(R18G完結)吊り橋効果、上等

如月紫苑

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※12 激しい欲求

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 目を見開いて固まった明音がすぐに口を開いて俺の舌に絡めてくる。周りを忘れてヌチャッヌチュッと卑猥な音を立てながらお互いの唇を貪り合う。音がして明音が存在そのものを忘れていたコンビニの袋を落とす。袋に入ったままのボトルがコロコロと転がって俺の足元にあたる。
 彼は俺の頭を掴んで角度を変えて舌を絡ませてくる。明音のザラリとした熱い舌が俺の舌を撫で上げる。どちらともなく足を絡ませる。ハッハッと息の合間の鼓動が煩い。
 下腹部からぞくぞくと快感が上がってくる。ズボンの上から明音が躊躇なく俺の股間をしっかり握って形をなぞっている。もうすでに先走りが滲み出ている。
「は……ぁあ」
 止まらない快感が波になって体中に広がる。
 明音の腰を両手で引き寄せて俺の腰を押し付ける。布越しにはっきりと明音の硬く熱く立ち上がったものが擦れるのが分かる。ギチギチに張っている。彼は目を閉じて唇から出そうになる吐息を飲み込んでいる。

――――これが、欲しい

 俺は笑いながら自分の濡れた唇を舐める。背中の方からズボンの中に浅く指を差し入れて腰と尻が合わさる部分の凹凸をなぞる。筋肉がエロいカーブを描いている。もっと指を進めて硬い臀部を揉みしだく。汗ばっている肌がねっとりと手に吸いついてくる。ちょっと屈んでシャツ越しに乳首を甘噛みすると明音の胸筋がぴくりと反応する。本人は無意識に俺の後頭部を掴んでいる。
「ふっ……」
 唇で乳首を揉みしだく。シャツが引っ張られて俺の動きに一翼を担う。明音の肌が鳥肌立つ。
 俺は彼の服から手を抜き、乱暴に自分のシャツを脱いだ。頭を振って乱れた髪を流す。明音を見上げながら挑発的に笑う。
「明音」
 彼の唇を舐めながら煽る。ゆっくり舌を割って入れ、明音の体を後ろに押し倒す。木張りの上がり框で足がもつれる。後頭部を支え、口の中を好き勝手に犯しながら、古い畳に押し倒す。明音の上に跨ると熱い視線がねっとりと絡みつく。目元が紅潮して男の色香が増す。濡れた唇が色っぽい。
「逃げるなよ」
 その視線にぞくぞくしながら明音のズボンのボタンを外し、チャックを下げる。

――――……デッケーな

 右手で強弱を付けながら重量感のあるそれを揉みしだき、左手で亀頭の部分に軽く爪を立てる。ぴくっと体が跳ねる。人差し指と中指で器用に挟んで扱く。明音が眉間に皺寄せて感じている。彼のぎらつく視線に口角が上がってしまう。
「しようぜ」
 腕を引っ張られて体の位置を入れ替えられる。俺の脚の間に割って入り、俺の右足の親指、母趾に軽くキスをする。
「ふ……汚ねぇって」
 足を引っ込めようとするのに、しっかりと押さえ付けられる。
 チュッチュッと小さく啄むようなキスを繰り返す。サンダルで全力で長距離走ったせいで親指がアスファルトに擦れて切れている。母趾の股に出来た血豆も潰れている。砂利と砂と埃が血と汗に付着していて汚い。明音は俺に見えるように、俺の右足の指をベロっと舐め上げる。
「……っ」
 視線が絡み合う。獲物を狙う猛獣のように目を細めて笑っている。あの灰色の目が観察してくる。俺によく見えるようにベロっと指先を舐める。傷にぴりっとした甘い痛みが走る。長い舌で念入りに砂利を嘗め取られる。そのまま俺の母趾を口に含む。濡れた音がする度に甘い痛みがびりびりと走る。凄く気持ちが良い。皮膚が薄くなったかのように鋭い快感がする。涎が踵の方に垂れていく。それを明音はまた舐め上げる。唾液が冷たいのに絶えず熱く濡れた舌が俺の体温をもっと上げる。
「は……ぁあ」
 明音が右腕で器用に俺のジーパンのボタンを外す。ファスナーが下がる音に期待で背骨が伸びる。張り詰めた股間を明音の大きな手が擦り上げる。指で執拗に裏側をずり上げては先を軽く引っ掻く。
 もどかしい。無意識に腰が揺れる。
 明音はふっと笑って目を細める。やっぱり獲物をいたぶる猛獣にしか見えない。
「ふっ! マジ……かよ……」
 さっきまで俺の足の指をしゃぶっていた口が、躊躇なく俺の股間を咥える。
 ぬめっと濡れた口内の中で粗い舌の表面が執拗に俺を舐め上げる。呼吸が荒くなる。明音の触った場所がどこも甘い痛みでズクズクと脈打つ。先走りが止めどなく滲み出ては舐め取られる。
「……凄いな」
 自分の体の反応の良さが恥ずかしい。言葉に乗った明音の息がむき出しの皮膚を撫でてくる。
「トロトロ……いつもこんななのか?」
 指で亀頭をトントンと軽く弾いて、ツーと引く糸を見て笑う。触れる度にヌチャヌチャと音が漏れる。
「っ、うっせぇ」
 裸なんか見せ慣れている筈なのに。他人の体温なんか慣れている筈なのに。
 張り裂けそうに脈打っているものに明音が軽く唇を押し付ける。そんな子供のような軽いキスにさえも股間がぴくっと反応して先から透明な体液が滲み出る。隠しようのない欲望がいかにも「期待しています」と言っているようで更に俺の羞恥心を煽る。
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