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本編
圧巻
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ノアさんとデュロイ副団長の対決は呆気なく終わった。子供と大人の喧嘩みたいな、もう全然勝負にならなくて、すこしデュロイ副団長が可哀想にもなった。去り際に悔しそうな顔で私に「いつか助ける」って言ってたけど、無視だ。私は助けてもらわなくて良いんだってば。
「ええと、それじゃあ、何処でします?」
私は勝負終わりのノアさんにタオルを渡しながら言った。全然汗かいてなくて、トレーニングにもならなかったのかも。流石最強の男。
「ど、どこでとは?」
「お約束のキスです、人前では流石に恥ずかしいんで」
ぐっとつまるとノアさんは立ち止まった。
「それは…俺の希望も聞いてくれるっていうことか?」
「希望あるんですか?」
「…き、君の部屋が良い」
すこし悩むと絞り出すように言う。
「良いですよ」
あっさりと答えた私に信じられないという顔をして俯く。
「…着替えたら行く。待っていてくれ」
私は頷いた。
「ええっと、これは…」
ドアを開けた私はビックリした。見事なピンク色の花束を持って物凄く格好良い人が恥ずかしそうに顔を赤く染めているからだ。
「…手ぶらでは失礼かと思った。気に入らないなら」
「いえ、ごめんなさい。驚いてしまって。すごく嬉しいです。ありがとうございます」
綺麗な花束と真っ赤になった顔に心がほっこりする。すごい破壊力だな。
「すぐにお茶、入れますね。入ってください」
花束を受け取ってノアさんを招き入れると私はパタパタとお茶の準備をした。
「はい、どうぞ」
ティーカップを置くとノアさんは俯いた。目が明後日の方向を向いてる。
私はノアさんの隣に座って自分のカップも前にも置く。
「えっ、君もそこに座るのかっ」
「え?ダメでしたか?」
「いやダメではないけど、…嫌ではないか?」
全然嫌じゃない。首を横に振った。
「えっと、キスします?」
この前まで未経験だったけど、この前フィースとイアンに、何回もキスをされて心は先輩気分だ。どんとこい。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。初めてなんだ」
こんなに格好良いのに初めてなんだな。にやにやしてしまう。
「そうなんですか?」
「ああ、娼館でもしたことがない。いつも断られるんだ」
こんな小娘に生々しいな。
「娼館、行かれるんですね」
「いつも、手で抜いてもらうだけだ。こんな顔だと最後まではさせてもらえない」
ということは、童貞なんだな。
「それじゃ、します?」
「ええと、それじゃあ、何処でします?」
私は勝負終わりのノアさんにタオルを渡しながら言った。全然汗かいてなくて、トレーニングにもならなかったのかも。流石最強の男。
「ど、どこでとは?」
「お約束のキスです、人前では流石に恥ずかしいんで」
ぐっとつまるとノアさんは立ち止まった。
「それは…俺の希望も聞いてくれるっていうことか?」
「希望あるんですか?」
「…き、君の部屋が良い」
すこし悩むと絞り出すように言う。
「良いですよ」
あっさりと答えた私に信じられないという顔をして俯く。
「…着替えたら行く。待っていてくれ」
私は頷いた。
「ええっと、これは…」
ドアを開けた私はビックリした。見事なピンク色の花束を持って物凄く格好良い人が恥ずかしそうに顔を赤く染めているからだ。
「…手ぶらでは失礼かと思った。気に入らないなら」
「いえ、ごめんなさい。驚いてしまって。すごく嬉しいです。ありがとうございます」
綺麗な花束と真っ赤になった顔に心がほっこりする。すごい破壊力だな。
「すぐにお茶、入れますね。入ってください」
花束を受け取ってノアさんを招き入れると私はパタパタとお茶の準備をした。
「はい、どうぞ」
ティーカップを置くとノアさんは俯いた。目が明後日の方向を向いてる。
私はノアさんの隣に座って自分のカップも前にも置く。
「えっ、君もそこに座るのかっ」
「え?ダメでしたか?」
「いやダメではないけど、…嫌ではないか?」
全然嫌じゃない。首を横に振った。
「えっと、キスします?」
この前まで未経験だったけど、この前フィースとイアンに、何回もキスをされて心は先輩気分だ。どんとこい。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。初めてなんだ」
こんなに格好良いのに初めてなんだな。にやにやしてしまう。
「そうなんですか?」
「ああ、娼館でもしたことがない。いつも断られるんだ」
こんな小娘に生々しいな。
「娼館、行かれるんですね」
「いつも、手で抜いてもらうだけだ。こんな顔だと最後まではさせてもらえない」
ということは、童貞なんだな。
「それじゃ、します?」
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