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なんか久しぶりの2人っきり、、、、結構恥ずかしいです
しおりを挟む「ふぇぇぇん、ふぇぇぇん」
「よしよし、羅人。すぐに変えるからな」
「冬人兄様、オムツとお尻拭き持って来たよ」
「あぁ、助かる、夏人」
「パクッ モグモグッ、、、、」
「朔ちゃん、このマフィン美味しい?」
「美味しい」
「良かったぁ」
「楓斗、この食器片付けてくれ」
「りょうかーい、兄さん」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦、お元気ですか?俺は少し元気はありません。
8月下旬になり夏休みも終わる今日この頃、俺はマフィンを食べながらフユさんと羅人の2人を見つめる。
何故なら、、、、、、、、
「羅人、スッキリしたな」
「あぅ~」
「、、、、、、、、ハァァ」
フユさんと2人っきりになれて居ない事に少なからずイラつきを覚えてしまっているのに気付いたからだ。
「(ハァ、今までだったらこんな感情なかったのに、、、、、、、、それも我が子に嫉妬するとか馬鹿みたい!)」
俺は恥ずかしさを覚えてしまう。フユさんは此処数日は羅人にかかりっきりで、いや父親としては当たり前なんだけども、、、、そのせいで2人っきりになる時間はないし!!
「朔羅、羅人を寝かせてくる」
「ぁ、うん、分かった」
フユさんはそう言って2階の寝室に向かった。
部屋には監視カメラが設置されていて常に羅人の様子が分かるようになってる。
今のフユさんは羅人に付きっきりなんだよなぁ。我が子にこんな感情向けるなんて恥ずかしい。
「、、、、朔」
「ん?何、秋人さん」
「いや、体調悪くないか?」
「大丈夫だよ、、寧ろ元気だよ」
「本当か?」
「うん!元気元気今から走れるぐらいには」
「、、、、そうか、そう言うのだったら信じる」
「秋人兄さーん、洗濯物一緒に畳もう~」
「あぁ、分かった。朔、何かあったら俺に言うんだぞ」
「、、、、はーい」
言える訳ない。フユさんと2人っきりになりたい、何て独占したいなんて、、、、こんな感情言えない。
俺は悶々しながらもこの感情を押し殺すかのようにジュースを飲む。
「朔君、、、、少しは素直になっても良いんだよ。まだ17歳なんだから」
「!、、、、ありがとう、夏人さん。でも、俺は親だから」
「親の前に俺達にとってはまだまだ可愛い可愛い子供なんだよ。甘えて欲しいと願うのは、ダメかな」
「、、、、それは、」
夏人さんの言葉にそりゃあそうだ、と納得してしまった。
前までの俺だったら、多分素直に甘えてただろうけど、親になってから甘えるのが親としてはダメだって思っている自分が居るんだ。
「、、、、ありがとう、夏人さん。考えておくよ」
「そっか、、、、そうして貰えると嬉しい。大事な恋人を甘やかしたいんだ、甘えてくれると嬉しい」
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「と、言う事で兄様と朔君を2人っきりにしようの会です」
「夏君、ちゃんと説明お願い」
「まぁ何となくは分かるがな」
夜、俺の部屋に秋人兄様、楓斗兄様の2人を招集する。
「多分、朔君は無理してる。妊娠してから冬人兄様と2人っきりになってる時間は0に等しい。朔君は親として意識してる。だから多分甘えるって事を素直に気持ちを伝える事が出来ないんだと思う」
「、、、、確かに此処数日の朔からはそんな雰囲気を感じていたが、、、無理をさせているのは俺達にも責任はあると自負する」
「俺も!朔ちゃんって人一倍無理するし責任感が強いから、、、、でもそのせいで気持ちを押し殺すのは朔ちゃんの為じゃない!」
「そうだな。本人は気付いてるからこそ隠しているのは朔本人が1番辛い事になる」
「それを本人が大丈夫だと言い聞かせているのは朔ちゃんの為にもならないし、俺達だって悲しい」
「そうだな、楓斗。素直にさせる為には2人っきりにすると考えるとだ、、、、」
「「「夏休み内に2人を家から出させる」」」
俺達の意見は揃った。朔君は多分人一倍責任感が強く、優し過ぎる。親になったからその分親としての責任感で押し潰されて気持ちを殺している。
嫉妬しているとか辛い気持ちを隠して、親としての責任を全うしようとしているんだ。
俺はそう思いながら顔を顰める。
「とりあえず俺は三村さん&小川君に頼んで1日だけ仕事ない日作って貰う!!」
「お願い、楓斗兄様。俺は冬人兄様にお出かけしろってお願いする」
「そうだな、夏人。俺と楓斗で羅人を面倒を見れるし、、、、大丈夫だとは思うが」
「大丈夫にするんだよ!秋人兄さん!」
「そのいきだね、兄様」
そんな会話をして次の日早速楓斗兄様は行動をして俺も夜に朔君が眠った後に、冬人兄様と2人っきりになる。
「それで、話って」
「その、、、、羅人を産んでから朔君と兄様2人っきりになれてないじゃん」
「確かにそうだな。でも、それは夏人達もだろう」
「そうなんだけど、、、、兄様と朔君は旦那で朔君にとっては1番なんだよ」
「、、、、ハァ。確かに、朔羅が此処数日少しおかしいとは気付いていた。朔羅が素直になるのを待ってはいたがまさか夏人に言われるとはな」
「多分だけだ兄様と2人っきりなったら朔君は親じゃなくて、1人の少年に戻れて素直になれると思うんだ」
「そうだな。朔羅は周りを良く見ている分、無意識に無理をしたり自分に制限をつけてしまう」
そう目を伏せて言う冬人兄様の言葉に納得する。朔君は優し過ぎるし自分を犠牲する。それは自分の気持ちを無碍にする事でも出来るんだ。
「だが仕事はどうするんだ。1日休みを貰う事を今からやっても時間はかかるぞ」
「それなら大丈夫みたいだよ。楓斗兄様が頼んで今週末に休みを貰ってお出掛け出来るようになったから」
「用意周到だな笑、、、、だが、ありがとう、夏人」
「、、、、どういたしまして!」
兄様からの感謝に俺は嬉しくなる。多分、冬人兄様は本当に気にしているんだよね、朔君の事。その分どうしたら良いのかを俺達よりも考えているんだろうな。
「やはり夏人が朔羅と付き合ったのは良かったかもな」
「え、何でそう思うのさ」
「夏人が俺の次に朔羅の事を良く見ている」
「!、、、、アハッ、そっか、、、、そっかぁ笑、、、、嬉しいなぁ」
「だがちゃんと出掛ける日は羅人の事はよろしく頼んだぞ」
「了解、ちゃんと医者としても見るから安心してね」
「だが、羅人はママっ子だからな、朔羅が居ないと気付いたらグズらかもしれないな」
「、、、、その時はちゃんと朔君の曲聞かせる」
「そうだな、そしたら万事解決だな」
そんな会話をしていたら既に24時も過ぎていた。
俺はマグカップを洗ってお風呂に入って部屋に戻り寝る。
明日朔君に伝えた時の反応が楽しみだな、と思いながらね。
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お昼ご飯を食べていたら、フユさんの言葉に俺は飲んでたお茶を吹き出しそうになった。
「え、今週末にフユさんとお出かけ!?」
「あぁ、たまたまその日が休みになってな。朔羅も用事はないだろう」
「まぁ、ないけど、本当に良いの?」
「俺と出掛けるのは嫌か?」
「そんな事ないけど!、、、、ただちょっとビックリしちゃって」
まさかの2人っきりでのお出かけの誘いに正直言うと、ビックリよりも嬉しさが勝った。
まさか誘われるなんて思わなかったし、、、、してくれた事だけで嬉しい。
「そうか、良かった。その日は羅人は夏人達が見てくれる。だからその分俺とストレス発散で出掛けよう」
「、、、、うん。ぁ、俺服とかどうしようかな、わぁ、なんか悩むなぁ/////」
「フハッ、、、、久しぶりのデートだな。楽しみだな」
「で、デートって言うなよ///」
「デートなのには変わらないだろう、朔羅」
「そ、そうなんだけどさぁ」
俺は思わず顔を赤くしてしまう。何だろう、お出かけとデートだとだいぶ意味が違う。デート、デートかぁ、、、、うわぁぁぁ、、、、嬉しいけど恥ずかしい/////////
そう心の中で悶えていると、
「そこイチャつかないでくれる。お昼ご飯時に」
「良いんじゃない?夏君、2人のイチャつきは俺にとったら栄養だし」
「それは楓斗だけだろう。羅人、全部飲んだか?ゲップしような」トントンッ
「、、ケプッ、、」
「イチャついて何が悪い、夫婦なんだから」
「真顔で言うなよ、、まぁでもで、デート結構楽しみだよ」
「俺もだ。楽しみだな、」
俺とフユさんは目を合わせながらそんな会話をする。あぁ、、、、やっぱり、好きだなぁ、、、、フユさんが。
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