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ベルトラン王国ー王太子アルベルトー
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最近、隣国のベルトラン王国の、動きがおかしい。
ベルトラン王国は、水の精霊王に守られた美しい国だ。
我が国とベルトラン王国は、元は仲が良い国だった。
我が国は、一時期愚帝が生まれたことがある。3年の暗黒時代と呼ばれている。
愚帝は、名前すら歴史から消されている。
愚帝は散財を繰り返し、一方で自分の資産を肥やす事ばかりで、国を豊かにする事はしなかった。
税金を国民が生活出来ないほど巻き上げ、段々と国は貧しくなった。
貿易が赤字になれば関税を増やしたことから、また諸外国から報復に関税を掛けられる。貿易摩擦が起こる。
更に愚帝は、お金がなくなれば、お金を刷れば良いと、バカスカとお金を印刷しまくった。
そのせいで、市場は混乱し、我が国のお金の価値はないに等しい状態になった。
ベルトラン王国のお金1ベルトに対して、我が国のお金100000ライト払わなくては交換できなくなった。現在は1ベルト0.8ライトである。ようはハイパーインフレが起こったのだ。
パンを買うにも、札束の束を大量に持って行かなくてはならない。何を買うにも、山のようなお金が必要だった。
この愚帝は、何故か演説や演出、情報操作はピカイチだった。
政治を疎かにするが、一方で耳障りの良い演説を繰り返し、民衆を洗脳した。
民衆の怒りを敵対する王の兄弟や貴族、他国や移民に向けさせた。
何かと、罪をでっち上げては残酷な公開処刑を行った。
学がなかった民衆は貴族は皆んな悪だった。
経済というものが分かっていない為、あろう事か貿易摩擦を悪化させる王を、自分達のためにやってくれたと認識した。
そしてハイパーインフレの原因を、貿易に特化していた貴族に押し付けた。
諸外国と調和をとっていた貴族が全て処刑された。
自分の領地の領主でない人間がどんな人間なのか知る事もなく、嘘を信じ、石をぶつけ、残酷に拷問され、首が落とされるたびに歓声が上がったという。
愚帝が政治を行った3年間は連日公開処刑が行われた。ギロチン台は乾く日はなかったと言う。
現在、皮肉な事に公開処刑場があった辺りは、人間の血を栄養として土が肥え、花畑が広がっている。
段々お金と物がなければ他国から奪い取るという発想になり、略奪紛いの戦争が起こる。
愚帝の11番目の王弟のバルバトは連合国の力を借りてなんとかベルトラン王国の反対側の隣国ミシュラントレイン王国へ逃げることが出来た。
他の王弟達は10人は処刑と暗殺、拷問等で殺される。
愚帝がベルトラン王国に攻め込むという情報を幼いバルバト王子は早くから掴む。
攻め込んでいる間に、連合国と共に愚帝とその王子を全員打った。
しかし、既にベルトラン王国へ侵攻していた兵士たちはベルトラン王国とトワイライト帝国と隣接した、シンワイユの町で虐殺や強奪、強姦を侵す。
シンワイユの街は血で真っ赤に染まり、用水路に赤い血が流れるほど沢山の人が亡くなった。
ベルトラン王国への賠償金と謝罪はしたが、恨みや確執は100年経った今も残っている。
理由は、バルバト王子は早くから情報を握っていたなら、ベルトラン王国に教えていれば、シンワイユの街の人が虐殺されることは多少なりとも防げたのではとトワイライト帝国の王族に不信感があるのと、
シンワイユの街を襲ったのは、兵士だけでなくトワイライト帝国の一般人も混じっていたことだ。
シンワイユの悲劇は絵になっており、略奪するトワイライト帝国の農民や金品を盗む商人、強姦する兵士などが描かれている。
本当は、ベルトラン王国の国民達は、バルバトは、まだ当時11歳だった事から、連合国の言いなりで、何も出来なかったことを知っていた。しかし、王族だ。強奪に来た兵士や農民や商人を止める事が出来たのではないかと、複雑な感情を抱えたまま今に至る。
ただ、今回の蝗害を防いだという件で少し緊張は緩和したが、まだまだ確執は残るのが現状だ。
俺と、ベルトラン王国の第一王子の王太子サヘロは友人だ。
サヘロには、異母兄弟が男ばかり12人いる。
側室とサヘロの母上の皇后の仲も良く、12人の兄弟達は歳も近いが、皆仲がよかった。
ベルトラン王国の王は非常に優秀だが、好色家でサヘロ曰く、下半身に理性が届いてないそうだ。
そこに平民として育った、13人目の王子7歳のテロス王子が現れたらしい。
特徴もオパールの瞳と美しい金髪で王家の血筋で間違いないと言われている。
どうも貴族の一部が傀儡にしようと祭り上げ、王太子の座を狙っているそうだ。
サヘロの母親の皇后は、どう言うことかと問い詰める。
ケルベロス王は
「う~ん。心当たりがあり過ぎてなー。マリーちゃんかな?それともメルちゃん?」
と言う始末だったらしい。
テロス王子は厄介な事に水の精霊王の加護を持っている。
王と平民の子であろうが、王位継承権が変わる可能性がある。
そして、貴族達は実績を作ろうと勝手に我が国との戦争を始めようとしていた。
トワイライト帝国の密偵である、アイビー伯爵家の部下から
隣国の貴族達が、トワイライト帝国の何処かに戦争の肝となる何かを隠したと言う情報を掴んだようだ。
早急に、その何かと隠し場所を探さねば。
ベルトラン王国は、水の精霊王に守られた美しい国だ。
我が国とベルトラン王国は、元は仲が良い国だった。
我が国は、一時期愚帝が生まれたことがある。3年の暗黒時代と呼ばれている。
愚帝は、名前すら歴史から消されている。
愚帝は散財を繰り返し、一方で自分の資産を肥やす事ばかりで、国を豊かにする事はしなかった。
税金を国民が生活出来ないほど巻き上げ、段々と国は貧しくなった。
貿易が赤字になれば関税を増やしたことから、また諸外国から報復に関税を掛けられる。貿易摩擦が起こる。
更に愚帝は、お金がなくなれば、お金を刷れば良いと、バカスカとお金を印刷しまくった。
そのせいで、市場は混乱し、我が国のお金の価値はないに等しい状態になった。
ベルトラン王国のお金1ベルトに対して、我が国のお金100000ライト払わなくては交換できなくなった。現在は1ベルト0.8ライトである。ようはハイパーインフレが起こったのだ。
パンを買うにも、札束の束を大量に持って行かなくてはならない。何を買うにも、山のようなお金が必要だった。
この愚帝は、何故か演説や演出、情報操作はピカイチだった。
政治を疎かにするが、一方で耳障りの良い演説を繰り返し、民衆を洗脳した。
民衆の怒りを敵対する王の兄弟や貴族、他国や移民に向けさせた。
何かと、罪をでっち上げては残酷な公開処刑を行った。
学がなかった民衆は貴族は皆んな悪だった。
経済というものが分かっていない為、あろう事か貿易摩擦を悪化させる王を、自分達のためにやってくれたと認識した。
そしてハイパーインフレの原因を、貿易に特化していた貴族に押し付けた。
諸外国と調和をとっていた貴族が全て処刑された。
自分の領地の領主でない人間がどんな人間なのか知る事もなく、嘘を信じ、石をぶつけ、残酷に拷問され、首が落とされるたびに歓声が上がったという。
愚帝が政治を行った3年間は連日公開処刑が行われた。ギロチン台は乾く日はなかったと言う。
現在、皮肉な事に公開処刑場があった辺りは、人間の血を栄養として土が肥え、花畑が広がっている。
段々お金と物がなければ他国から奪い取るという発想になり、略奪紛いの戦争が起こる。
愚帝の11番目の王弟のバルバトは連合国の力を借りてなんとかベルトラン王国の反対側の隣国ミシュラントレイン王国へ逃げることが出来た。
他の王弟達は10人は処刑と暗殺、拷問等で殺される。
愚帝がベルトラン王国に攻め込むという情報を幼いバルバト王子は早くから掴む。
攻め込んでいる間に、連合国と共に愚帝とその王子を全員打った。
しかし、既にベルトラン王国へ侵攻していた兵士たちはベルトラン王国とトワイライト帝国と隣接した、シンワイユの町で虐殺や強奪、強姦を侵す。
シンワイユの街は血で真っ赤に染まり、用水路に赤い血が流れるほど沢山の人が亡くなった。
ベルトラン王国への賠償金と謝罪はしたが、恨みや確執は100年経った今も残っている。
理由は、バルバト王子は早くから情報を握っていたなら、ベルトラン王国に教えていれば、シンワイユの街の人が虐殺されることは多少なりとも防げたのではとトワイライト帝国の王族に不信感があるのと、
シンワイユの街を襲ったのは、兵士だけでなくトワイライト帝国の一般人も混じっていたことだ。
シンワイユの悲劇は絵になっており、略奪するトワイライト帝国の農民や金品を盗む商人、強姦する兵士などが描かれている。
本当は、ベルトラン王国の国民達は、バルバトは、まだ当時11歳だった事から、連合国の言いなりで、何も出来なかったことを知っていた。しかし、王族だ。強奪に来た兵士や農民や商人を止める事が出来たのではないかと、複雑な感情を抱えたまま今に至る。
ただ、今回の蝗害を防いだという件で少し緊張は緩和したが、まだまだ確執は残るのが現状だ。
俺と、ベルトラン王国の第一王子の王太子サヘロは友人だ。
サヘロには、異母兄弟が男ばかり12人いる。
側室とサヘロの母上の皇后の仲も良く、12人の兄弟達は歳も近いが、皆仲がよかった。
ベルトラン王国の王は非常に優秀だが、好色家でサヘロ曰く、下半身に理性が届いてないそうだ。
そこに平民として育った、13人目の王子7歳のテロス王子が現れたらしい。
特徴もオパールの瞳と美しい金髪で王家の血筋で間違いないと言われている。
どうも貴族の一部が傀儡にしようと祭り上げ、王太子の座を狙っているそうだ。
サヘロの母親の皇后は、どう言うことかと問い詰める。
ケルベロス王は
「う~ん。心当たりがあり過ぎてなー。マリーちゃんかな?それともメルちゃん?」
と言う始末だったらしい。
テロス王子は厄介な事に水の精霊王の加護を持っている。
王と平民の子であろうが、王位継承権が変わる可能性がある。
そして、貴族達は実績を作ろうと勝手に我が国との戦争を始めようとしていた。
トワイライト帝国の密偵である、アイビー伯爵家の部下から
隣国の貴族達が、トワイライト帝国の何処かに戦争の肝となる何かを隠したと言う情報を掴んだようだ。
早急に、その何かと隠し場所を探さねば。
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