6歳で死んでしまう少女は 精霊さんと共に生き延びる。

マキマキ

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本邸2ーグレイー

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俺は、マリーベルに会えなかった。

俺は、あの墓が本当にシルビアなのか疑っていた。

しかし、本当にシルビアだったと思い知らされる。

幻獣や精霊王も言うのだ。


俺は、一度本邸の庭に戻りシルビアが好きだった花を聞き、その花をお墓に供える。

シルビアは、ガーベラが好きだった様だ。

お墓に花を供えながら、レモンのフィナンシェが置いてあるのを見る。

レモンフィナンシェ?ガーベラ?6歳?緑の髪?シルバー公爵領?

セル?いや違うだろう。セルはいつも髪はボサボサで服装は平民のようだった。

公爵令嬢ではない筈だ。


なぜ、シルビアとあの子が、ダブるのだ?
あり得ない。



本邸では、リリーが医者を連れて待っていた。

侍女長は地下の牢屋に入れるように言う。

リリーは

「マリーベルちゃんは?大丈夫なの?」


俺は本邸に帰り別邸で起こった事を話す。

リリーは涙を流す。
「もっと早く気がついていれば。」

いや俺のせいだろ。リリーに毒を仕掛けたとよく調べもせず勝手に犯人だと決めつけた。

リリーやエリーゼから遠ざける為のきっかけが出来たとホッとしていた部分もあった。

侍女長を尋問すると、

「旦那様から言付かった時、日頃奥様に色々と攻撃してくる、シルビア様へ嫌がらせの為に、何か仕返ししてやろうと思いました。

そこで、解雇しようと思っていた使えない態度が悪い使用人を送りました。

まさか、こんな事になるとは思わなかったのです。申し訳ありません。

謝ってもシルビア様は帰ってきませんし、マリーベルお嬢様の心を癒す事も出来ません。それでも、本当に申し訳ありませんでした。」


泣きながら、土下座で謝る侍女長をみる。
私が幼い時から、ゴールドマン公爵に支えてくれた優秀な人間だった。

この侍女長は、こんな事をする人間ではなかった。

日頃の私の態度がそうさせてしまったのだろう。

俺のせいだ。
だがシルビアは一般的には妾といえども、第二夫人。

正式な婚姻関係なのだ。

公爵夫人でシルビアは元々公爵令嬢だ。

侍女長のその所業で死んでしまった以上、平民の侍女長は、一家ともどもも極刑又は嘆願が通ったところで奴隷落ちだろう。


騎士団長のから、報告があがる。
別邸の使用人の所業が、俺の親父が開発した防犯カメラと言うものに写っていたようだ。
そして、お金はシルビアやマリーベルに使われていなかった。

使用人は豪遊し、シルビアやマリーベルは罪人の様な生活だった。虐待までされていた。

俺はカメラを見て、怒りが込み上げる。俺の漏れ出た魔法で、当たりが凍りつく。

「コイツらを全員捕まえてこい。極刑にしてやる。」

そして、リリーに毒をもった人間も見つかった。リリー専属の侍女だった。

彼女は俺所属する皇帝派と政治的に対峙する、貴族派の人間に雇われていたらしい。


ゴールドマン公爵家に今後子が産まれないようにしてすることと、聖女か聖男を見つけて殺す事が目的だったそうだ。

シルビアではなかった。
おれは、後悔した。

一度、大掃除する必要がありそうだ。


マリーベルの5歳の誕生日を思い出す。
可哀想な事をした。

悲しそうに、本当だったらみんなで楽しく食べる筈だったケーキの前で一人ただずむあの子を思い出す。

そして、泣きながら連れていかれた。

指示を出したのは私だ。


どうすればまたマリーベルから信頼を得られるだろう。





























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