6歳で死んでしまう少女は 精霊さんと共に生き延びる。

マキマキ

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騎士団

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蝗害で闘った騎士団達の慰労会。

かなり前に、招待状を貰っていたが、

延期になった。

理由は、参加者の身分が問題になったからだ。


今回、蝗害で闘った騎士達は
平民や外国人部隊が所属する騎士団が多かった。


王宮の、格式高いパーティーにこの身分の低い騎士達を沢山呼ぶのはいかがなものかと、上層部の貴族の騎士達が言い出したのだ。


上層部の多くの貴族の騎士達は、蝗害が起こった時、命懸けの仕事を、拒否した。

身分があると言うことから、何も追求ができなかった。


王太子アルベルト殿下は

「それもそうだな。格式の高い王宮のパーティーだしな。相応の立場が必要だな。」

ニヤリ笑いながら言ったらしい。

王太子アルベルト殿下は、貴族としての義務を果たしておらず、領民達から規定で決められた以上の法外な税金を徴収している貴族を、税務調査で徹底的に洗い出す。

細かく一円たりとも見逃さず、領収書先にわざわざ足を運んで、帳簿も厳しくチェックされた。

そして悪質な不正が発覚した貴族達に王太子アルベルトは

「領地の管理ができない者が領地なんて持っても、宝の持ち腐れだろ。相応しい者がもつべきだ。」

と言って爵位を取り消され、平民となった。

大抵の者は貴族であった時に、散財ばかりを繰り返し、働く事をしてこなかった者たちや地位に胡座をかいて、仕事のできない者が多かった。


稼ぐ、自分で仕事をすると言う発想がそもそもなく、追徴税と共に、領民への取りすぎた税金を返すことが出来ず、奴隷となった。


そして、その空いた爵位と領地を埋める為、成果を出した者は、新たに爵位を与えられ、領地を賜わった。

王太子アルベルトは、新しい領主達に優秀な貴族を紹介して、教育をさせた。


新しい領主になった者達は、
そもそも働き者で、他人のために命を懸けられる勇気ある者が多く、彼らが領主になった途端、領地は栄えた。


領主たちは互いの領地の特色を知るようになり、人材、資源、地理条件などがわかる様になり、様々な発明品が作られる様になり、産業革命が起きた。



格式高いパーティーに身分の低いものを呼ぶのはどうかと言った貴族の騎士達は奴隷か平民となっていた。

平民となった騎士達は、平民の為、役職を失った。


この騎士達は以前は立場を利用して、やりたく無い仕事は下のものに押し付けていた。

平民の部隊の仕事をこなせず、逃げ出したり、危険な行為をして怪我をしたり、プライドが高く上級管理職に楯突いたことから自滅し、騎士団から消えていった。


騎士団はそれから実力主義となった。

更に、王太子アルベルトは
騎士団の部隊の特徴と適正に応じて配置換えを行った。


そして、やっと
再度、慰労会の招待状が届いた。


王太子殿下、アイツはなんなんだ?
この短期間で、産業革命が起きるとかおかしいだろ。1年も経ってないぞ。

第二王立学園の学校にも校長として仕事をしているし、
給食業者の入札とかも自ら率先して、楽しげにしている。

その上、税務調査。
前世で言う国税庁の調査並みのようだ。

王太子自ら1番先頭を意気揚々と歩き、
「手を上げて、何も触るな!」
と、貴族の屋敷に乗り込んで行くのをポルカの背中に乗って探索している時に見かけた。

さらに、騎士団の再編成。
彼の1日の時間はどうなっているのだろうか。


暫くしてクロードお兄様が
実家にヨロヨロとしながら帰ってきた。
目の下には真っ黒なクマがあった。

コパンダちゃんは
「お父ちゃん!」
と言いながら抱きつく。

コパンダちゃん。
確かに、この人は目の周りは黒いけど、
ブラック企業でこき使われた哀れな中間管理職の、寝不足のお兄さんだよ。コパンダちゃんのお父さんではないんだよ。

クロードお兄様は、ぬいぐるみの様なコパンダちゃんを虚な顔で抱きしめて、寝室に入っていった。

そして、2.3日出てこなかった。

コパンダちゃん。縫いぐるみに間違えられてるようだが、大丈夫かな?
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