純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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あげないって言う選択肢はないし、、、、、おい、その顔なんだよ!

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「「「「「「「完成!!」」」」」」」

17時過ぎてラッピングや包装が全員分完成して片付けを終わらせてからみんなで喜ぶ。

さくマジ、ありがとう!絶対成功させる!、他のみんなも手伝ってくれてありがとう」

「良いっての、おさむ。結果報告楽しみにするから」

「僕なんて殆ど何もしてないよ。修が頑張ったんだから」

「まぁ、いと殆ど味見しかしてなかったもんな」

「でも結構的確にアドバイスとかはしてくれたけどね、糸君は」

「俺の結構美味く出来たし、絶対美味しいって言って貰えるわ!」

「その自信だけは、俺じゅんの事尊敬出来るわ笑」

千尋ちひろのたまに出るその毒舌な所俺嫌いじゃない」

「みんな、各自今から渡したい相手に渡すの頑張ってな。玲央れおひじり達が暮らしてる寮だっけ?」

「そう、ついでに他の奴らにも渡そうと思うし今日は泊まるしな。糸は?」

「僕はまさ君に渡そうと思ってる。あと副社長、、、、それ考えると胃が重くなる感覚が、」

「糸君だけ違う重圧かかってない??、、僕はこの後森松もりまつ君とデートだからその時に渡す予定だよ」

「俺はこの後会う可愛いくてカッコいい恋人に渡すよぉ~!楽しみ!ただ、、委員長が居るかもしれないと言う恐怖で足が震えてます」

「純、お前委員長の事どんだけ苦手なんだよ、アホか。俺はこの後つかさのアホに呼び出されてるからそん時に一応、渡しておく」

「そんなに強調しなくても笑。俺は豪田ごうだに渡す時に告白をする。もしダメだったらその時は朔達慰めろよ」

「修、、大丈夫だって!絶対付き合えるから!応援してる!」

「そうだって!、、で、朔は村瀬むらせ大先生に渡すんだろ?帰ったら」

「、、、、、、、、まぁ、一応な。渡さなかったらあの人拗ねるだろうし、作ったから渡さねーと勿体無いしな。別にあげたくて渡す訳じゃねーからな!アイツが楽しみにしてるって言うから」

「朔の可愛いところっていうのは僕達が聞いてない事もベラベラと喋っちゃう天然な所なんだよね。ほんと可愛いよねぇ」

「そこを僕は肯定していいのか分かんないや。って、そろそろ行かないと電車の時間に遅れる、、!」

「ぁ、本当だ。俺もそろそろ家出ねーとじゃん。みんな、家出るぞ~!」

「「「「「「はーい」」」」」」

それから俺達は純の家を出て各自向かうべき所へと歩き出す。俺はフユさんと俺の家に帰る。

「フユさん喜んでくれるかな。一応、大人っぽく味付けしたのもあるし、、、、、まぁ、あの人は俺が作った物なら何でも喜ぶか」

俺はフユさん宛に作ったスイーツの入った紙袋を見つめながらフユさんに渡すのを少し緊張しながらいつもより急足で家路に着く。

すると、マンションに近づいた時、車から降りる1つの見覚えのある人物に俺はその場に固まる。

「、、、、!」

その人は俺の事に気付いて俺の方に歩いてくる。俺はそれにビックリしてしまい少しだじろってしまう。

「久しぶりだね、朔羅さくら君、」

「フユさん父 (ボソッ  お久しぶりです。去年のパーティー以来ですね」

「元気そうで良かったよ。お仕事の帰りかい?」

「いえ、友人の家からの帰りで、ぁ、良かったら家上がりますか?」

「良いのかい?そうさせて貰うよ」

突然のフユさんの父こと村瀬春人むらせはるとの来訪で俺は少しの緊張と何故来たと言う疑問で頭がいっぱいである。
フユさん父を家に上がらせて、スイーツを冷蔵庫に入れてからすぐにお茶を入れる。

「此処が冬人ふゆとと朔羅君が暮らしている部屋か。ちゃんと綺麗なんだね」

「まぁ、基本は俺が掃除してるので、、どうぞお茶です」

「ありがとう。冬人は出かけているのかい?靴がなかったが」

「はい、今出版社に顔出してて、19時ぐらいに帰ってくると思いますよ」

「だったら1時間は時間があるね」

「そうですね。その紙袋ってGODIVAですか???」

俺は目に入った紙袋を凝視しながらフユさん父に問う。GODIVA、何回か食べた事はあるが時間の余裕とかないから買う事出来なかった。確か新作出たとか何とか、、、、

「あぁ、これね。会社の取引先に今日良かったらって渡されてね。冬人は甘い物好きだから良かったらって思ってね」

「ぁ、そう言う事だったんですね」

俺はそう言いながらフユさん父の向かいの椅子に座る。

「それと、先月の記事の件、冬人達息子達のせいで迷惑をかけた。嫌な気分にさせたかもしれない。すまなかった」

「!、謝らないで下さい!アレは俺のせいでもありますし、結果的に息子さん達のおかげで事態の収集が収まったんですし。寧ろ感謝しかないです」

「そう言って貰えると嬉しいよ」

「それに、俺の両親と同級生だったんですね。ビックリしました」

「俺もだよ。朔羅君がまさかあの2人の末息子だとは思わなかったよ。今思えば雰囲気とか性格があの2人にそっくりだ」

「そうですかねぇ笑。いつ、俺が両親の子だって気付いたんですか?」

「気付いたのはあのパーティーの日、君の父親の弟である橋本はしもと副社長を君が叔父さんと呼んでいてね。もしかしてと思ったんだ」

「そうだったんですか。ぁ、そうだ。あの会見での俺とフユさんの婚約とかって」

「あぁ、アレね笑、半分は本当で半分は、その俺実は君のお母様の事が初恋でね、ずっと好きだったんだ。告白したけど振られて、それでその時に婚約、許嫁の約束をしたって言う感じ」

「、、、、、、、、なんか、凄い因果が巡り回って俺とフユさんに降りかかっている気がするのは気のせいだろうか」

「俺も最初は驚いたよ。まさか、息子達が朔羅君の事を好きになるなんて、親子で好みって似るのかなって疑ったし、同じ遺伝子を感じたね」

「そこで感じなくても良いじゃないですか笑、でもちょっと疑問が晴れて良かったです」

「そう言われると良かった。ぁ、そうだ、もう1つ言っておく事があった。俺、圭子けいこと離婚して既に家を出て行ったよ」

「ぇ、ぁ、そうだったんですか。その、、お疲れ様でした」

「ありがとう。色々ごねられたけど最終的にはこちらの有利で離婚出来たよ。俺はこれからは妻を四季しきを大事に生きていこうと思うよ」

「良い事ですね。村瀬さんが決めた事なら俺は応援します。新たな人生を楽しんで下さい。って、この事フユさん達知ってるんですか?」

「一応、連絡はしておいた。既読は付いてるけど返信はまちまちかな。楓斗ふうとは即返事だったけど」

「ぁ、そうなんですね、、、、(流石楓斗さん。ブレないな)」

「これで1つ終止符を打てた。これからは四季と息子達に使える時間が増えると思うと少しワクワクするよ」

「!、、、良い事ですね(前より少し表情が穏やかになってる気がする。ババアさんって言う重荷が外れたおかげかな笑)」

俺はそう思いながらお茶を啜っていると、玄関の方から音がするのに気付いた。フユさん帰って来た?早いな、、、、

俺は咄嗟に立ち上がる。

ガチャッ

「ただいま、朔r、、、何でアンタが居るんだ」

「お帰り、冬人」

「お帰りなさい、フユさん」

「朔羅があげたのか、家に」

「ぁ、うん。フユさんに渡したい物があるらしくて」

「そうか。父さん、朔羅に変なこと言ってないよな」

「言ってないよ。そうだ、はい、GODIVAの新作スイーツ。冬人好きだろ?それに今日はバレンタインデーだからな」

「、、、、ハァ、別に要らないが、一応貰っておく」

「良かった。じゃ、俺はそろそろ行くな。それと、朔羅君」

「ぁ、はい」

「これからも冬人達が迷惑をかけると思う。だけどそれは朔羅君を信頼している証だ。だから、これからも冬人達を宜しく頼む」

「はい、分かりました、、、、(、、、、ん?今冬人達、って言った?俺間接的に楓斗さん達も託された??)」

俺はフユさん父の言葉に少し唖然としながらもフユさん父を見送った。

「良かったらこのチョコ食べて下さい。楓斗さん達の分も入ってるんで、会った時にでも渡して下さい」

「ありがとう、是非食べさせて貰うよ。朔羅君の作ったのだったら絶対美味しいに決まっているね」

「そう言われると嬉しいです。では、また」

俺はそう言ってから、リビングに戻ると丁度冷蔵庫を開けて見ているフユさんを見つけて動揺する。

「!、フユさん!」

「このケーキの箱の中身ってもしかして、、」

「、、、、、、、、////////////////// ば、バレンタインだよ。ガトーショコラ、アンタの好きそうな味付けにしておいた、けど」

「!、本当か。嬉しい、、食べても良いか?」

「早速?!、せめて夜ご飯の後にしろよ。そっちの方がゆっくりと食べれるし」

「、、、、分かった。それまで我慢する」

「そうしろ」

俺はそれから夜ご飯を作りコタツに入って夜ご飯を食べる。

「そういや、仕事早く終わったんだな」

「あぁ、野瀬のせさんが大はしゃぎにはしゃいだ結果、小鳥遊たかなしさんに詰められてたな」

「、、、、野瀬さん」

何て会話をしてから、夜ご飯を食べ終わり片付けをしてから、俺の作ったガトーショコラやプリン、シュークリームも冷蔵庫から取り出して切り取ってお皿に移してフユさんに渡す。

「一応、甘さは少し控えめにした。プリンは2種類のチョコにしたし、一気に食べるとかはダメだからな!」

「分かっている。俺のために作ってくれたんだ。味わって食べるよ。本命チョコをな」

「///////// 俺は一度も本命って言ってねーけどな」

「俺以外に本命を渡す相手でも居るのか?」

「、、、、、、、、いねーけど」

「だよな笑」

フユさんはそう微笑んでからガトーショコラを食べる。その姿に俺は内心ドキドキしてしまう。だって、フユさんGODIVAを食べ慣れてるからただの俺が作ったのなんて、味気ないと思うし、、、、

「パクッ モグモグッ、、、、美味しい」

「!、ホント?嘘じゃない?」

「本当だよ。チョコの甘さと濃厚で滑らかな食感が口いっぱいに広がってシットリとしていて美味しい」

「、、、、良かった」

俺はフユさんから美味しいと言う言葉を聞けて嬉しくなったと同時に体が軽くなる。ただその一言を聞く為だけに緊張してしまうが、聞けた時の嬉しさはフユさんだからこそだと俺は思う。

「ぁ、そうだ。朔羅に渡したい物があったんだった」

「?、」

フユさんはそう言って書斎から何かを持って来た。それは如何にも高級菓子が入ってそうな紙袋だった。

「今日、野瀬さんから良かったら「おチビと食べろよ~」って言われてな。チョコレートボンボンだ」

「それって、お酒入ってるやつだろ?俺大丈夫なのか?」

「入ってない奴だそうだ。食べるか?」

「、、、、食べる」

包装を解いて、俺は1つ食べる。

「パクッ、、、、モグモグッ、、、、!美味っ、これ超美味い」

「そうか。良かった、、、、パクッ、、モグモグッ、、、、ッ、、、、(少し入ってるな、酒。朔羅は気付いてないみたいだな)」

「何個でも食べれる、、、モグモグッ」

それから1人で15個食べていると体に少し変化が起き始める。

なんか体が段々とポカポカして来て、なんか、、、、

「朔羅、、そろそろお風呂入るk 」

ギューッ

「まだ入んなぁい」

フユさんの顔見ると甘えたくなるぅ、、、、

「朔羅、、酔ってるな。これで酔うとは、、水持ってくるからちょっと待ってろ、、って」

「ヤダッ、フユしゃん。何処も行かないでぇ」

「だがな、、」

「フユさん、俺の事嫌い?」

「そんな訳ないだろ」

「俺の事好き?」

「好きだよ」

「俺も、フユしゃんの事好きぃ」

「!、、、、、ニヤッ  本当か?何処が好きなんだ?」

「えっとねぇ、顔もカッコ良くて好きだし、綺麗な目で見つめられると照れるけど好きだし、甘くて低い声で話しかけられると嬉しくて好きだし、俺の事好きとか可愛いとか愛してるって言ってくれる所が好きだし、エッチの時に気持ち良くさせてくれる所も好きだし、全然ぜーんぶ好き、大好き!」

「///////// そうか。俺も朔羅が大好きだよ」 ナデナデ

「フユさんの大きな手も好きぃ。抱きしめて」

「分かったよ、、、、」ギュッ

「フユさんの番になれて、俺は超幸せだよぉ。これからもずっとずっーと一緒に居てね。愛してるよぉ」

「俺もずっと一緒に居るよ。朔羅、、、、愛してる」チュッ

「えへへっ」
















「んッ、、、ふぁッ、、フユしゃん、もっとッ」

「今日は欲しがりだなッ、、可愛いよ」

「あぅッ、、ぁッ、、、ひぅッ、、奥ッ、突かれるの好き」

「だよな。反応が良くて、、もっとヤれる」

「ひゃっ、、、はぅッ♡、、もっとッ、、沢山してぇッ」

「分かったよ。朔羅、、、、もっと可愛がってやるよ」

「ひゃあッ♡、、、フユしゃん、、好きぃ♡」




















「頭の中にある昨夜の記憶を消去しやがって下さい。フユさん」

フユさんが寝室に入って来た瞬間に俺は正座からの土下座でそう言った。

目が覚めてすぐに昨日の事を思い出したと同時に恥ずかしさと自分の醜態を晒したと言う愚かさで顔を真っ赤になった。

「可愛かったぞ、昨日の朔羅は」

「アレは酔った俺で俺じゃねー」

「酔うと素になると聞いたが、アレが素なのか?」

「違うわ!フユさんの事が大好きとか、そんな事思ってる訳じゃねーし、、、あぁもう!忘れろ!速攻の記憶を消去しろ!!」

「、、、、嫌だ」

「俺の醜態を誰に言うつもりだぁ」

「、、ふッ、あの可愛い朔羅を誰かに言うなんてある訳ないだろ。俺の中で終わらせる。安心しろ」

「その言葉で安心出来る要素がねーんだよ!!アホ!!」

拝啓、天国のママ、パパ、咲夜さきや兄さん、雅陽みやび姉さん夫婦、雅之まさゆき兄さん夫婦。

人生初の酔った翌日は恥ずかしさを感じた朝となり、自分がお酒弱い事と記憶が残っている事が発覚した。

「俺、20歳になっても酒飲まねー」

「俺は大人になった朔羅とお酒飲むの結構楽しみだが」

「、、、、一回だけな」

「あぁ、楽しみにしている」ナデナデ

俺はこの男に良い様に使われている気がするのは気のせいだろうか。

















「朔、付き合えたよ!」

「!、マジ!?」

「うん、豪田も、、いや、五十鈴いすずも俺と同じ気持ちだったって(泣)」

「おめでとう!」

2日後、学校で修にそう報告してもらって俺は嬉しくて抱きしめた。

「名前呼びにしたんだ?」

「まぁな。恋したって気付いて、恋が叶うまでは名前呼びにしないって決めてさ」

「へぇ、じゃ、恋が叶って良かったじゃん」

「そうだな、、、、で、あそこで正座してる純は何?」

「ぁー、なんか藤吉ふじよしを揶揄い過ぎて千尋に絶賛説教中」

「揶揄い過ぎ、これ森松に見られたら怒られるぞ」

「すみませんでした、千尋様。あの、正座辛いのですが」

「あと10分追加。藤吉も嫌だったらちゃんと嫌って言え」

「ごめん、千尋君。今度からそうするよ」

「糸助けて!」

「純、今回は君が悪いよ。玲央~、重しとかないかなぁ~」

「ぁー、撮影に使う本が入った鞄が良くね?」

「それ使おう!」

「鬼!2人の鬼!」

「「残念、アイドルです!」」

「朔君、意外と煽り強いよね、あの2人って」

「確かに結構言葉の返とか秀逸してるし、何で?」

「うちには天下のアホが2人居るから、そこで鍛えられるんだよなぁ」

「ぇ、アイドルグループって修行の場なの?」

「修、変な誤解だけはしないで、うちがちょっと特殊なだけだから、、糸も玲央もそこまでにしてあげな」

「朔が言うんだったら、しょうがないなぁ。朔に感謝しろよ」

「朔の可愛さで見逃すけど僕は常に見張ってるかなね」

「何で何処かのギャング口調になる訳!?千尋、アイツらなんかの!?」

「まずはお前が悪い。ちゃんと反省しろよ、アホ純」

「ぁ、そうだった!まず俺怒られてた!!」

「忘れてたのかよ、流石のアホさ」

いつも通りの日常があの日の醜態を忘れさせてくれる。何と言う奇跡、、、、でもふと思い出してしまう悲しさもあるのは何でだろうか。




























































































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