Proof

Yuki

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2章

審判のとき

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 成実「せめてこの拘束は解いてくれないか?」
 成実は、無事にビー玉から人間の体へと戻った。
 しかし、目が覚めた時には両手を拘束され、エネルギーが使えない状態にされていた。
 そのまま作戦室へと連れてこられ、今に至る。森野総司令と5人の軍隊長、オペレーター長、医務長、外交長、庶務長までいる。
 成実「俺の魔力のせいだろ?裏切り者でもないし、何もしないですから。」
 織田「そんなことをどうやって証明するんだ?我々はまだ、隠し事があったお前を信用することはできない。」
 織田軍隊長が鋭い目つきで睨む。
 伊達軍隊長が立ち上がり、成実に近づく。
 成実(やっぱ、伊達隊長は助けてくれ…)
 成実が助けを求める目を向けるが、伊達隊長は黙って成実を平手打ちした。
 伊達「だから言っただろうが。」
 成実でも聞こえるギリギリの声量で呟いて、再び席に着いた。
 織田「彼は裏切り者の可能性もある。魔族はエヴィデンスに入れておくわけにはいかない。即刻、処分すべきだ。」
 上杉「何を言っている。魔力を宿していようと彼はエヴィデンスの入隊試験に合格している。防衛の戦力として重要だ。」
 森野「と、このように平行線なのだ。伊沖成実、自分の潔白を証明できるか?」
 成実「証明って…。これまでの戦績が…」
 織田「それは通じない。来る日のためのフェイクとも言える。」
 成実「そんなの言い出したら…際限ないじゃないですか…」
 森野「だろうな…。」

 その後、成実の処断を決める会議は混迷を極めた。

 来率市の隣、警戒区域外の隆羽りゅうは市。日も落ち、終電も無くなった夜の街にビルの窓が割れ、1つの人影が落ちてくる。
 ???「よっし。1人確保。」

 窓の割れた部屋では、戦慄した空気が流れていた。
 ???「真田十勇士だ!クソ!」
真田さなだ「ここは支部か?さあて、誰が口を割る?」

 その後、ビルの一室で暴れ回ったエヴィデンスの隊員たち、真田十勇士。その部屋にいた市民を一網打尽に捕縛した。
 織田軍に所属する10人の隊員、真田十勇士は選りすぐりの戦士だ。織田軍の主な仕事は、警戒区域外の守護。魔族と戦う他、武装組織の【アルイコール】の捜索を担っている。
 【アルイコール】は、どのルートからか、魔族やエヴィデンスの武器を入手し、武力行使で現行制度に反旗を翻す。
 魔族をもっと徹底的に排除すべきとし、エヴィデンスの意識を高めるという目的のもと、政府機関に圧力をかける。流出した武器ではエヴィデンス本部に敵わないため、政府機関を狙う。
 その構成員を捜索、捕縛するのが織田軍の主な任務である。

真田「聞いたか?織田軍の他の隊員は例の任務に着くらしい。」
猿飛さるとび「は?じゃあ、抜けた穴はどうするんすか?」
真田「伊達軍が引き継ぐ。」
猿飛「へぇ。こいつら、他の構成員の情報も吐かなかったし、俺らも代わりたいっすね。」
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