分岐ルート(仮)

魂の暇つぶし

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神話の世界は偽の世界

天は消えない。

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「決着だ、ジャック!」
一人の少年が、3度目の勝負に挑んだ。
「グルァァァァァァァァ!」
その少年をまるで認めないような咆哮が響く。
咆哮が終わり、咆哮による塵が無くなった瞬間、天城めがけて、一つの破壊力が迫る。
時間にして、僅か2秒
純粋な力。
だが、避けることは、天城には難しくない。
2秒あれば、避けれる。
でも天城が選んだ選択は。
避ける道ではなかった。
膨大な破壊力を拳ひとつで、応えようとしたのだ。
「グッ!」
せっかく治った右手が悲鳴をあげる。
「グワァァァァァァァァ!」
もう一度、怪物の攻撃が迫る。

また、今度は左の拳で破壊力に応えた。
だが、違う結果が現れた。

拳が輝く。
今度は左手だけではなく、右手も同じように。
「グオン?」
「あれ?お前、理性はとっくに無くなってると思ったんだが...」
手に力を入れて、怪物の背中を殴打する。
「流石、天才ってこったぁ」
ふらついた怪物に隙を見せないように、素早く、天城が迫る。
「まぁ、だからどうした。」
天城の周りに風が吹く。
「正直、人の力で、調子に乗るのはダメなことだと思っている。」
目の黒と白が逆転する。
調


神聖樹の偽槍トネリコ・カバー
それは、一つの神話から複製した贋作。
本物よりは劣る。
だが、贋作だからこその利点がある。
「穿て」
槍がその手から現れ、放たれる。
「⁉︎グダアアダァダォォァォォ」
怪物に貫通し、意図的に途中で威力を消し、体内に残らせる。
「グ?」
怪物が武器の無くなった、天城に向けて拳を放つ。
だが多くの贋作は量産され、世に出回る。なら、...
2本目の槍が現れ、また、突き刺さる。
「さぁ、大量生産だ。」
一本で強大な力を持つ贋作が、大量に突き刺さる。
「ガァァァァァァォァァバァダァ!」
微かな息をもっている怪物が、天城に迫る。
「最期は、理性を消したか...」
デタラメに出てくる拳を天城は避けていく。
「でもそれで終わるかなぁ?」
天城が手を挙げて、また下げる。
「キレイに終わるわけじゃねぇよな...」
無数の刺さっていた槍が一斉に動く。
その一撃で、怪物は終わった。
「また、クローンか、アイツといい、俺はなんでこんなにクローン関連に巻き込まれるんだ?」
天城は頭をかきながら、そう言った。
同時に直すべき場所が、わかったような気がした。
「さぁ、さっさと莉子と一緒に帰るか。」
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