たんじょっ！～探検女子〜

探検部見に来たけどなんやねん

放課後、たつのは再び探検部部室前に訪れた。
『コンコン…』
「合言葉は？」
唐突の合言葉の要請にたつのは1ミリも動じることなく答えた。
「マ〇コ」
自信マンマンおマンマンな表情だ。
「え、あぁ……ええと、あ、え、あ」
逆に中の人が慌てふためく
「えっとぉ、あ、入ってくださいどうぞ。」
『ガタン！ガタン！』
たつのは扉を開けようと押したがどうやっても開かない。
「は？なんやねん、なんで開かんねん」
『ガチャガチャガチャガチャ』
｢あのぅ……｣
中から申し訳なさそうな声がした。
「なにぃ？！」
「ひゃっ！」
「なんや？！」
「引き戸です。」
『ガロロロロロロ』
するとそこにはたつのよりだいーぶ小さい女の子が立っていた。おさげの二つ結びだ。たつのは162センチだからたぶん、彼女は140センチ台だと思う。
「よ、よーこそ！探検部へっ！」
「おう」
『………………』
沈黙。
たつのが口開く。
「この部活てなにすんの、教えてや」
「は、はいっ！、えと、あの、」
「おう」
「現在部員は私と部長の2人です、えっとぉ、活動内容は、探検です、、探検っていうとですね、えぇーっと」
「まどろっこしいな君」
「は、はいっすいません」
「拙者、2年の秦野たつのと申す」
「は、はいっ！私は3年の鷺と申します、鷺 静花と申します、はい。」
「うおっ、先輩やったんか、、すんませんっす！！」
勢いよく頭をさげるたつの。
「あわわわ、いいんですよっ？！別に、はい。」
「さぎさん？さぎって詐欺師の詐欺？っすか？」
「違いますよっ！鳥の鷺です」
「失敬。」
「ハラキリですね、はい笑」
「え？」
「あ、えと、え？」
『…………』
「部長は？どこっすか？」
「もうすぐこられるかと、はい。」