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本編
双子
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「あの、こんにちは…」
出勤初日、ドキドキしながら門をくぐった。
鬱蒼とした緑に包まれた、四角い水色の大きな建物だ。
早速2つの背中を見つけたので声をかける。
身体も大きく騎士服を着ているのできっとこの寮に住む騎士だろう。何かを抱えて立っている。
「あのっ、はじめまして、今日からこちらでお世話になります。ガードルートです」
2人は振り向いた。うわ、すごい綺麗な顔をしている2人だ。しかも、そっくり。目の贅沢。
「…もしかして募集してたお世話係の人?」
左の人が言った。黒い髪で青い目が印象的だ。透き通って綺麗。晴れた日の空みたいだ。
「今日から?団長そんなこと言ってたかな。…確認するからついてきてくれる?」
私は頷いた。右の人はじっとして喋らない。こっちの人は少しだけ青味が強い目をしてる。海の青みたい。
「僕はフィース、こっちはイアンだ」
私達は頭を下げ合った。でもなんでフィースしか喋らないんだろう?
3人で並んで歩きはじめた。
こっそりそばにいるイアンを見る。やっぱりすごい美形だ。前世の記憶の中の彫刻みたいに、完璧な顔をしている。
「初対面の女性から僕達の顔をそんな風に平然と見られるのはじめてだ」
先を行くフィースが歩きながら振り向く。
「さすがこの寮のお世話係に応募してくるだけあるね。肝が座っているな」
いえ、眼福です。じろじろ見てすみません。
イアンはチラッと私を見ただけで興味なさそうに前を見た。
「イアンは無口なだけで喋れない訳じゃないよ」
「ええっと…はい、大丈夫です」
「団長、新しいお世話係の人来ましたよ」
「ご苦労。そういえば言ってなかったな」
すまんすまんと団長室と書かれた部屋から出てきた人はビックリするくらい麗しかった。金色の髪はサラサラだ、こっちの世界ではあまり良くないパーツになってしまうんだけど、私にはすごく目の保養だ。
「俺は団長のリプリ、何か用事があったりしたら大体この部屋に居るから声をかけてくれ。…その、君大丈夫か?」
いきなり心配された、なんでだろう?
「君みたいに若くて可愛い女の子が募集に引っかかって来たのは初めてでね、気分が悪くなったり、もう限界だ。と感じたら遠慮無く言ってくれ。大丈夫だ。もう慣れているんで」
「わかりました。よろしくお願いします」
私は余計なことは言わずに頭を下げた。なんだかやめる気満々と思われているみたいだけどこっちは続ける気満々だ。まだ3人に会っただけだし恋も生まれてない。絶対辞めないぞ。
「…変わった子だな、イアンとフィースがこの寮では一番年下なんだ、雑用もお願いしている。仕事のことは彼等に聞いてくれ」
「はい、わかりました」
あの綺麗な双子が仕事を教えてくれるらしい。役得だわ。
出勤初日、ドキドキしながら門をくぐった。
鬱蒼とした緑に包まれた、四角い水色の大きな建物だ。
早速2つの背中を見つけたので声をかける。
身体も大きく騎士服を着ているのできっとこの寮に住む騎士だろう。何かを抱えて立っている。
「あのっ、はじめまして、今日からこちらでお世話になります。ガードルートです」
2人は振り向いた。うわ、すごい綺麗な顔をしている2人だ。しかも、そっくり。目の贅沢。
「…もしかして募集してたお世話係の人?」
左の人が言った。黒い髪で青い目が印象的だ。透き通って綺麗。晴れた日の空みたいだ。
「今日から?団長そんなこと言ってたかな。…確認するからついてきてくれる?」
私は頷いた。右の人はじっとして喋らない。こっちの人は少しだけ青味が強い目をしてる。海の青みたい。
「僕はフィース、こっちはイアンだ」
私達は頭を下げ合った。でもなんでフィースしか喋らないんだろう?
3人で並んで歩きはじめた。
こっそりそばにいるイアンを見る。やっぱりすごい美形だ。前世の記憶の中の彫刻みたいに、完璧な顔をしている。
「初対面の女性から僕達の顔をそんな風に平然と見られるのはじめてだ」
先を行くフィースが歩きながら振り向く。
「さすがこの寮のお世話係に応募してくるだけあるね。肝が座っているな」
いえ、眼福です。じろじろ見てすみません。
イアンはチラッと私を見ただけで興味なさそうに前を見た。
「イアンは無口なだけで喋れない訳じゃないよ」
「ええっと…はい、大丈夫です」
「団長、新しいお世話係の人来ましたよ」
「ご苦労。そういえば言ってなかったな」
すまんすまんと団長室と書かれた部屋から出てきた人はビックリするくらい麗しかった。金色の髪はサラサラだ、こっちの世界ではあまり良くないパーツになってしまうんだけど、私にはすごく目の保養だ。
「俺は団長のリプリ、何か用事があったりしたら大体この部屋に居るから声をかけてくれ。…その、君大丈夫か?」
いきなり心配された、なんでだろう?
「君みたいに若くて可愛い女の子が募集に引っかかって来たのは初めてでね、気分が悪くなったり、もう限界だ。と感じたら遠慮無く言ってくれ。大丈夫だ。もう慣れているんで」
「わかりました。よろしくお願いします」
私は余計なことは言わずに頭を下げた。なんだかやめる気満々と思われているみたいだけどこっちは続ける気満々だ。まだ3人に会っただけだし恋も生まれてない。絶対辞めないぞ。
「…変わった子だな、イアンとフィースがこの寮では一番年下なんだ、雑用もお願いしている。仕事のことは彼等に聞いてくれ」
「はい、わかりました」
あの綺麗な双子が仕事を教えてくれるらしい。役得だわ。
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