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01 ラッキースケベ
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「え。それは……案内人に、暗い洞窟の中だからって、イタズラされたんじゃない? そんなに、えっちなハプニング続くって、絶対おかしいじゃん……即運営に報告だよ!」
「やっぱり?! そうだよね。だとすると……私って、あのお兄さんにとってありなのかな?」
洞窟ダンジョン冒険ツアーであった出来事について相談をしていた私がソフィアに食い気味になって尋ねると、彼女はわかりやすく嫌な表情になった。
「ええ……何を言ってんの。グウェン。どうかしてるんじゃない? そんな事するヤバい奴が良いの?」
「だって~! その人。今まで見たことないくらい、イケメンで格好良かったんだもん。好みのイケメンは、全て別の話になるのよ」
実は私はこの前、巷で話題の洞窟ダンジョンツアーに単独で参加して来た。
本当は幼なじみで長年の友人ソフィアと一緒に行く予定だったけど、彼女はその前の日に食べた食事でお腹を壊してしまい、トイレから離れられなくなってしまったのだ。
だから、元気だった私は苦労して取ったチケットがただの紙になってしまうのは勿体無いと思い、一人で参加して来た。
「いや……何なの。グウェン。洞窟で頭でも打ってない? 大丈夫? イケメンだからって、何でも許しちゃ駄目でしょ。なんだっけ。最初は、風でスカートが捲れて……? 段差にこけて抱き止められたら、何故か胸に両手が当たって? あと、捉まろうとした手の先に、お兄さんのお兄さんが……? そんなに偶然ある? まじでヤバくない?」
「そうなの!! けど、お兄さんはその後、恥ずかしそうにしどろもどろな口調になって、顔が真っ赤だったんだよ!! あれが演技だとしたら、名俳優で賞をあげたいと思う。めっちゃくちゃ可愛かったんだからー!」
案内役のお兄さんはダンジョンという性質もあり、万が一強いモンスターが出て来たときに備えて冒険者ギルドから派遣された冒険者の一人だ。
ここで私が特筆しておきたいのが、私担当になった案内役がとても良い体しためちゃくちゃイケメンだったってこと。
つんつんした短い金髪に赤い目、そして顔がイケている良い体をしたお兄さんだったのだ。
必要な注意事項以外はまったく話さないので、無口でぶっきらぼうな人なのかなと思ってたんだけど、彼は私とのラッキースケベ事件が起きるたびにどんどん赤面して、おかしいくらいに挙動不審になった末。
ツアーが終わって別れる時は「ほんとうにごめんなさい」と、泣きそうな小声で謝ってくれた。だから、彼とは数回えっちなハプニングは確かにあったものの、嫌ないやらしさが全くなく終わったのだ。
なんて言えば良いの。爽やかなラッキースケベ案件とでも、言えば良いのかしら……?
「やっぱり?! そうだよね。だとすると……私って、あのお兄さんにとってありなのかな?」
洞窟ダンジョン冒険ツアーであった出来事について相談をしていた私がソフィアに食い気味になって尋ねると、彼女はわかりやすく嫌な表情になった。
「ええ……何を言ってんの。グウェン。どうかしてるんじゃない? そんな事するヤバい奴が良いの?」
「だって~! その人。今まで見たことないくらい、イケメンで格好良かったんだもん。好みのイケメンは、全て別の話になるのよ」
実は私はこの前、巷で話題の洞窟ダンジョンツアーに単独で参加して来た。
本当は幼なじみで長年の友人ソフィアと一緒に行く予定だったけど、彼女はその前の日に食べた食事でお腹を壊してしまい、トイレから離れられなくなってしまったのだ。
だから、元気だった私は苦労して取ったチケットがただの紙になってしまうのは勿体無いと思い、一人で参加して来た。
「いや……何なの。グウェン。洞窟で頭でも打ってない? 大丈夫? イケメンだからって、何でも許しちゃ駄目でしょ。なんだっけ。最初は、風でスカートが捲れて……? 段差にこけて抱き止められたら、何故か胸に両手が当たって? あと、捉まろうとした手の先に、お兄さんのお兄さんが……? そんなに偶然ある? まじでヤバくない?」
「そうなの!! けど、お兄さんはその後、恥ずかしそうにしどろもどろな口調になって、顔が真っ赤だったんだよ!! あれが演技だとしたら、名俳優で賞をあげたいと思う。めっちゃくちゃ可愛かったんだからー!」
案内役のお兄さんはダンジョンという性質もあり、万が一強いモンスターが出て来たときに備えて冒険者ギルドから派遣された冒険者の一人だ。
ここで私が特筆しておきたいのが、私担当になった案内役がとても良い体しためちゃくちゃイケメンだったってこと。
つんつんした短い金髪に赤い目、そして顔がイケている良い体をしたお兄さんだったのだ。
必要な注意事項以外はまったく話さないので、無口でぶっきらぼうな人なのかなと思ってたんだけど、彼は私とのラッキースケベ事件が起きるたびにどんどん赤面して、おかしいくらいに挙動不審になった末。
ツアーが終わって別れる時は「ほんとうにごめんなさい」と、泣きそうな小声で謝ってくれた。だから、彼とは数回えっちなハプニングは確かにあったものの、嫌ないやらしさが全くなく終わったのだ。
なんて言えば良いの。爽やかなラッキースケベ案件とでも、言えば良いのかしら……?
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