純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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 この人って何でこう素直にならないんだろうな、マジで

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「暫くこの家に居候させて下さい!冬人ふゆと兄様!さく君!」

「却下だ、帰れ」

「即答&辛辣!!」

拝啓、天国のママ、パパ、咲夜さきや兄さん、雅陽みやび姉さん、雅之まさゆき兄さんお元気ですか?俺は元気です。フユさんの長い様で短かった風邪も治ったその日、また新たな厄介ごと?が舞い込んで来ました。それがまさかの、村瀬むらせ家1番の常識人である夏人なつとさんが土下座で言うなんて想像もつかなかったのか、しょうがないと思う。

「、、ハァァ」

まず、何で夏人さんが土下座をしているかと言うと、フユさんの様子を診に来ると言う日でも会って訪れて少し雑談していたら急に真剣な顔になったかと思ったら、、、、


『兄様、あのさ、折りいって相談と言うか提案があるんだけど、聞いてくれない?』

『それを承諾するのは聞いてからだ。俺と朔羅さくらに損害があるのであれば受け入れない』

『凄い、弟相手でも容赦ない。俺、尊敬しちゃうね!』

『兄様だったら言うと思った。俺がさ今住んでるマンションは父様が所有してる内の1つだってのは知ってるよね?』

『あぁ、病院に勤務すると決まってから父さんが使わせてるんだろ。それがどうした』

『それが、その、、、、来週で取り壊す事が決まってて』

『『!!』』

『待て、そのマンションそんなに古くなかったよな。何でだ?』

『俺だって分かんないよ、なんか不備が見つかったので取り壊して新しく建て直すとかマンションの管理会社が言ってた』

『そうか。それで、取り壊すから、で俺に何の相談だ』

『いや、その取り壊したら俺住む場所の追われる訳でさ、だから、その、』

『その?、』

と、言う会話があっての先程の発言となっております。
まぁ、会話の中で次に言われる事はそれなりに見当は付いてた。マンションからこの家まであまり遠くないってのもあったのかなぁ。確か車で10分ぐらいだっけか。

「お願い!兄様!住まわせて!」

「却下と言っているだろう。実家にでも帰れば良いだろう」

「実家と病院まで微妙に距離遠いの!此処だったら普通に近いし、お願い!今から最短で家探そうにもむずいし、此処らへんに父様所有のマンションないし!兄様しか居ないの!!」

「お前が居たら俺と朔羅のイチャイチャ時間がなくなるだろう。2人っきりにもならないしな」

「兄様と朔君のイチャイチャタイムが毎日ある様にするから!必要以上に部屋から出ないからお願いします!兄様!」

「、、、、フユさん良いんじゃねーの?困ってるんだろうし、困った時はお互い様だしさ」

「、、、、だがな」

「兄様の大好きなウサギさんぬいぐるみ限定品持って来たからお願い」

「夏人さんに意地悪な事するフユさん、俺嫌いになるかもよ」

「分かった。そこまで言うんだったら、良いだろう」

「!、兄様!」

「ただし、長くて2ヶ月以内にはこの家から出て行け。その間に新たな新居を見つけて内見して契約を済ませておけ。分かったな?夏人」

「はい!分かりました!兄様!重々承知しております!」

ってな感じで、あれよあれわと夏人さんの同居が認められた感じである。俺と言うナイスアシストがあったおかげだと自覚はしている。

「それで何だけどね、住むにあたって荷物なんだけど、朔君手伝ってくれないかな?仕事が忙しくて中々出来なくて」

「全然良いですよ、今住んでいる家ですか?」

「いや、その家じゃなくて、、、、






















「まさかの村瀬家の方だとは思わなんだ」

「「ヤバい笑いそうになっちゃう」」

「うわっ、それはキツイ」

次の日、仕事の休憩時間に俺はメンバーの玲央れおいと、そしてすい君に事の顛末を話していた。いや、なんか話さないといけない気がして、、、、

「でも何でそっちな訳?普通荷物があるマンションの方じゃねーの?」

「フユさん家のマンション住めるとは信じてなくて、それよりも前に徐々に実家の方に荷物移してたんだって、、で、今回フユさんが風邪になった事で恩が売れて距離近くなったからって、、言う訳」

「ぁー、そう言う。でも、良いんじゃねーの?彼氏で番の実家訪問なんて、結構楽しそうだと俺は思うけどな」

「玲央、、良く考えてみろ。朔は今から自分に好意を向けている男達3人が居る家に行くんだぞ?それも全員がⅢ型以上で、あの村瀬冬人むらせふゆとと同等のスペックを誇ってる、、分かるか?」

「、、、、朔、嫌なら嫌って言っても良いんだからな」

「変な手のひら返しで笑える。一応大丈夫だって、あの人達優しいし、フユさんみたく変に強引じゃないし」

「僕は心配だな。朔って無防備だし、もしその3人に変な事されそうになったらすぐに僕に言ってね。ナックルか角材、それか、、、、ふふっ、を持って突撃するから」

「「「ごめん、糸怖いんだけど」」」

糸から溢れるオーラに俺達3人は慄いてしまった。たまに出るから怖いし、その笑顔の奥で何を考えているのかが理解出来ないからもっと怖い。、そうして倍で怖い。

俺達3人はそう心の中で思っているのであろう。糸は愛が重い。

「で、明日なんだろ?実家訪問、村瀬大先生は一緒なのか?」

「ううん、フユさんは普通に仕事。本当は付いて来たかったみたいだけど、なんか、野瀬のせさんが絶対に来いって言っててさ、めっちゃ凄いオーラ出してた」

「あぁ、、、、野瀬社長って多分平然と村瀬先生とか酷使出来そうな人だもんな。ユキさんがたまに愚痴吐いてた」

「あの人頼りにはなるんだろつけど、何考えてるのか分かんないよね、翠君」

「分かる分かる。俺達みたいな立場の事理解してるのかしてないのか分かんない目とか感情向けてくるしさぁ」

「ごめん、そこの小説家を恋人に持つコンビ、俺達の前で共通の人の愚痴みたいなの吐かないでくれ」

「ぁ、でも僕分かるよ。たまぁにだけど、まさ君から、のぞむ君からの視線がちょっと怖いとか、りつさん、あおさんコンビの絡み方が怖いとか相談されるし」

「、、、、メンツがメンツだし、納得しかねーよ。過保護だし、しょうがねー」

「まー君、可哀想に。今度、なんか持っていかなきゃだな」

「望君って以外と俺達に甘いし過保護なのは理解出来るけどたまに出る奇行が怖いのは超分かる」

何て俺達は思い思いに色々話す。翠君も年下で歳が近いからって事もあるし意外と俺達と話す事が多いんだよね。因みに、本人普段オーラ隠し過ぎて学校でアイドルだった翠だって気付かれてないのが凄い。
まぁでも、芸能人である翠君も普通の一般人の翠君、どっちも好きではある。

「、、、、俺達いつかは独身じゃなくなるんだよなぁ」

「「「ごめん、どう言う思考回路でそうなったんだ?」」」

「、、、まぁ、でも気持ちは分かる。俺達芸能人、それもアイドルとは言っても結婚はしたいしな。この中で1番早く結婚すると思うの誰か一斉に言ってみようぜ、、、、せーの、」

「「「玲央、」」」

「翠君、、、、、、って、即答で俺!?それも3人同意見かよ!?何で!」

「「「だって、思い続けた年月が、違うし、、、、ねぇ」」」

「お前ら此処ぞとばかりに俺をイジろうとしてんな、してるよな??」

俺達は結構年長組が居ない時は玲央をイジるのが好きだ。だって、色々分かりやすいし、、ねぇ。

恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながら言う玲央は結構可愛い。

「で、玲央は何で俺だと思った訳?年齢だからとかは無しな」

「、、、、俺会った事ないけど、その人が出た雑誌記事昔たまたま見てたんだけど、その時に、、、、

『Q、恋人さんとは結婚はいつまでにしたいですか?』

って言う質問に、、、、

『A、3年後までには、2年後に丁度色々終わるんで、』

って書かれてたんだよ。で、この雑誌が出たのが2年前の冬何だけど、」

「よし、ちょっと今から帰ってアイツはっ倒してくる。あの人、何晒してんじゃ、つかまだ結婚はしねーっての!」

「どうどう、翠君。まぁでもほら、好きな人と早く夫婦になりたいって気持ちは良い事だと僕は思うよ。僕だって正君と早く夫婦になりたいし」

「そうそう、それぐらい穂村ほむらさんは翠君の事が大事だって事なんじゃん、喜べば良いじゃん」

「、、、、ハァァ、2人がそこまで言うんだったら。でも、結婚のことは問い詰めてやる、、、、!」

「「「、、、、笑(素直じゃないんだから、この人は)」」」

俺達はそう目を合わせながら笑って心の中でそう思う。とりあえず、今の俺は村瀬家実家の訪問に心血を注ぐ事を第一にその次に、いずれ翠君が穂村さんと結婚したらフユさん達と親戚関係になると同時に俺もなると言うのが確定してて、色んな意味で怖い。

俺はそう思いながら、撮影に戻るのであった。


































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