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「おう」
最寄り駅、二つしかない改札のすぐ外で正午は待っていた。薄手のモッズコートに色褪せたジーンズの、ラフな格好には何の気負いもない。
「…こんばんは」
「なんやそれ」
ありがとうでもお疲れ様でも違う気がして何と言えばと道々悩んで出した答えに、苦笑いが帰ってきた。バスロータリーだけがある小さな駅前をなんとなく歩き出す。ええとええと、何だっけ。何の話題を用意しておいたっけ。思い出せない。
「ご飯、ごめんね。もう食べた?」
「食ったよ、適当に。でも気にせんでええから。紗季ちゃんは?」
「んー、食べてないけど、あんまりすいてない」
「コンビニ寄ってく?」
「そうしようかな。陸橋のとこの」
自然に話しているが、もしかしてこれはこのまま紗季の部屋に来るつもりだろうか。迎えを拒まなかったのだからそう思うか、こんなの端から見れば完全にカップルだ。
それにしてもなぜ、迎えになど来たのだろう?
答えはすぐに分かった。
「夜の独り歩きはいかんよ」
びっくりした。
「…」
「何?」
「でもまだ八時台…」
平日はこの時間に帰ることの方が少ないぐらいだ。
「日が落ちとるんやから夜やろ。気ーつけろ言うたのに、危機感ないんか」
確かにそうだという気持ちと少しの反発が頭をもたげて、仕事はこんなに早く終わらないし一人なのはいつものことだと言った。仕方がないではないか。詰まってくれば終電になることもある仕事だし、駅近のマンションは高いのだ。それに、自慢ではないがここ二年ほど彼氏はいない。
「いつも何時ぐらいなん」
親がこれから叱るぞという時に出す声と同じものを感じて、紗季はぼそぼそと返事をした。なんの反応もない。かえって不穏だ。
ちょうどコンビニで、これ幸いと入店すると正午は黙ってついてきた。何を考えている?
好物のチョコレートアイスを買う。いつも缶チューハイとするめやらフライドチキンやらを買っている店なので、そんなものには無縁でございという顔をしている自分が少し気恥ずかしい。
「それ買うの? 一緒に買うよ、迎えに来てくれたお礼」
炭酸飲料を手にした正午にそう言うと、素直にありがとうと渡される。
コンビニを出てまた並ぶ。
「持つわ」
紗季の手からコンビニの袋を左手で取り、右手に移し、空いた左手をまた差し出した。
「ん」
繋ぐのか。手を。
正午はためらう紗季を黙って見ているだけで、無理に手を取りはしない。だから、おそるおそる触れた指はひとつの意思表示になった。
駅から歩いて十五分弱。住宅地になり、道も生活道路が増えて入り組んでくる。
正午はたぶん、普段よりずいぶんゆっくり歩いてくれている。パンプスでも疲れない速度で。
嬉しい反面、もの慣れていることの裏返しでもあると気づいてちょっとへこんだ。モテるのかな。マメだしモテそうだよね。ちょっと顔怖いけど。その鬱陶しい前髪をオールバックにしたら、細身のダークスーツにサングラスと拳銃とか似合いそうだけど。
「背、高いよね」
何センチ? と訊くと一八七か八と返ってきて、驚いてまじまじと見てしまった。そんなにあるのか、どうりでヒールのある靴でも見上げるわけだ。
薄くて高い鼻と、きれいにラインの分かるしっかりした顎の線と、喉仏。ちらりと目だけ寄越した横顔にどきりとして、あわてて視線を引き剥がした。繋いだ手から動悸が伝わりそうな気がする。
「紗季ちゃん」
「うん」
「俺コーヒー飲みたい」
びくりとして、繋いだ方の手をきゅっと握ってしまった。かあっと頬が熱くなる。その手を正午の親指が撫でていて、消え入るような声でうんと言うと、恋人繋ぎに繋ぎなおされた。
「おっえらいやん、洗剤買っとる」
目ざとく見つけて正午は褒めてくれ、よしよしと撫でてもくれたのだが。
「あの、ちょっと、動きづらい…」
本当に飲みたいと言うので(炭酸飲料はどうしたのだ)コーヒーを淹れる紗季の後ろに陣取り、肩を抱き込んで離してくれない。
「拘束はしとらんやろ」
「拘束って…ブラックでいいの? ミルクはないけどお砂糖はあるよ」
「ブラックで。紗季ちゃん髪さらっさらやな」
楽しそうに髪をすく。指が首筋や耳に触れて、肩が跳ねそうになるのをこらえるのが大変だった。
「あの…くすぐったいから。やめて」
「正午」
呼べと言うのだ。
「…」
「…」
待たれているのをひしひしと感じて、ドリップが落ちるだけの時間が長い。そう言えば名字を知らないな。紗季も名乗っていないが。
口に出すのは勇気がいった。
「正午、くん」
後ろで彼が、満足そうに笑った気がする。よくできましたと言う低い囁き声が耳に吹き込まれて、そのすぐ下にちゅっとキスが落とされた。覚えのある響きをいつ口に出したか、思い出してしまって赤面した。
「…名字は?」
「秘密。言ったらそっちで呼ぶやろ」
「えー。っ、…ひゃ」
肌につけたままの唇が下へ滑っていって、思わず声が出た。髪を寄せられてさらした首筋へ優しく唇を押し付けるようなキスが繰り返されて、耳たぶを軽く口に含まれる。もう必死で声を抑えても、無声音の吐息が既に甘いのが自分でも分かった。
腰に回った手が紗季を体ごと反転させた。ぐっと下半身を密着させられて、おなかの下の方に当たってくるものがあることに気づく。どきどきと脈を打つ胸が苦しい。
顎に添えられた大きな手に触ってみたくて手を伸ばした。肉のついてない、骨ばってがっしりした腕に、長くて節くれだった指にそっと触れる。
「爪、可愛いやん」
その言葉で紗季の何かに火がついて、けれど返事をする前に、声はキスに飲まれた。
何度も口づけられてゆるんだ唇に、煙草の残り香がする舌が入ってくる。舌を吸われてびりびりと背筋を快感が走り、何か掴みたくて本能的に正午の首に腕を絡めると、きつく抱きしめられてキスが激しくなった。互いの息が乱れて声にならない声が洩れて、正午のものが当たっているすぐ下に切ないような熱がこもる。
唇が離れ、ぼうっとなっている紗季を見て、満足そうに正午がにやりとする。もう一度素早く小さなキスをして今度は体ごと離し、ベッドへと促された。
狭いワンルームマンションは廊下を一歩踏み出せばもう部屋で、そこから三歩でベッドだ。一瞬のうちに目まぐるしく考えて、心の準備ができてないどうしよう、一度は拒否して見せるべきか、でもここでやめろと言えば本当にやめてしまうのではないか…ぐるぐる回って、咄嗟の落としどころで部屋の明かりを落とした。
「えー」
「明るいのとか無理」
なんも見えんやん、とぶうぶう言うが無理なものは無理だ。明るいところで胸を見られて変な顔をされる準備などできていない、そんなのぜったいに立ち直れない。引かれて途中やめになったりなんかしたら最悪だ。
「無理やないって」
「だって…」
「んー? だって何?」
ひかれた手を起点にくるりと回り、後ろから抱えるようにした紗季ごと正午はベッドに座った。お腹に手を回してきたので、あわてて引っ込める。首筋にまた顔がすり寄ってくるしお尻に固いものが当たっているしでどうにも恥ずかしい。わたわたと抜け出そうとするが、がっちり捕らえられて微動だにしなかった。
「可愛いおっぱいやったけど?」
「!…見て、え、見たの? うそ、昨日?」
いつだ、触らせた覚えはあるが脱いだ覚えはない。まさか覚えていないだけで、ストリップでも始めて制止されたか? 思い出せた範囲の行動からしてもやっていておかしくはない。もう二度とあんなに飲まない。
「見たのはちらっとね。俺の鍵突っ込んだ時」
「~~~…!!」
「俺マジでよう耐えきったわ。あんなん反則やぞほんまに」
見たのか。というか「見たのは」か。それはそうだ、覚えている限りでも思い切り揉ませていた。
けれど正午は何も言わない。ちらっとだったなら、このコンプレックスの元凶は判別できなかったのだろうか。それとも見たけれど引いてない? これはどっちだ? 後の方なら嬉しいのに。
しかし、うっすら思っていたことではあるが、ひとつ疑問がある。
「昨日、なんで途中で…その、何もしなかったって何で…」
あんなシチュエーションだ、普通最後までやってしまうものではないのか。
「ゴムなかったから」
うにゃうにゃ言いつのるのを止めるように簡潔に答えて、正午はキスしながら紗季とともにベッドへもつれ込んだ。
最寄り駅、二つしかない改札のすぐ外で正午は待っていた。薄手のモッズコートに色褪せたジーンズの、ラフな格好には何の気負いもない。
「…こんばんは」
「なんやそれ」
ありがとうでもお疲れ様でも違う気がして何と言えばと道々悩んで出した答えに、苦笑いが帰ってきた。バスロータリーだけがある小さな駅前をなんとなく歩き出す。ええとええと、何だっけ。何の話題を用意しておいたっけ。思い出せない。
「ご飯、ごめんね。もう食べた?」
「食ったよ、適当に。でも気にせんでええから。紗季ちゃんは?」
「んー、食べてないけど、あんまりすいてない」
「コンビニ寄ってく?」
「そうしようかな。陸橋のとこの」
自然に話しているが、もしかしてこれはこのまま紗季の部屋に来るつもりだろうか。迎えを拒まなかったのだからそう思うか、こんなの端から見れば完全にカップルだ。
それにしてもなぜ、迎えになど来たのだろう?
答えはすぐに分かった。
「夜の独り歩きはいかんよ」
びっくりした。
「…」
「何?」
「でもまだ八時台…」
平日はこの時間に帰ることの方が少ないぐらいだ。
「日が落ちとるんやから夜やろ。気ーつけろ言うたのに、危機感ないんか」
確かにそうだという気持ちと少しの反発が頭をもたげて、仕事はこんなに早く終わらないし一人なのはいつものことだと言った。仕方がないではないか。詰まってくれば終電になることもある仕事だし、駅近のマンションは高いのだ。それに、自慢ではないがここ二年ほど彼氏はいない。
「いつも何時ぐらいなん」
親がこれから叱るぞという時に出す声と同じものを感じて、紗季はぼそぼそと返事をした。なんの反応もない。かえって不穏だ。
ちょうどコンビニで、これ幸いと入店すると正午は黙ってついてきた。何を考えている?
好物のチョコレートアイスを買う。いつも缶チューハイとするめやらフライドチキンやらを買っている店なので、そんなものには無縁でございという顔をしている自分が少し気恥ずかしい。
「それ買うの? 一緒に買うよ、迎えに来てくれたお礼」
炭酸飲料を手にした正午にそう言うと、素直にありがとうと渡される。
コンビニを出てまた並ぶ。
「持つわ」
紗季の手からコンビニの袋を左手で取り、右手に移し、空いた左手をまた差し出した。
「ん」
繋ぐのか。手を。
正午はためらう紗季を黙って見ているだけで、無理に手を取りはしない。だから、おそるおそる触れた指はひとつの意思表示になった。
駅から歩いて十五分弱。住宅地になり、道も生活道路が増えて入り組んでくる。
正午はたぶん、普段よりずいぶんゆっくり歩いてくれている。パンプスでも疲れない速度で。
嬉しい反面、もの慣れていることの裏返しでもあると気づいてちょっとへこんだ。モテるのかな。マメだしモテそうだよね。ちょっと顔怖いけど。その鬱陶しい前髪をオールバックにしたら、細身のダークスーツにサングラスと拳銃とか似合いそうだけど。
「背、高いよね」
何センチ? と訊くと一八七か八と返ってきて、驚いてまじまじと見てしまった。そんなにあるのか、どうりでヒールのある靴でも見上げるわけだ。
薄くて高い鼻と、きれいにラインの分かるしっかりした顎の線と、喉仏。ちらりと目だけ寄越した横顔にどきりとして、あわてて視線を引き剥がした。繋いだ手から動悸が伝わりそうな気がする。
「紗季ちゃん」
「うん」
「俺コーヒー飲みたい」
びくりとして、繋いだ方の手をきゅっと握ってしまった。かあっと頬が熱くなる。その手を正午の親指が撫でていて、消え入るような声でうんと言うと、恋人繋ぎに繋ぎなおされた。
「おっえらいやん、洗剤買っとる」
目ざとく見つけて正午は褒めてくれ、よしよしと撫でてもくれたのだが。
「あの、ちょっと、動きづらい…」
本当に飲みたいと言うので(炭酸飲料はどうしたのだ)コーヒーを淹れる紗季の後ろに陣取り、肩を抱き込んで離してくれない。
「拘束はしとらんやろ」
「拘束って…ブラックでいいの? ミルクはないけどお砂糖はあるよ」
「ブラックで。紗季ちゃん髪さらっさらやな」
楽しそうに髪をすく。指が首筋や耳に触れて、肩が跳ねそうになるのをこらえるのが大変だった。
「あの…くすぐったいから。やめて」
「正午」
呼べと言うのだ。
「…」
「…」
待たれているのをひしひしと感じて、ドリップが落ちるだけの時間が長い。そう言えば名字を知らないな。紗季も名乗っていないが。
口に出すのは勇気がいった。
「正午、くん」
後ろで彼が、満足そうに笑った気がする。よくできましたと言う低い囁き声が耳に吹き込まれて、そのすぐ下にちゅっとキスが落とされた。覚えのある響きをいつ口に出したか、思い出してしまって赤面した。
「…名字は?」
「秘密。言ったらそっちで呼ぶやろ」
「えー。っ、…ひゃ」
肌につけたままの唇が下へ滑っていって、思わず声が出た。髪を寄せられてさらした首筋へ優しく唇を押し付けるようなキスが繰り返されて、耳たぶを軽く口に含まれる。もう必死で声を抑えても、無声音の吐息が既に甘いのが自分でも分かった。
腰に回った手が紗季を体ごと反転させた。ぐっと下半身を密着させられて、おなかの下の方に当たってくるものがあることに気づく。どきどきと脈を打つ胸が苦しい。
顎に添えられた大きな手に触ってみたくて手を伸ばした。肉のついてない、骨ばってがっしりした腕に、長くて節くれだった指にそっと触れる。
「爪、可愛いやん」
その言葉で紗季の何かに火がついて、けれど返事をする前に、声はキスに飲まれた。
何度も口づけられてゆるんだ唇に、煙草の残り香がする舌が入ってくる。舌を吸われてびりびりと背筋を快感が走り、何か掴みたくて本能的に正午の首に腕を絡めると、きつく抱きしめられてキスが激しくなった。互いの息が乱れて声にならない声が洩れて、正午のものが当たっているすぐ下に切ないような熱がこもる。
唇が離れ、ぼうっとなっている紗季を見て、満足そうに正午がにやりとする。もう一度素早く小さなキスをして今度は体ごと離し、ベッドへと促された。
狭いワンルームマンションは廊下を一歩踏み出せばもう部屋で、そこから三歩でベッドだ。一瞬のうちに目まぐるしく考えて、心の準備ができてないどうしよう、一度は拒否して見せるべきか、でもここでやめろと言えば本当にやめてしまうのではないか…ぐるぐる回って、咄嗟の落としどころで部屋の明かりを落とした。
「えー」
「明るいのとか無理」
なんも見えんやん、とぶうぶう言うが無理なものは無理だ。明るいところで胸を見られて変な顔をされる準備などできていない、そんなのぜったいに立ち直れない。引かれて途中やめになったりなんかしたら最悪だ。
「無理やないって」
「だって…」
「んー? だって何?」
ひかれた手を起点にくるりと回り、後ろから抱えるようにした紗季ごと正午はベッドに座った。お腹に手を回してきたので、あわてて引っ込める。首筋にまた顔がすり寄ってくるしお尻に固いものが当たっているしでどうにも恥ずかしい。わたわたと抜け出そうとするが、がっちり捕らえられて微動だにしなかった。
「可愛いおっぱいやったけど?」
「!…見て、え、見たの? うそ、昨日?」
いつだ、触らせた覚えはあるが脱いだ覚えはない。まさか覚えていないだけで、ストリップでも始めて制止されたか? 思い出せた範囲の行動からしてもやっていておかしくはない。もう二度とあんなに飲まない。
「見たのはちらっとね。俺の鍵突っ込んだ時」
「~~~…!!」
「俺マジでよう耐えきったわ。あんなん反則やぞほんまに」
見たのか。というか「見たのは」か。それはそうだ、覚えている限りでも思い切り揉ませていた。
けれど正午は何も言わない。ちらっとだったなら、このコンプレックスの元凶は判別できなかったのだろうか。それとも見たけれど引いてない? これはどっちだ? 後の方なら嬉しいのに。
しかし、うっすら思っていたことではあるが、ひとつ疑問がある。
「昨日、なんで途中で…その、何もしなかったって何で…」
あんなシチュエーションだ、普通最後までやってしまうものではないのか。
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