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番外編
とある医師の夫
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前置き
前回の話より、また時間を空いてしまったので、すみません。今回の話は、前回のお話を読んでから、お読みくださいませ。よろしくお願い致します。
◇◇◇
ほんの悪戯心から、まさか、ああなるとは……
「出来たぞー!!ほら、復讐を誓う英雄物語」
「どれどれ、うわっ、本当に周りの人間達のクズだな。そして主人公の心が折れていく所、またヤバイね」
目の前にある原稿用紙に目を通しながら、話してる相手は、アカデミーの頃からの友人で最近、王宮医師になった僕に持ってきたのは、彼が書いた小説だ。
「まあな、なんせ半分以上は、実体験だからな~あはははっマジで復讐は何も生まないって、よく言うけど、そりゃ全部、残さないようにしたからな……ぷーっ楽しかったなアイツらの悲惨な顔を……だから今は退屈になって仕方ないぜ」
友人が笑いながら、数年前事を思い出していた。笑っている友人を見てたら僕も楽しくなり、知り合いから聞いた話を伝えるのだった。
それはーー
「知ってる?君の元恋人の子供がアカデミーに入学するって、吃驚な事に子供と一緒に来たらしいよ」
それを聞いた友人の目がギラリと光り、こちらに顔を向け
「へえ~あいつ、俺が怖くて逃げていたのに、子供の為なら、出てくるんだな?」
友人は笑顔だが、怒りと嘲りを含んだ声で答えのだった。
昔の彼は、誰に対しても優しく丁寧に話す暖かい優しい好青年だったのに、今こんな風に荒い感じの口調になったのは先ほど彼が書いた物語のように欲をかいた継母達の策略に嵌り、家から追いだされ絶望している友人に向かって、元恋人は
『ええっ!?嘘でしょっ、跡継ぎじゃないなんて、信じられない。はあっ?何でって、あんたが、あの家を跡継ぎだから付き合っていだよ。だから、そうじゃなきゃ、別れるに決まってる!!もう、話しかけてこないでよ!迷惑だから』そう言って、すぐに友人を見捨てたのだ。
その後、地方の金持ちに嫁ぎ、元恋人は彼の復讐から、上手く逃げ遂せたのだ。
だが、自分が産んだ子供が、王都の中でも、入学するのが難関と言われてる国のアカデミーに入学し、優秀な子供の母親として盛大に称賛を浴びたいと思ったはずだ。そして、あれから数年経ち、見捨てた恋人が自分への復讐を、もう諦めてるだろうと楽観視して、調べもせずに、王都へ来たのだろう。
まさか、見捨てた恋人が、裏世界で一目見たら逃げろと言われてる危険人物その1になってるとは知らずに…………
「そりゃ出てくるよ、なんせ、王都のアカデミーに入れた私、すごい良い親って周りに自慢出来るしね、君と付き合っていた頃も、そうだったね。かの名家の嫡男様とお付き合いしてる自分凄いって自慢していたね」
そこで、僕は思いつく、彼のその小説を子供向けの書籍にして、アカデミーに寄贈したら、きっと面白い事になるだろう。
「なあ、友人君、それをアカデミーの図書館に寄贈してみないか?」
「この話を、ガキ共に理解できるか?これ」
「大丈夫だろう、むしろ、今までにない、こんなにも毒がある話を読んだら、ズブズブとハマるね」
「そっか、なら、うちの奥方に聞いてみてからだな、あいつなら、もっと良い提案を出してくれるはずだぜ」
◇
『え~っアトのザマァ小説を学校に寄贈!?うわあっ楽しそう♪うん。わかった題名なんだけど、インパクトあってギャップがあるのが良いよね!あっ挿絵、挿絵も入れよう!』
プラチナブロンドで、瞳の色が紫菫の色を持つ友人の奥方が興奮しながら叫ぶ。
友人は、家から出された後、最悪な事に身に覚えながない罪を課されており、借金奴隷にされた後に商品として売られそうになる時に、どうにか逃げ込んだ先の建物で出会ったのが怒り狂った奥方だった。
『はぁっ、転生したら神殿男娼だって!?ふざけんなっアァッ』と建物内の人間を血祭にあげている姿を見て、友人は『返り血を浴びた奥方は、すごく綺麗だったぜ』と僕に説明してくれた。その後、意気投合した2人は、あっという間に友人の元家をチリも残さず復讐した。今は、自分を見捨てた人間達を、少しずつ追い詰める事にしたそうだ。
「アトワール、君の奥方は、相変わらずで面白いね」
「そうだな、アイツがいるから俺も、まだ生きる気力が湧くんだよな……」
「そう思うようになってくれて、僕も嬉しいよ」
「まあな、グリセ、最高だぜ」
◇
そんな、ザマァ小説と奥方に言われたアトの小説は、児童文学として出版され王都のアカデミーに寄贈された。
そして、数ヶ月後
一部の保護者から悪書だと叫ばれ、処分しろと言われるが、学生達が処分の反対運動をしていると、アトワールから教えて貰った。
「よお、グリセ、アカデミーに行かないか、俺の寄贈した本を処分したい輩と処分反対の学生達の話し合いをするのを見たくないか?」
「唐突だな、何時だ?アトワール」
「今だよ、ったくお前こそ、休日出勤しやがって、今日の仕事終わっただろう?移動は、転移陣を使えば、大丈夫だろ、パッと見て行こうぜ!」
「わかった、じゃあ行くか」
◇
数年ぶりのアカデミーの校舎に入り、会議室には人々が集まっていた。そして、友人と僕はそっと隅の席で彼らの事を傍聴しはじめた。
「では、今回の議題ですが、アカデミーの蔵書に相応しくないと保護者からありましたが、この件にて、アカデミーの生徒代表、ノガン・アレクサンド君の意見をお聞きください」
すくっと立ちが上がった彼を見た。
そこには、奥方が小説の挿絵で、『やっぱり欠かせないよね!怪しい満載の暗黒商人さん』似た彼がいた。
「生徒代表のノガン・アレクサンドです。この機会を設けて下さりありがとうございます。そして、ご父母の皆様達。早速ですが、こちらの書籍の内容が子供に悪影響を及ぼすと訴えられておりますが、私が、この物語を読んで、感じたのは、主人公の身に起こった悲惨な出来事であり、読む人間の気分が落ち込む時はあるでしょう。けど、どんな不幸な立場に陥っても諦めない主人公達の生き様に感動しました。それを、復讐する主人公が恐ろしいと一言で図書館から無くすなんて、あっては成らない事です。たとえ、何人あろうとも、この本をアカデミーから無くす事は私ノガン・アレクサンドが阻止します事を宣言いたします。」
堂々と発言する彼に、本当にこの物語に心酔してると分かった。
そして、隣に座っているアトワールは、それを見て僕にしか聴き取れない大きさの声で
「グリセ、俺は奥方が俺の作品を読んでる読者は、アトの作品にどハマリして、マジガチ勢が多すぎて、ちょっと低わあと言った気持ちがわかった。まさか、あんなに心酔されてるとは思わないだろう?」
「それだけ魅力的な作品なんだよ。アト、良かったじゃないか」
「いや、異常すぎる。まさか奥さんが何かした?いや、帰ったら確認するべきか……」
ブツブツと呟きながら顔をしかめていた。
僕らがそんな会話してる間に進行が進み。保護者代表の発言の番だった。
「保護者代表のエーモ・キタレです。この本は悪書です!!この本のせいで、私の息子の素行が悪くなり、親に口答えするようになったのです!!本の話も酷すぎます。だいたい、復讐を企てるなんて、恐ろしい考えを持つ主人公だと、私としては、この本を即刻処分したほうが宜しいかと!」
その人物を見て、獲物を見つけたと嗤った。
そして、ひと通りの発言が終わり
アカデミー側の見解は
「キタレ様、失礼ですが、こちらの書籍を寄贈したのは、かの大国の第四王子より賜りし本です。申し訳ないが処分は出来ない」
僕とアトワールは顔を見合わせニヤリとした。
前回の話より、また時間を空いてしまったので、すみません。今回の話は、前回のお話を読んでから、お読みくださいませ。よろしくお願い致します。
◇◇◇
ほんの悪戯心から、まさか、ああなるとは……
「出来たぞー!!ほら、復讐を誓う英雄物語」
「どれどれ、うわっ、本当に周りの人間達のクズだな。そして主人公の心が折れていく所、またヤバイね」
目の前にある原稿用紙に目を通しながら、話してる相手は、アカデミーの頃からの友人で最近、王宮医師になった僕に持ってきたのは、彼が書いた小説だ。
「まあな、なんせ半分以上は、実体験だからな~あはははっマジで復讐は何も生まないって、よく言うけど、そりゃ全部、残さないようにしたからな……ぷーっ楽しかったなアイツらの悲惨な顔を……だから今は退屈になって仕方ないぜ」
友人が笑いながら、数年前事を思い出していた。笑っている友人を見てたら僕も楽しくなり、知り合いから聞いた話を伝えるのだった。
それはーー
「知ってる?君の元恋人の子供がアカデミーに入学するって、吃驚な事に子供と一緒に来たらしいよ」
それを聞いた友人の目がギラリと光り、こちらに顔を向け
「へえ~あいつ、俺が怖くて逃げていたのに、子供の為なら、出てくるんだな?」
友人は笑顔だが、怒りと嘲りを含んだ声で答えのだった。
昔の彼は、誰に対しても優しく丁寧に話す暖かい優しい好青年だったのに、今こんな風に荒い感じの口調になったのは先ほど彼が書いた物語のように欲をかいた継母達の策略に嵌り、家から追いだされ絶望している友人に向かって、元恋人は
『ええっ!?嘘でしょっ、跡継ぎじゃないなんて、信じられない。はあっ?何でって、あんたが、あの家を跡継ぎだから付き合っていだよ。だから、そうじゃなきゃ、別れるに決まってる!!もう、話しかけてこないでよ!迷惑だから』そう言って、すぐに友人を見捨てたのだ。
その後、地方の金持ちに嫁ぎ、元恋人は彼の復讐から、上手く逃げ遂せたのだ。
だが、自分が産んだ子供が、王都の中でも、入学するのが難関と言われてる国のアカデミーに入学し、優秀な子供の母親として盛大に称賛を浴びたいと思ったはずだ。そして、あれから数年経ち、見捨てた恋人が自分への復讐を、もう諦めてるだろうと楽観視して、調べもせずに、王都へ来たのだろう。
まさか、見捨てた恋人が、裏世界で一目見たら逃げろと言われてる危険人物その1になってるとは知らずに…………
「そりゃ出てくるよ、なんせ、王都のアカデミーに入れた私、すごい良い親って周りに自慢出来るしね、君と付き合っていた頃も、そうだったね。かの名家の嫡男様とお付き合いしてる自分凄いって自慢していたね」
そこで、僕は思いつく、彼のその小説を子供向けの書籍にして、アカデミーに寄贈したら、きっと面白い事になるだろう。
「なあ、友人君、それをアカデミーの図書館に寄贈してみないか?」
「この話を、ガキ共に理解できるか?これ」
「大丈夫だろう、むしろ、今までにない、こんなにも毒がある話を読んだら、ズブズブとハマるね」
「そっか、なら、うちの奥方に聞いてみてからだな、あいつなら、もっと良い提案を出してくれるはずだぜ」
◇
『え~っアトのザマァ小説を学校に寄贈!?うわあっ楽しそう♪うん。わかった題名なんだけど、インパクトあってギャップがあるのが良いよね!あっ挿絵、挿絵も入れよう!』
プラチナブロンドで、瞳の色が紫菫の色を持つ友人の奥方が興奮しながら叫ぶ。
友人は、家から出された後、最悪な事に身に覚えながない罪を課されており、借金奴隷にされた後に商品として売られそうになる時に、どうにか逃げ込んだ先の建物で出会ったのが怒り狂った奥方だった。
『はぁっ、転生したら神殿男娼だって!?ふざけんなっアァッ』と建物内の人間を血祭にあげている姿を見て、友人は『返り血を浴びた奥方は、すごく綺麗だったぜ』と僕に説明してくれた。その後、意気投合した2人は、あっという間に友人の元家をチリも残さず復讐した。今は、自分を見捨てた人間達を、少しずつ追い詰める事にしたそうだ。
「アトワール、君の奥方は、相変わらずで面白いね」
「そうだな、アイツがいるから俺も、まだ生きる気力が湧くんだよな……」
「そう思うようになってくれて、僕も嬉しいよ」
「まあな、グリセ、最高だぜ」
◇
そんな、ザマァ小説と奥方に言われたアトの小説は、児童文学として出版され王都のアカデミーに寄贈された。
そして、数ヶ月後
一部の保護者から悪書だと叫ばれ、処分しろと言われるが、学生達が処分の反対運動をしていると、アトワールから教えて貰った。
「よお、グリセ、アカデミーに行かないか、俺の寄贈した本を処分したい輩と処分反対の学生達の話し合いをするのを見たくないか?」
「唐突だな、何時だ?アトワール」
「今だよ、ったくお前こそ、休日出勤しやがって、今日の仕事終わっただろう?移動は、転移陣を使えば、大丈夫だろ、パッと見て行こうぜ!」
「わかった、じゃあ行くか」
◇
数年ぶりのアカデミーの校舎に入り、会議室には人々が集まっていた。そして、友人と僕はそっと隅の席で彼らの事を傍聴しはじめた。
「では、今回の議題ですが、アカデミーの蔵書に相応しくないと保護者からありましたが、この件にて、アカデミーの生徒代表、ノガン・アレクサンド君の意見をお聞きください」
すくっと立ちが上がった彼を見た。
そこには、奥方が小説の挿絵で、『やっぱり欠かせないよね!怪しい満載の暗黒商人さん』似た彼がいた。
「生徒代表のノガン・アレクサンドです。この機会を設けて下さりありがとうございます。そして、ご父母の皆様達。早速ですが、こちらの書籍の内容が子供に悪影響を及ぼすと訴えられておりますが、私が、この物語を読んで、感じたのは、主人公の身に起こった悲惨な出来事であり、読む人間の気分が落ち込む時はあるでしょう。けど、どんな不幸な立場に陥っても諦めない主人公達の生き様に感動しました。それを、復讐する主人公が恐ろしいと一言で図書館から無くすなんて、あっては成らない事です。たとえ、何人あろうとも、この本をアカデミーから無くす事は私ノガン・アレクサンドが阻止します事を宣言いたします。」
堂々と発言する彼に、本当にこの物語に心酔してると分かった。
そして、隣に座っているアトワールは、それを見て僕にしか聴き取れない大きさの声で
「グリセ、俺は奥方が俺の作品を読んでる読者は、アトの作品にどハマリして、マジガチ勢が多すぎて、ちょっと低わあと言った気持ちがわかった。まさか、あんなに心酔されてるとは思わないだろう?」
「それだけ魅力的な作品なんだよ。アト、良かったじゃないか」
「いや、異常すぎる。まさか奥さんが何かした?いや、帰ったら確認するべきか……」
ブツブツと呟きながら顔をしかめていた。
僕らがそんな会話してる間に進行が進み。保護者代表の発言の番だった。
「保護者代表のエーモ・キタレです。この本は悪書です!!この本のせいで、私の息子の素行が悪くなり、親に口答えするようになったのです!!本の話も酷すぎます。だいたい、復讐を企てるなんて、恐ろしい考えを持つ主人公だと、私としては、この本を即刻処分したほうが宜しいかと!」
その人物を見て、獲物を見つけたと嗤った。
そして、ひと通りの発言が終わり
アカデミー側の見解は
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僕とアトワールは顔を見合わせニヤリとした。
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