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本編
嬉し泣き
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私は双子と夕食の後、打ち合わせて私の部屋で集まっていた。
どことなく今までと違う緊張感が2人にあって、なんだか私も言葉少なになってしまう。
「フィース、イアン」
「なに?」
フィースはドキッとした顔で、イアンは首を傾げた。
「えっと、しないの?」
「…な、何を?」
「いつもしてたみたいなこと」
2人はカチコチした動きになった。あ、ちょっと可愛い。
「…ガードルートが嫌じゃなかったら」
2人は俯いて固まったままだ。私が寝ていた時にはあんなに大胆だったのに、起きて意識があると何もできないみたい。
「…じゃあ、私が触って良い?」
2人は顔を見合わせて、同時に頷いた。
「触るね、嫌じゃない?」
先にイアンの頬を触る。ピクっとして反応する。
「嫌じゃない…」
かすれた声で返事をする。
次にフィースの顎触る。すこしザラザラしてる。髭が生えてきているのかな。
「ダメそう?」
ふるふるとさらさらの黒髪が揺れた。
「2人ともなんで動かないの」
すこしため息をついた。ずっと2人はソファに座ったまま動こうとしない。
「…変なことをしてガードルートに嫌われたくない」
フィースはすこし顔を背けながら言った。
「私がこんなこと言うのもなんだけど、今更じゃない?」
「違うんだ、ぜんぜん違う」
「何が?」
「動いているガードルートと眠っているガードルートはぜんぜん違うんだ」
「同一人物だってば」
また、ちがうと首を振った。
ふーと息をついて、2人の真ん中に座った。
「じゃあ、少しずつ慣れよう」
ゆっくり2人の手を握った。どちらの手の甲にもちゅっと音をさせてキスをした。
「ほら、大丈夫だよ」
2人は同時に泣き出した。
私は2人の頭を抱き寄せながら、思った。
きっと想像もつかないような深い傷が2人にはついてる。見えなくて、鋭い刃に何度も何度も傷つけられてきたのだろう。
私が今なんて言ってもきっと聞いてはくれない。心が、あまりに傷つきすぎているのだ。
少しずつ、前に進むしかないな、と思った。
どことなく今までと違う緊張感が2人にあって、なんだか私も言葉少なになってしまう。
「フィース、イアン」
「なに?」
フィースはドキッとした顔で、イアンは首を傾げた。
「えっと、しないの?」
「…な、何を?」
「いつもしてたみたいなこと」
2人はカチコチした動きになった。あ、ちょっと可愛い。
「…ガードルートが嫌じゃなかったら」
2人は俯いて固まったままだ。私が寝ていた時にはあんなに大胆だったのに、起きて意識があると何もできないみたい。
「…じゃあ、私が触って良い?」
2人は顔を見合わせて、同時に頷いた。
「触るね、嫌じゃない?」
先にイアンの頬を触る。ピクっとして反応する。
「嫌じゃない…」
かすれた声で返事をする。
次にフィースの顎触る。すこしザラザラしてる。髭が生えてきているのかな。
「ダメそう?」
ふるふるとさらさらの黒髪が揺れた。
「2人ともなんで動かないの」
すこしため息をついた。ずっと2人はソファに座ったまま動こうとしない。
「…変なことをしてガードルートに嫌われたくない」
フィースはすこし顔を背けながら言った。
「私がこんなこと言うのもなんだけど、今更じゃない?」
「違うんだ、ぜんぜん違う」
「何が?」
「動いているガードルートと眠っているガードルートはぜんぜん違うんだ」
「同一人物だってば」
また、ちがうと首を振った。
ふーと息をついて、2人の真ん中に座った。
「じゃあ、少しずつ慣れよう」
ゆっくり2人の手を握った。どちらの手の甲にもちゅっと音をさせてキスをした。
「ほら、大丈夫だよ」
2人は同時に泣き出した。
私は2人の頭を抱き寄せながら、思った。
きっと想像もつかないような深い傷が2人にはついてる。見えなくて、鋭い刃に何度も何度も傷つけられてきたのだろう。
私が今なんて言ってもきっと聞いてはくれない。心が、あまりに傷つきすぎているのだ。
少しずつ、前に進むしかないな、と思った。
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