(R18完結)星屑の申し子

如月紫苑

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第二章 肉体の誘惑

※31 躊躇は拒絶へと繋がる

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――――ぁああああ! イヤ、イヤァァァア!
 
 その熱い囁きを裏付けるかのように膣全体が痙攣をし始める。子宮が激しく何かを千切る程きつく締め付け、全身がビクンビクンと跳ねる。無意識に閉じていた腿を開き、丸めていた体を伸ばして両手を地面に着く。
「……っ、……っ……ぁあああ!」
 透明な肉杭は私が絶頂していても動きを止めず、酷く淫猥な音を立てて激しく奥を突く。

グポグポ ブポッ グポ
 
 揺れる焚火に照らされ、私は自分が信用する男達の前で体を蹂躙され、何度も絶頂を強制させられ、異質なものに深く犯されて悦ぶのを晒される。
 何度目か分からない絶頂に喉を震わせ、突き上げられて愛液を垂らす。そして力なく地面へと崩れ落ちる。
 全身が敏感で吹く風にもびくっびくっと体が痙攣を繰り返す。
「……ケイ……一体、何に、……その……」
 カレルの声が震えている。彼自身も分からない恐怖と羞恥と屈辱に喉を詰まらせ、私に触れるのを躊躇する。
 そして私に手を伸ばす。
 だが、躊躇した。
 その事実が私をより強い屈辱と羞恥を感じさせる。
「触ら……ないで。お願い……見ないで」
 傭兵は、私に拒絶されて、その場に踏みとどまる。
 私は涙で濡れた顔を彼から背け、自分の震える体を抱き締める。

――――いやだ、いやだ、いやだ、いやだ。たすけ――――
 
「ケイ」
 透明な声と冷たい指が私の頭を強引に持ち上げ、硬い胸元へと押し付ける。森の香りが私を包み込む。彼の艶々とした尻尾がまだ痙攣を繰り返す私の腰に巻き付き、彼の体へと押し付ける。
「大丈夫」
 私の姿勢が変わるとズボンの股がヌチャッと濡れた音を出す。彼の背中に回した震える手が彼のシャツを掴む。
「ケイ、終わった……?」
「……分からない。多分……今は、何も……」
 彼の尻尾が私を護るようにきつく巻き付いている。それに徐々に落ち着いて来る。だが執着心と屈辱感は、拭えない。
 私はフユウのシャツから手を離して体を起こす。
「ケイ、着替える。……そこ、何もいない」
 彼等の目から隠れる事の出来る廃墟の一角を指差す。私は無言で鞄を掴むと少しよろけながらそこへと向かう。
 ズボンを脱ごうとして手を見て愕然とする。
 私の爪先が黒く変色をしている。光沢のない、違和感のある黒。
 体内の奥深くにはまだ違和感がある。小さくなったが、まだ何かが子宮にいるような感覚。その精霊を体内に吸収してしまった影響がこの爪先の色として現れたのだ。

――――これから……どうなるの?

 星空を見上げる。
 禍々しい程の眩い無数の光が私達を観察している。
 そんな気がしてならない。
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