襲い、ビー玉を手にしていた。
奈実『奪還します!』
奈実が銃弾を連ね、ヴァイツに向けて構える。
ヴァイツ「悪いな。撤退の命令だ。」
ヴァイツは奈実に一瞥を向けると、撤退を呟き、ゲートの奥へ消えた。
奈実「っ…!!!」
鋼「間に合わなかった…」
ヴァイツの撤退を皮切りに、戦闘を続けていた他の魔族も撤退した。
エヴィデンスの隊員は、呆気ない幕切れに戸惑いつつも、残ったモンスターの掃討に向かった。
エヴィデンスの防衛について
【結果】
・新モンスター 3種の観測、解析を開始
・「クロライド」 支団長と呼ばれる魔族の戦力把握
・「クロライド」の新開発した、レーダーに映らない衣服を確認
・同じく新開発の、人間やモンスターをビー玉サイズにして持ち運べるグローブを確認。ビー玉サイズにされた人間の戻し方を研究中
・岩橋隊の拉致・行方不明
・避難区域外への侵攻は確認されていない。レーダーに映らない魔族が避難区域外へと侵入した可能性あり。その数、未知数。
ヴァイツ「なぁ、こんなヤツらが目標だったのか?隊長。」
???「そうだ。彼らは、我々の戦力となるだろう。基地を落とすことも、他の人間を拉致することも、もののついでだ。」
アンパート「僕の開発したマントやグローブも良い働きだった。実地試験もできて大成功だったんじゃないか?」
ヴァイツ「負けておいてよく言うぜ。それに、俺が見つけたあの魔人か人間かわかんねぇやつもそのままだ。あれはなんだ?」
???「さあな。あれを逃したことと今回投入したモンスターの出費を考えれば、痛み分けだ。潰すつもりで揃えたんだが、人間も強くなっているということか。」
森野「岩橋隊を失ったのは大きかった。だが、ヤツらも相当の戦力を今回の侵攻に投入している。その間、国の守りは手薄になっているだろう。まだ、奪還の隙はある。我々はまだ、負けていない。」
狙撃隊『なんだよあれ!どんだけ硬いんだ。』
信行『俺がいきます。』
渡辺隊の熊谷 信行が駆け出す。
信行はモンスターの背後から膝裏に飛びかかり、切りつけた。
モンスターの膝から下が切り落とされる。エヴィデンスの隊員はモンスターの上半身に集中砲火を浴びせ、傷をつけることはできないが、地面に倒すことに成功する。
信行『鎧の弱点、関節の裏側は共通してた!そこなら切れる!』
エヴィデンスの近接武器隊員が、両腕の関節に切りかかる。
隊員『これで立てない!』
モンスターは両腕と片足を失い、立つこともできない。
信行は、モンスターの足を切り落とした刀で、傷口を突き刺した。
信行『これでこいつの魔力を奪って、機能停止にする。戦力は他に割いてくれ。』
信行の右手に握る刀が、モンスターの魔力を吸い上げて信行に流す。
信行『膨大な量なんで、国行抜きます。』
信行は右手の刀で突き刺したまま、左手でもう一本の刀を抜いた。妖しく光る刀、新身国行は次の瞬間振り抜かれ、モンスターを切りつける。
森野『残り、重視する戦力は3つだ!
1つ目は基地南西にて猛威を振るうヴァイツ。扱う魔力量が桁違いだ。エネルギー濃度を高められる隊や、吸収ができる隊員でたたかうこと。
2つ目は生身の隊員の保護だ。戦力の追加投入がある可能性もある!慎重に行動するように。
3つ目は、避難区域外に出た可能性のあるフード付きの捜索。ゲートを作らずに魔族を侵入させることができているため、人数の把握は不可能だ!区域外でゲートを作り、レーダーに補足されずに魔界へ戻っている可能性もある!とにかく、時間の許す限り捜索を行う!』
ビー玉サイズにされた成実と茂庭隊、伊沖隊は基地へと戻っていた。そして同時に、岩橋隊の1人のビー玉を持った隊員が、通りの奥から走ってくるのが見えた。
奈実『こっち!急いで!』
奈実は伊沖隊を基地に入れる。そして、岩橋を持った隊員を護衛しようと振り返ったとき、そこには違う人影があった。
奈実「…うそ…」
ヴァイツが隊員を襲い、ビー玉を手にしていた。
奈実『奪還します!』
奈実が銃弾を連ね、ヴァイツに向けて構える。
ヴァイツ「悪いな。撤退の命令だ。」
ヴァイツは奈実に一瞥を向けると、撤退を呟き、ゲートの奥へ消えた。
奈実「っ…!!!」
鋼「間に合わなかった…」
ヴァイツの撤退を皮切りに、戦闘を続けていた他の魔族も撤退した。
エヴィデンスの隊員は、呆気ない幕切れに戸惑いつつも、残ったモンスターの掃討に向かった。
エヴィデンスの防衛について
【結果】
・新モンスター 3種の観測、解析を開始
・「クロライド」 支団長と呼ばれる魔族の戦力把握
・「クロライド」の新開発した、レーダーに映らない衣服を確認
・同じく新開発の、人間やモンスターをビー玉サイズにして持ち運べるグローブを確認。ビー玉サイズにされた人間の戻し方を研究中
・岩橋隊の拉致・行方不明
・避難区域外への侵攻は確認されていない。レーダーに映らない魔族が避難区域外へと侵入した可能性あり。その数、未知数。
ヴァイツ「なぁ、こんなヤツらが目標だったのか?隊長。」
???「そうだ。彼らは、我々の戦力となるだろう。基地を落とすことも、他の人間を拉致することも、もののついでだ。」
アンパート「僕の開発したマントやグローブも良い働きだった。実地試験もできて大成功だったんじゃないか?」
ヴァイツ「負けておいてよく言うぜ。それに、俺が見つけたあの魔人か人間かわかんねぇやつもそのままだ。あれはなんだ?」
???「さあな。あれを逃したことと今回投入したモンスターの出費を考えれば、痛み分けだ。潰すつもりで揃えたんだが、人間も強くなっているということか。」
森野「岩橋隊を失ったのは大きかった。だが、ヤツらも相当の戦力を今回の侵攻に投入している。その間、国の守りは手薄になっているだろう。まだ、奪還の隙はある。我々はまだ、負けていない。」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる