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第二章 記憶の扉
15 傀儡師
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◇
パキッ
その小さな音に目を開ける。ゼノを抱き締めている俺の背中にくっ付いていたグンギも跳ね起きる。
まだ夜更け前だ。
外は静まり返っている。鳴いている筈の虫も静かだ。外の風の騒めきに混じって枯れ葉の踏まれる音が再び聞こえる。
――――この皮膚に突き刺さってくるような殺気……動いたか
外の影から暗殺者の押し殺している気配がする。俺は傀儡達によって過度に敏感な感覚を研ぎ澄ます。
音を立てないように身を起こし、隣でまだ寝ているゼノを見下ろす。額には僅かな汗粒が浮かび上がっている。また嫌な事を思い出しているのだろうか。
――――狙いは間違いなく、こいつだ
グンギがシーツからゆっくりと這い出す。
その瞬間、ドアの横の影が動く。
グンギはすぐに影に飛び掛かる。
暗殺者の腕が跳ね上がる。
スピードが重視の暗殺だ。だが俺の傀儡相手にはならない。スピードだけではなく腕力もあるグンギに押され、伸び上がったグンギに喉を嚙み切られる。
全て一瞬の内の出来事だ。
暗殺者は呻き声を上げる間もなく崩れ落ちる。
ガタン
「……ジーク? グンギ?」
背後を見るとゼノが起き上がって俺達を見ている。目を大きく見開き、顔は青褪めている。
彼の方へと戻って震える体を抱き寄せる。
グンギは無言で遺体を窓際へと引き摺って彼の視界に入らないようにしてくれる。
ゼノが俺のシャツをきつく握る。指先が小刻みに震えている。彼の小さな掠れた声が聞こえる。
「来たのか? どうしよう……震えが止まらない……」
「止まるまで俺にしがみ付いていればいい」
「君は……最低だと思っていたのに……」
「ははっ、俺は最低なゲスだよ」
彼をリラックスさせようと軽く笑って返す。彼は俺を軽く睨み付けてからすぐに目を逸らす。
「……ゲスだが……優しいゲスだ」
――――ゼノらしい褒め方だな
笑い出しそうになるのを我慢する。
意識が突然、外へ引っ張られる。いい雰囲気なのにそれを邪魔されるのはムカつく。
――――あと十人ぐらいか? ……多いな
「ゼノ……折角その震えが止まってきているのに悪いが、まだ少し続くぞ」
低く耳元で呟くと、ゼノが顔を上げる。恐怖と心労の混ざった瞳が俺を見つめる。俺はその視線を受け止めながら、口の端を上げる。
「大丈夫だ」
外に意識を向ける。夜闇に溶け込んで忍び寄る複数の気配を感じる。上手く潜んでいるが獣並みに敏感な俺には殺意を隠しきれていない。
――――一気に叩く方がゼノへの悪影響は抑えられるな
俺は立ち上がって床に両手を着く。意識をもっと深く、深く、深く、地中へと沈み込ませる。
「お前等、来い。そいつ等を歓迎してやれ」
ガタ ガタガタガタ
地面が揺れ出す。地震は徐々に激しくなる。
ゼノはすぐにベッドから飛び降りてしゃがむ。グンギは慌てて左右を見て恐怖に小さな声を漏らす。
俺は両手を広げて繋がっている傀儡を手繰り寄せる。
「これは……ジーク?」
ゼノの声に俺は口角を上げる。
「傀儡師については思い出したか?」
「一応。魔導師の一種で普通は傀儡を一、二体しか持てないとだけ」
「俺は少々特殊でな。俺は傀儡が何人いると思う?」
ゼノが困惑した表情で俺を見る。
「グンギと俺? ……あ、タッピーもか? 三体……三人?」
俺が「人」と言ったのを合わせてくれる。
――――少し優し過ぎるのも狙われやすい理由だな
「俺は依頼を引き受けて仕事をする傀儡師だ。昔から王族の汚れ仕事を引き受ける事も多い。お前といた時に声かけてきた奴等も王族からの依頼だ。あの時はお前の暗殺依頼をするつもりだったのだろう」
ゼノが青褪める。唇が震えている。
「……なんとなく……聞いた事ある気がする。父や兄は足が付いたら危険な事案に関しては強い傀儡の魔導師を使う時があるって」
「あぁ、それは多分俺の事だな」
――――ゼノは俺の事を話していなかったのか。王もゼノを王座に座らせるつもりがないのか?
最悪、王は貴族を操る選択肢があるのとないのでは、大きくその権力の影響力が変わってくる。傀儡師の存在と連絡方法を王妃と第一王子には教え、第二皇子に教えていないとなると、王はゼノを後継者にと考えていない事になる。
――――もっともあのバカ王の事だから自分の事以外は全く何も考えていない可能性もあるけどな
俺はドアを開ける。
「見てみな。これが俺の傀儡だ」
ゼノとグンギが外を覗く。ゼノの喉の奥で変な音がする。
外は一面、血の海だ。
タッピーが空から急降下をしてその鋭いくちばしと爪で暗殺者を斬り落とす。
そしてうねるモンスター。様々なサイズの毒牙を持つワーム・モンスターが暗殺部隊の脚に絡みつく。
地面の至る所から大型の乳白色のワームが頭部を出している。円形に開いた口内に五列の鋭い歯列が並んでいる。小さいのは猟犬のサイズ、大きいのは闘牛位の幅がある。それがうねりながら地面から頭部を出して暗殺者の四肢に食らい付く。
「……一体……何体の……傀儡がいるんだ?」
「これで全員だ。自我を持たない傀儡が八体、ペットのタッピー、そしてお前達二人。今は計十一人。俺も過去一番多い人数だな」
「過去一番って……傀儡をこんなに同時に操れる傀儡師なんて聞いた事ない。私の記憶はまだ曖昧だが、超人を通り越して前代未聞だろ」
「俺も聞いた話だと同時傀儡は最高五人だったそうだ」
「……凄い」
「俺が何故ゼノにこれを明かしたか分かるか?」
「……私の信用を得る為か?」
「シンプルに言えばそうだが、要は『俺は強い』『お前に俺の全てを教える』の二つが言いたかった。信用は一方通行じゃ成り立たない」
「見せてくれた理由は理解出来たが……それは私に教えていいのか?」
「王に伝わればヤバいな。あいつは間違いなく軍事利用しようとするだろう」
「じゃあ尚更私が知ってはならない秘密じゃないか!」
焦るゼノを見て目を細める。
「……俺はお前を信用している」
彼は俺を弾かれたように見る。彼の頭を一度撫でるとドアの向こうへと歩み出す。
「気分悪くなるかもだが、見ておけ。これも俺だ。そんなに恐れないでいい。俺が絶対にお前を護ってやる」
グンギの興奮が上がってくる。彼に手を伸ばし、外へと引っ張り出す。
「好きなように戦え、グンギ。暴れてくるといい」
俺のグールは骨を軋ませながら嬉しそうに体を伸ばす。流石に好戦的な上級モンスターだ。
驚異的な距離を跳躍する。
上空では鷹の力強い翼が羽ばたく。
俺に向かって来た敵をワームが下から喰らいつく。
最後の断末魔が空気に溶け込み、消える。
ワーム達は地面の中へと潜り始める。
辺りは再び静粛に囲まれる。
空気が血の匂いが肌に絡み付くようだ。
ゼノは再び抑えの効かない震えで唇が青ざめている。
俺は彼に近寄り、彼の顎を持ち上げる。
パキッ
その小さな音に目を開ける。ゼノを抱き締めている俺の背中にくっ付いていたグンギも跳ね起きる。
まだ夜更け前だ。
外は静まり返っている。鳴いている筈の虫も静かだ。外の風の騒めきに混じって枯れ葉の踏まれる音が再び聞こえる。
――――この皮膚に突き刺さってくるような殺気……動いたか
外の影から暗殺者の押し殺している気配がする。俺は傀儡達によって過度に敏感な感覚を研ぎ澄ます。
音を立てないように身を起こし、隣でまだ寝ているゼノを見下ろす。額には僅かな汗粒が浮かび上がっている。また嫌な事を思い出しているのだろうか。
――――狙いは間違いなく、こいつだ
グンギがシーツからゆっくりと這い出す。
その瞬間、ドアの横の影が動く。
グンギはすぐに影に飛び掛かる。
暗殺者の腕が跳ね上がる。
スピードが重視の暗殺だ。だが俺の傀儡相手にはならない。スピードだけではなく腕力もあるグンギに押され、伸び上がったグンギに喉を嚙み切られる。
全て一瞬の内の出来事だ。
暗殺者は呻き声を上げる間もなく崩れ落ちる。
ガタン
「……ジーク? グンギ?」
背後を見るとゼノが起き上がって俺達を見ている。目を大きく見開き、顔は青褪めている。
彼の方へと戻って震える体を抱き寄せる。
グンギは無言で遺体を窓際へと引き摺って彼の視界に入らないようにしてくれる。
ゼノが俺のシャツをきつく握る。指先が小刻みに震えている。彼の小さな掠れた声が聞こえる。
「来たのか? どうしよう……震えが止まらない……」
「止まるまで俺にしがみ付いていればいい」
「君は……最低だと思っていたのに……」
「ははっ、俺は最低なゲスだよ」
彼をリラックスさせようと軽く笑って返す。彼は俺を軽く睨み付けてからすぐに目を逸らす。
「……ゲスだが……優しいゲスだ」
――――ゼノらしい褒め方だな
笑い出しそうになるのを我慢する。
意識が突然、外へ引っ張られる。いい雰囲気なのにそれを邪魔されるのはムカつく。
――――あと十人ぐらいか? ……多いな
「ゼノ……折角その震えが止まってきているのに悪いが、まだ少し続くぞ」
低く耳元で呟くと、ゼノが顔を上げる。恐怖と心労の混ざった瞳が俺を見つめる。俺はその視線を受け止めながら、口の端を上げる。
「大丈夫だ」
外に意識を向ける。夜闇に溶け込んで忍び寄る複数の気配を感じる。上手く潜んでいるが獣並みに敏感な俺には殺意を隠しきれていない。
――――一気に叩く方がゼノへの悪影響は抑えられるな
俺は立ち上がって床に両手を着く。意識をもっと深く、深く、深く、地中へと沈み込ませる。
「お前等、来い。そいつ等を歓迎してやれ」
ガタ ガタガタガタ
地面が揺れ出す。地震は徐々に激しくなる。
ゼノはすぐにベッドから飛び降りてしゃがむ。グンギは慌てて左右を見て恐怖に小さな声を漏らす。
俺は両手を広げて繋がっている傀儡を手繰り寄せる。
「これは……ジーク?」
ゼノの声に俺は口角を上げる。
「傀儡師については思い出したか?」
「一応。魔導師の一種で普通は傀儡を一、二体しか持てないとだけ」
「俺は少々特殊でな。俺は傀儡が何人いると思う?」
ゼノが困惑した表情で俺を見る。
「グンギと俺? ……あ、タッピーもか? 三体……三人?」
俺が「人」と言ったのを合わせてくれる。
――――少し優し過ぎるのも狙われやすい理由だな
「俺は依頼を引き受けて仕事をする傀儡師だ。昔から王族の汚れ仕事を引き受ける事も多い。お前といた時に声かけてきた奴等も王族からの依頼だ。あの時はお前の暗殺依頼をするつもりだったのだろう」
ゼノが青褪める。唇が震えている。
「……なんとなく……聞いた事ある気がする。父や兄は足が付いたら危険な事案に関しては強い傀儡の魔導師を使う時があるって」
「あぁ、それは多分俺の事だな」
――――ゼノは俺の事を話していなかったのか。王もゼノを王座に座らせるつもりがないのか?
最悪、王は貴族を操る選択肢があるのとないのでは、大きくその権力の影響力が変わってくる。傀儡師の存在と連絡方法を王妃と第一王子には教え、第二皇子に教えていないとなると、王はゼノを後継者にと考えていない事になる。
――――もっともあのバカ王の事だから自分の事以外は全く何も考えていない可能性もあるけどな
俺はドアを開ける。
「見てみな。これが俺の傀儡だ」
ゼノとグンギが外を覗く。ゼノの喉の奥で変な音がする。
外は一面、血の海だ。
タッピーが空から急降下をしてその鋭いくちばしと爪で暗殺者を斬り落とす。
そしてうねるモンスター。様々なサイズの毒牙を持つワーム・モンスターが暗殺部隊の脚に絡みつく。
地面の至る所から大型の乳白色のワームが頭部を出している。円形に開いた口内に五列の鋭い歯列が並んでいる。小さいのは猟犬のサイズ、大きいのは闘牛位の幅がある。それがうねりながら地面から頭部を出して暗殺者の四肢に食らい付く。
「……一体……何体の……傀儡がいるんだ?」
「これで全員だ。自我を持たない傀儡が八体、ペットのタッピー、そしてお前達二人。今は計十一人。俺も過去一番多い人数だな」
「過去一番って……傀儡をこんなに同時に操れる傀儡師なんて聞いた事ない。私の記憶はまだ曖昧だが、超人を通り越して前代未聞だろ」
「俺も聞いた話だと同時傀儡は最高五人だったそうだ」
「……凄い」
「俺が何故ゼノにこれを明かしたか分かるか?」
「……私の信用を得る為か?」
「シンプルに言えばそうだが、要は『俺は強い』『お前に俺の全てを教える』の二つが言いたかった。信用は一方通行じゃ成り立たない」
「見せてくれた理由は理解出来たが……それは私に教えていいのか?」
「王に伝わればヤバいな。あいつは間違いなく軍事利用しようとするだろう」
「じゃあ尚更私が知ってはならない秘密じゃないか!」
焦るゼノを見て目を細める。
「……俺はお前を信用している」
彼は俺を弾かれたように見る。彼の頭を一度撫でるとドアの向こうへと歩み出す。
「気分悪くなるかもだが、見ておけ。これも俺だ。そんなに恐れないでいい。俺が絶対にお前を護ってやる」
グンギの興奮が上がってくる。彼に手を伸ばし、外へと引っ張り出す。
「好きなように戦え、グンギ。暴れてくるといい」
俺のグールは骨を軋ませながら嬉しそうに体を伸ばす。流石に好戦的な上級モンスターだ。
驚異的な距離を跳躍する。
上空では鷹の力強い翼が羽ばたく。
俺に向かって来た敵をワームが下から喰らいつく。
最後の断末魔が空気に溶け込み、消える。
ワーム達は地面の中へと潜り始める。
辺りは再び静粛に囲まれる。
空気が血の匂いが肌に絡み付くようだ。
ゼノは再び抑えの効かない震えで唇が青ざめている。
俺は彼に近寄り、彼の顎を持ち上げる。
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