分岐ルート(仮)

魂の暇つぶし

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宿主の物語。

尖った合

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「し、死ぬ。」
季節は冬。
「停電はないでしょ!停電は!」
しかも電気は無し。
原因は、大雪だ。
「こんなに降ったこと、今までになかったぞ⁉︎」
厚着をした天城が言った
「た、確かにここは、あまり雪が降らない土地ですよね。」
これまた、厚着をした莉子が疑問に思う。
「しかし、本当にこのままでは、凍え死ぬ!」
「温かいものはないの?」
部屋から出てきた張華が聞く。
「今から買ってくる。」
「大丈夫ですか?外は猛吹雪ですよ?」
「大丈夫だ!厚着をすれば...」
天城は、外に出る。
「10分で帰ってくる。カセットコンロは、用意しているから、それでお湯でも使っておけ。」
「は、はい!本当に大丈夫ですか?」
「あぁ体が温まるもん買って帰ってくるよ。」
「気をつけてよね?」
「あぁ、お前らも気をつけろよ。」

5分後
「ヤッベェ!なんだこれ?寒すぎだろ!」
天城は、雪や風のせいで、あまり進めていなかった。
「大丈夫?天城?」
なぜ?
「テリア⁉︎なんでここに?」
「心配だからついてきたよ!」
「心配事が増えるだけなんだが..」
「ム!失礼だねー私だって協力できるよ!」
「例えば?」
「これだよ!」
そう言ってテリアが取り出したのは、上が赤で下が青の砂時計(?)だった。
「これをこうする。」
テリアは、青にあった砂をひっくり返して、赤の場所に移動させる、すると、
「あったけぇ!」
「すごいでしょ、範囲は狭くて時間も5分間しか持たないけど、ないよりはマシなんだよ!」
「5分間か...よし!走るか!」
「フェ!?」
天城は、テリアを肩車して、走り出した。
「早い早い、けど楽しい~!」
目当ての場所まで一直線、幸い、大雪のため、車や、人が少なく、なんの事故もなかった。



「ただいま!」
「お帰り、天城、テリア、ハイ、お茶」
「サンキュー張華」
「ありがとう、はり!」
お茶を飲み干して、買ってきた、鍋の材料を机に置いた天城は、外を見て、
「これは、一週間ぐらいは続きそうだ、この調子じゃ電気の復活も、遅くなるな。」
そう呟いた。
「蝋燭は、ありますから、明かりはそれで。」
「結構な本数があるな、これなら、一週間以上は、余裕がある。」
「お風呂は?」
「ドラム缶は、明日用意するから今日は濡れタオルで我慢してくれ、」
「わかった。」
「ご飯にしようよ!ぜん!」
「ハイハイ、つくりますよ。」



「覗いたら、ドーン!だから」
「ドーンとは?」
張華達は、濡れタオルを持って、ふすまで、仕切られた隣の部屋に入っていった。
(しかし、あれだけ覗くなと言っていて、ふすましかない、部屋になぜ、入るんだよ。)
「すいませんお嬢様!」
「良いわよ、下着ぐらい忘れたって」
「取りにいっていきます!」
「バスタオルしか、巻いていないのに?」
さっきまで着ていた服を着れれば良いのだが、洗濯をするために、水に浸かってしまっている。あんなもの着たら凍えて死んでしまう。
「ちょっと天城!」
「あ?」
「タオル取ってきてくれない?」
「俺がか?」
「嫌なら良いわよ。」
「いや、別に嫌じゃないんだが、良いのか?」
「?何が?」
「お前の部屋に入っていいのか?」
「良いわよ?バスタオルはベットの上に置いているし。」
「わかった取ってくる。」




「これか、」
天城がベットの上にあったバスタオルを取り、部屋から出ようとしたその時、
「久しぶりですね先輩?」
聞き覚えがある、後輩声、
「何のようだ?」
天城は動じず、話す。
「会いたくなって?」
「誰にだ?」
「あなたですよーア・ナ・タ!」
だが天城はまだ相手を見ようとしない。
「俺に会ってどうしたいんだ?」
「こうしたいんですよ!」
「は?ってウワァ!?」
声が天城を浮かせ、姿を見せるために自分の方をむかせる。
「で?」
「一瞬ビックリしましたね。」
そこにいたのは、黒髪の短髪で、天城と同じ高校の女子の制服を着ていて、後輩感たっぷりのついつい優しくしてしまうぐらいの可愛さがある者だった。
「俺に何をしたいんだ?」
「戻りたいんですよ?」
「戻りたい?」
「ハイ!」
「どこに?」
「ここに」
少女が指さしたのは、天城だった。
「どゆこと?」
「こういうことです。」
そういうと、少女はおもむろに、制服を脱ぎ出す。
「チョットー⁉︎何してるんだ⁉︎」
「準備をしています!」
下着になってもその手を止めず、遂には全裸になった。
「何なんだよ、このめちゃくちゃ謎の光が出てきそうな、光景は⁉︎」
「準備完了♪」
まだ幼さが若干残っているが、妙に大人びた感じで、全裸の少女は言った。
「私の名前は、アヲイ・カフあなたに、預けるもの」
「なんで全裸⁉︎」
「しやすいから」
「何が?」

「は?」
「やろう!」
「いや!おかしいだろ!」
「してくれないの?」
「当たり前だ!」
「そうなんですね...ならば、強制的に!」
「!」
アヲイの体が光る。
「クソ!」
天城の体を木が覆う。
「対象を抵抗不可にしてから、目的を果たします。不可死の姿リアル











 
「いや、あんなにすごい変身ならもうちょっと変わろうとしろ!」
少女が変わったところは手に持っている槍ぐらいで、全裸は変わらずだ。
「自然体が1番良いんですよ?」
「自然体がすぎるだろ!」
なんかしっくりこない感じで勝負は始まった。
槍と木の武器(?)ぶつかり合う。
(やっぱり、耐久がないか。なら...)
「ほら、テリアにもらったもんだ。」
「はい? キャ!?」
それは、目が光を一時的に捉えなくなるものだった。
「何をしたのですか?」
「ん?こういうこと。」
少女が目の光を捉えらるようになり、目を開く.すると...
「質より、量だ。」
少女の周りに尖った木の棒が360度隙間なく、少女の方に向いて、発射されようとしている。
「終わりだ。」
発射された。
「まだ、終わりませんよ」
しかし、
「な!?」
全てを、360度の攻撃を壊した少女、アヲイが、無傷で、天城の前に来る。
「大丈夫ですよ?痛くないですから、私も初めてですから?」
「その場合痛いのは、お前だと思う。」
「おや、抵抗はもうしないのですか?」
「もういいや、よく考えれば、卒業するチャンスじゃねぇーか」
いろいろ諦めた天城は、ヤケクソだ!
「フフ♪では...」
アヲイは、そっと天城の唇にキスをした。
今、表現ができないことが、始まろうとしていた!

そのはずだったが...
「完了です!」
「へ?」
終わったのは、キスだけで、
「は?」
「これで、あなたに預けられる。」
しかし、アヲイの体が光り始める
「あの~すいません?」
「はい?」
「失礼ですが、性行為とは、どんなものかご存知ですか?」
「え?キスをするものじゃないんですか?」
「違うだろ⁉︎」
「へ?でも、習った時には、そう書かれていましたし...現に成功してますし。」
(ならキスするだけだったじゃん。いろんな回り道をしたぞ!)
「とりあえず、感謝します!私の為に」
「チョット待って~意味がわからないんだが~!?」
そんな言葉など、聞いていない、アヲイが光の粒子となり、天城の口から、手加減無しに入っていった。
後日これは、胃カメラよりキツイ(経験無し)と、天城は言った。

 












夢を見た。
二人の同じ顔。
だが背中合わせで、立っている場所が違う。
片方は光逆にもう片方は、闇にいた。
「なんだこれ?」
天城の手には、一本の槍があった。
とても神々しく、禍々しいものが、
ふと思った。
「これで光と闇の境界を切ったらどうなる?」
夢はそこで終わる。

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